ごった煮

創作用。まとめ

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ウィッチ】其の壱

グラウンドサークル

楡の匙、ラライアの碧碗、純銀の椅子……
何が起こるか分からないなら、無駄な備えは一つもない。

プリンセスウィッチ・メルヴィ

プリンセスは、皆に好かれちゃう存在なんだって!
皆を虜にしちゃう、魅力的なプリンセスかぁ……
はぁ……ちょっとずつでも近づけてるのかなぁ……?

ううん……プリンセスは、落ち込んじゃ駄目だよね。
皆に好かれるには……まず、皆を好きになるところから!
皆の素敵なところ、いーっぱい見つけてあげるんだから!

符術の門弟

――『陰陽道伝来書:兵』
陰陽道、歴史の陰に日向にあらはれ給ふ。
いづれの御ときにか、都にて、占術として流行りたり。

――『陰陽道伝来書:闘』
恋のなやみ、病のはやり、戦のゆくへ、さながら過たず。
あてなる人々、陰陽道を好み、日々の中に用いたり。

猫の奇術師

――其は《杖の九》、示すは《警戒》。
眼を開け。耳を澄ませよ。真理は汝の傍らに。
弛まず研ぎ澄まされし精神は、不可能すらも可能にする。

――其は魔石の操り手、折れぬ精神を持つ者。
飛び交う石は宙を舞い、不可思議なる方陣描く。
繰り出す魔法は不退転。勝機を確かに見極める。

アクセルヒーロー・マイザー

俺は、このレヴィールが好きだ。
そりゃ犯罪は多いし、みんな貧乏で色々大変だけどさ。
俺が悪い奴を捕まえて、もっといい場所にしてみせる!
よっし!マイザー、今日も元気にパトロールだ!

……本当は分かってる。簡単に、世界は変わらない。
罪は減らない。罰は足りない。分かってるよ、そんな事。
でも俺はレヴィールが、ここに住む皆が、好きなんだ。
だからさ――『加速』して終わらせるぜ!

リトルメイガス・アリステラ

この僕、アリステラ・アレテイの頭は全空一さ。
名門アレテイ家の再興を担ってるんだからね。
……アレテイを知らない?君、もっと勉強したら?

正論を言いすぎる?君、何もわかってないんだね。
常に正しく、強くあらねば。それが学道の世界だ。
僕が志すのは、父のような……知の大巨人なんだから。

フラワリングマジシャン・マリー

お花のマジック摩訶不思議!何でも綺麗に変わっちゃう!
あなたの胸にありますね、何だかモヤモヤ、退屈のタネ!
ではでは私がそのネタで、楽しさの花を咲かせましょう!

あの子はね、おんなじ師匠に教わった弟子仲間だよ!
笑顔と花のマジック、いつか共演出来たら……あぁっ!?
ちょっとマリー、昔、花に変えた私の金貨はー!?
――笑顔の奇術師・サミー

スペリオルコントラクター

均衡を護ると誓った、幻獣王の秘文。白光の書。
真理の鍵と引換に、厄災との闘争が宿命づけられる。
その秘奥の門を開錠し――幻獣王の新たな主が誕生した。

厄災との闘争を記した、幻獣王の証文。漆黒の書。
邪なる悪を喰らい、暗黒の理さえ真理の金剛板に刻む。
幻獣王の大命を果たし――少女は表裏の極致へと至った。

知恵の光

知恵ある者に、知識は集まる。

 

天才美少女錬金術カリオストロ
バカでもわかるスパルタ錬金術講座☆
はっじまっるよー☆

実験開始

さぁ!はっじめるよ~♪

マナリアの知識

「鬼ですぅ、悪魔ですぅ、宿題おおすぎですぅ!!」
「ルゥさん!諦めたらいけませんわよっ!」
――マナリア魔法学院の生徒たち

エレメンタル・マナ

母より子らへの贈り物。
魔術師たちが受け取ったのは、元素煌めく多色のマナ。
新たな魔術を拓くために、マナは彼らに力を齎す。

エクステンドマジック

実験は大成功だ。ああ、自分の才能が怖い。
――魔術師、荒れ果てた書斎にて

未知の究明

未来の英雄も今は赤子。未来の大樹も今は種。
この呪文も――今は、ただの魔法。

ナイフトリック

さぁて、お立会い!タネも仕掛けもございます。
――幻惑の奇術師

 

さぁさぁ、皆様お立会い!
タネも仕掛けもございます!

グランドブレイク

大丈夫、踏み外したんじゃない。
あんたの踏む場所はもうないの。
――哄笑する魔女

ギルド会議

「適材適所の仕事こそ、連合を組んだ意味というもの!
ついてはだ、肉体労働、雑用諸々、有難く請け負え!」
「応。そちらには美しき知恵を頼む」「……やれやれ」
――イズニアの軌跡・9

ストーンバレット

『魔女の礫』
――「返事は不要」を意味する魔術師の比喩

陰陽の秘法

「万物浅識、『その程度が真実?ペラくてダセーよ』」
――陰陽の開祖・クオン
「ならば晒せ。その深奥を見せてみよ」
――真実の絶傑・ライオ

チャームマジック

魔女たるもの、色ではなく魔法を仕掛けよ。

くず鉄の練成

あり合わせだけど、ないよりましでしょ!

 

ありものだけど、意外とありでしょ!

魔女の大釜

劇薬なのか、妙薬なのか、はたまた今日の昼食なのか。それを知るのは彼女のみだ。

 

レシピ:黒蜥蜴の尾、炎蛇の粉末、蝙蝠の心臓。
――魔女のメモ書き
追加:新しい鍋。
――魔女の慌てたメモ書き

星見の望遠鏡

星の光は未来の光。
故に、星を知ることは未来を知ることと同義である。

神秘の魔法陣

「お前さんには、言いたいことが二つほどある。
手紙の代わりに、コイツで届けよう――
読み解けるかな?」
――熟練の魔術師

ルーキーマジシャン・サミー

よってらっしゃい見てらっしゃい!この大魔術師様のあっと驚く素敵なマジックショー!どう?ビックリした?お友達に宣伝してよね!

一、二の三で…はい、この通り!どう?アタシのマジック、楽しんでもらえたかしら?次回も、お楽しみにね!

ペンギンウィザード

飛べない鳥は、空を泳ぐ日を夢見て魔力を錬る。

飛べない鳥は、ひたすらに魔力を錬る。果てなき魔導を極めれば、その背に翼が生えると信じて。

クラフトウォーロック

魔術師は、死してもなおその知識を次代に託す。

悪しき者にその身を焼かれ、灰と化そうとも…培った知識は永遠に受け継がれる。

ルーキーアルケミスト

うぬー…材料は間違ってない。手順も教本通りだし、これで霊薬ができるはずだけど…んん…竜石を増やしてみるかな。

あれ?これ、もしかして…。うーん、これ、新しい霊薬だよね…文献に無いし。まさか秘薬が出来ちゃうなんて…やっぱり失敗は成功の母だね。

スカラーウィッチ

私の魔法陣は物質の構成要素を読み解くことが出来るの。つまらないこの世界も…魔法陣を通じて見れば…こんなにも綺麗なのよ。

分析すればするほど世界を深く理解できるの。ほら…アナタもこっちに来て御覧なさい。アナタが見たい物を、全部見せてあげるから…。

古き魔術師・レヴィ

ホッホッホ…お若いのよ、ワシがただの老いぼれに見えるか?アヒャヒャ!その通りじゃよ!ワシは年老いた、しがない魔法使いじゃ!

ふむ…老いぼれにはこれが限界かのぉ。じゃが、逝く前に、ちとカッコつけていかんとな。…ハァッ!我が敵よ、去ね!

マナリアウィザード・クレイグ

くっそぉ…魔術が暴走しちまうなんて!みんな…ごめん!俺に力を貸してくれ!

俺一人じゃ、魔術の暴走を抑え切れない…。けど、みんなが居れば大丈夫だ!だから頼む!俺と一緒に戦ってくれないか!

ドワーフアルケミスト

小柄な見た目、華奢な体躯、しかしその身に秘めし叡智は無限。

小柄な見た目、華奢な体躯、しかしその身から取り出されし秘法は無限。

学院の新入生・ルゥ

えぇ~っと、学院ってどこでしたっけ?アッチ?コッチ?ソッチ?ドッチ?……あうぅ、遅刻しちゃうですぅぅ!

ふぃぃ、どうにか到着できたですぅ。よぉっし、これから頑張って立派な魔法使いになるですよぉ!怖いことにも楽しいことにも、ぜんぶに挑戦しちゃうですぅっ!

幻惑の奇術師

タネも仕掛けもありますが……見破れるかどうかは別のお話。さぁて、お立合い!珍しくも恐ろしき、不死の秘術をお見せしましょう!

凍てつかせても、燃やしても。斬って、貫いて、叩き潰しても。私は何度でもこの場に現れます。貴方がタネと仕掛けを見破れるまで、ずっとね……。

スイーツウィッチ

魔女が作ったお菓子なんて、すっごいブキミで食べたくないよね……。でも、一生懸命がんばったんだよ?

いつかお店を開けたら……そう思って毎日お菓子を作ってるんだ。魔女にだって、叶えたい夢くらいあるんだよ?

マナリアカーバンクル

マナリア学院の裏庭、深緑の森に暮らす小さな幻獣。額の宝石に魔力を貯めこみ、萌芽の栄養に変換する力を持つ。

春の初め、幻獣は最も重要な役割をこなす。冬に貯めこんだ魔力を解き放ち、新入生を歓迎する為の花畑を造るのだ。

マジックオウル

使い魔を単なるしもべと同視するべきではない。
彼らは掛け替えのない友であり、頼れる同胞である。
魔術師の孤独を癒し、その危機を救う者なのだ。
――『使い魔指南』、第一章

その献身に甘えず、その忠実さに依存せず、
使い魔に相応しくあるために、己を磨くべきだ。
さすれば彼らは更なる力をもって汝の助けとなるだろう。
――『使い魔指南』、第六章

星読みの魔女・ステラ

お星さまの力ってご存知ですかぁ?
ぴかぴかって、きらきらって、すっごいんですよ!
夜空に浮かぶお星さまを見つめれば、
きっとあなたもお星さまが好きになるはずですっ!

お星さまの光って、魔力をたっくさん含んでるんです!
だからその力を受け取れば……ほら!
魔物なんていちころなんですよぉ!
……たまぁにやりすぎちゃいますけど。あはは!

術式の教師・ジル

マナリアにようこそ、未来の有望なる魔術師の諸君。
私が知る魔術の全てを伝えましょう。

外で爆発音がした?
あぁ……きっと、ミランダでしょう。
あの子も昔から変わらない、可愛い生徒です。

未来視の魔女

未来はこう、フワッとしてるの。
だから言葉にするなんて無理なのよ。
あなたの未来を言うならば……
ごぉぉ?ぴきーん?って感じかしらね。

あなたの未来は、ごぉぉって感じで、ぴきーんって感じ。
……え?それじゃあ分からない?
だったら、ちょっと待っててね?
ごぉぉって燃やして、ぴきーんって凍らせてあげるから。

獣面の魔術師

魔法を学んで幾数年。
気が付きゃあ、二本足で立ってたぜ。
人間になれる日も近いかもな!

魔法を学んで幾数年。
まだまだ俺は半人前さ!
でもいつか、あの子に気持ちを伝えるんだ!

マナリアの竜術士

マナリアか、懐かしい場所だ。
今も昔も変わらないな……。
己が魔術を研鑽する、若き者たち。
そして――そこに踏み入る、暗愚の輩も。

若き者の未来を踏み荒らすのならば、
この俺とて容赦はできん。
――俺が俺でいる内に、この学園から去るがいい。

ブラックウィッチ・アンナ

「ヘイラッシャイ!ヨクキタナ!」
「あ、ああああのっ!
……あなたたちは……幻覚じゃ……ないよね……?」

「こんなボクだけど……いつかお婆さまみたいな、
人の役に立てる魔女になりたいんだ……」
「ソノイキダゼ、アンナ!」
「で、でも……外は……ちょっと日差しが……」

マナリアナイト・オーウェン

今の私は騎士ではなく、マナリア魔法学院の一生徒。
ならば学徒らしく魔法を学び、
陰から姫様を見守りましょう。

姫様に危機が迫った時には、
我が知識と力を解き放ちましょう。
刃断ち、魔法を斬る我が剣技……
……止められるものなら、止めてみせよ!

真実の使徒

我が手に真実、汝に虚偽。
汝の本質は汝の奥底に揺蕩っている。
解き放て、呼び覚ませ、命の意味を全うせよ。
さすれば真実は開かれん。

理の三、真実に至れ。
真実とは即ち、原初の欲求。
あるがままに振る舞うことこそ、命の定め。
――『真実の協会』、使徒の教え

ラビットメイジ

異端は魔術の始まり。
人の言葉を解せる兎よ、決して嘆くことはない。
お前は群れを失うが、大いなる英知を得るのだから。
――気まぐれな魔術師

魔術は正統の証。
正しく力を振るう限り、魔術はお前に応えるだろう。
お前は群れに戻るがいいさ、大いなる英知と共に。
――気まぐれな魔術師

ハンマーソーサラー・ジオス

「やれやれ、年はとりたくないものだ。
敵一つ片づけるのに、長ったらしい詠唱が必要とはな」
「おい、あの男……たった一人で何をするつもりだ?」
――ハンマーソーサラー・ジオスと、敵軍の将校

「やれやれ、年を重ねすぎたな。
たかが千人潰すのに、こうも時間がかかるとは」
「あ、あのハンマーは一体……う、うわああああ!?」
――ハンマーソーサラー・ジオスと、敵軍の将校

マナリアリッチボーイ・シラティ

あーっはっはっは!
マナリアの諸君!お金持ちたる、ボク様の登場です!
貧民たちには、挨拶代わりの小銭をくれてやりますとも!
爺!バラ撒く財宝の用意を!

ボク様は生まれながらにして……
全ての上に立つことが宿命づけられているのです!
どこでも一番になるのはそう、お金持ちたるこのボク様!
爺!感動の涙を拭う、ハンカチの準備を!

機械生命体

魔導研究者たちは新たなる実験に成功した。
人の手を借りずに動く、金属製の疑似生命の誕生である。
少ない魔力でも同型と連動し、出力を向上する。
――魔導集会の研究報告書・2

奇妙な機械の助力により完成した魔導生物は素晴らしい。
だが一部の魔導師たちが、機械技術に反論を申し立てた。
あの連中を説得するのは、困難を伴うな。
――機械魔導に関する聞き取り・2

魔術の王・ソロモン

「その手に指輪、天地を統べる大いなる指輪。
真鍮は天を、鉄は地を従える叡智の指輪。
王の名はソロモン。魔術の始祖にして王、ソロモン。」
――『戯曲:始祖なる術師』、序章

「神は問うた、宿命を背負いし王へと問うた。
望みは何や。願いは何やと。彼は答えた、一言答えた。
知を。まだ見ぬ大いなる知を、と。」
――『戯曲:始祖なる術師』、終章

ジェットウィッチ

核による変質の影響は、新たな発見を生み出していた。
魔力を増大させるのではなく、消費の効率を上げる手法。
カニカルソーサラーが聞けば、歯噛みするだろう。
――魔法結社の研究記録・1

おじーちゃん、魔力は確かに盛れてっけど……
盛るだけじゃなくて、効率も大事っしょ!
ちょっとの魔力で、こんなに映えるし!
――ジェットウィッチからメカニカルソーサラー

ライトニングキャット

キラキラ光る、速いもの……猫は夢中になるわよね。
戦場のあらゆる雷は、あの子にとって玩具なの。
――ライトニングシューター

ふわふわの毛で雷とじゃれて、ゴロゴロ喉を鳴らして……
……もう、痺れちゃうくらい可愛いわ!抱っこしちゃう!
――ライトニングシューター

アースエレメンタラー

土の元素――静止。安定。物質の土台、重量を司る物よ。
ノームの名の下。方角は北。汝、冷たく乾くもの。
どうか、教えて。……私、ちょっと太ったかなぁ……?

土の元素――静止。安定。物質の土台、重量を司る物よ。
ノームの名の下。方角は北。汝、冷たく乾くもの。
どうか、お願い。私の体重、軽くしてくださぁい……!

豪腕のゴーレム

【主任】周期的な制御不能行動の再現を確認。
【担当】奇妙な行動を繰り返している。実験を続けねば。
【見習い】アイツ、時々変なポーズするよなぁ……。
――ある工房の実験記録

【主任】動作確認の延長、或いは報酬系の錯綜?
【担当】振り向く動作を確認、何かを求めているのか?
【見習い】あれって、褒めて欲しがってるのかなぁ?
――ある工房の実験記録

ゲイルエレメンタラー

風の元素――揮発。中断。柔和な持続。流転を司る物よ。
シルフの名の下。方角は東。汝、熱く湿るもの。
風が吹けば、俺が儲かる……一儲けさせてもらうぜ。

風の元素――揮発。中断。柔和な持続。流転を司る物よ。
シルフの名の下。方角は東。汝、熱く湿るもの。
明日も俺の風が吹く……商売敵は吹き飛ばす。

マジカルラット

フッ……私の炎に見惚れたチュー?
この炎は、私と同じチュ……
近づきすぎると、火傷するチュー。

フッ……貴方へ贈る光だチュー。
この光は、貴方に似てるチュ……
眩しくて、目がくらむようだチュー。

マシンフォーチュンテラー

核による変質の一端は、魔道具開発の中で発見された。
機械製の魔道具は、精緻な分析による占いを可能にした。
魔力を解析、再現する……機械ならではの機能と言える。
――魔導集会の研究追加報告書

機械の魔術が目指したのは、魔力による万象の掌握。
地水火風、全てを解析すれば、森羅万象は自在となる。
最新の魔術の本質とは、全てを御することである。
――増幅の理論

大地の魔女

大地の元素――安定。中断。重量と流転を司る物。
土と風の元素を組み合わせると……大地の元素なんです。
重い物だって、沢山動かせます……すごいなぁ……。
――アースエレメンタラー

降るべき雨は降らず、照るべき日は照らず。
歪められた森羅万象に、元素の精は力を失う。
最古の魔術は、最新の技術に蝕まれていた。
――元素の術理・2

境界の魔道士

白けちまう相手じゃなくて、本気の勝負がしたいのさ。
俺の眼が黒いうちは、ハンパな奴には負けねぇけどな。

へぇ、アンタ……なかなか面白いじゃねぇか!
それじゃ、本気でいくぜ!黒星ついて泣くんじゃねぇぞ?

元素の大魔術師・アーレイン

地水火風、万象束ねて四元素。
悠久なる時の流れに、人は輩を忘れ立つ。
旧き友。響ける嘆き、捨ておけぬ。
――心得よ。人は森羅の欠片なり

造られし獣は、ただ機能として敵を見た。
己の機能を、敵の機能を、ただ冷酷に比較する。
そこに意思なく、意味もなく。獣は勝利をただ演算する。
――そして今、最新と最古が対峙する。

形成の魔術師

――其は《魔術師》、示すは《創造》。
想いより想像が出で、想像より構築が生ず。
自信に満ちた作品こそ、魅了の力を宿しゆく。

――其は魔導の使い手、現出させる者。
原動力は、何処までも続く飽くなき向上心。
漲る自信は壁知らず。ただひたすらに創り続ける。

《愚者》・リンクル

一頁目をめくろう。ボクは《愚者》、司るは《■■》。
二人共に歩もうよ、■■なる契約者。

三儀との交わり、冒険とは■■なのさ。
四苦を超えると、全てが■■だ。どうする?契約者。

決意の予言者・ルーニィ

少女が秘めし果てなき力は、決意と共に輝きを放つ。
それは己ではなく、この世に住まう全ての人々のために。
彼女こそ予言者。偉大なる師に代わり、皆を導く者。

泣いてばかりの少女はどこにもいない。
何度転んだって、絶望に挑み続ける。
彼女はもう、立ち上がり方を知っているから。

レヴィールの保安官補

「よう、新入り。テメェがこれを読んでるってことは、
晴れてクソッタレ保安官補の一員になったってことだ。
これがどんな仕事か、ガキにも分かるよう教えてやるよ」
――『保安官詰所・●●の日誌』、一ページ目

「この辺りは肥溜めさ。クソ犯罪者共でパンパンのな。
「正義」なんてミルクみてぇな言葉は、さっさと忘れろ。
額で息する羽目になりたくなきゃな、ハッハ!」
――『保安官詰所・●●の日誌』、二ページ目

無尽の魔像

視界の端にちらつく光。色。あるいは残像?
彼女によって、私の汎ゆるが完成される。
そして私は開眼した。そうだ、魔術の神秘とは――。
――薄汚れた紙片

光、色、像の形すら今や鮮明なりて。
彼女は私を余さず完成させてくれた。
嗚呼、私は砕かれ、過たぬ私が出来上がる――。
――薄汚れた紙片

炎獄の葬送者・エルモート

ヒャーハッハァ!いーい燃えっぷりだなァ!!
……なンだァ、テメェ?ガキはとっとと帰ンな。
あンまし駄々こねてっと……焼いちまうぞォ?

おいクソガキ、テメェまだ帰ってなかったのか?
夜更かしせず、ガキはガキらしくとっとと寝ろ。
寝る子は育つって言うだろうがァ。
仕方ねェ……家、何処だァ?送ってやンよ。

アストラルダンサー

キリキリ舞のクルクル円舞!相伝の舞、描く魔法陣!
師から私へ、いずれは次へ、技はどんどん磨かれてるの。
だから……お願い助けてぇ!また弟子に逃げられたのぉ!

「吐いて泣き喚くまで、厳しく親身に指導してるのに!」
「まだ甘いのよ。相手は途中で逃げるチキン野郎でしょ」
「成程。ボコボコのボコにしてわからせる、ですね!」
――アストラルダンサーと太陽の巫女・パメラ

マジカルリス

魔石を主食とする、魔法使いに人気のペットです。
貯食行動の際、餌を品種や品質で仕分けする習性持ち。
魔石鑑定に役立つ、愛らしさと実用を兼ね備えた種です。
――『月刊魔法使い特別号』、おすすめペット特集

仕分けされた魔石、当然研究に使うわけなんだけど。
取り上げる時にすごい目で見てくるんだよな……。
ゴメンネ、ゴメンネ……。
――飼い主の魔法使い

セレスティアルスフィア・ミリカ

ずっと昔から見てくれてる。色々教えて、守ってくれる。
星は大人より優しく物知り。だからちょっと静かにして!
大人は群れるとすぐ喧嘩よ。うるさくてお話できないわ!

視界覆って広がる星々。沢山いるけど、争わない。
むしろ寂しがってるわ。傍にいるようで、遠いから。
大人ってホント変。目の前にいるなら仲良くしなさい!

心持つ機械

――ある日。鋼鉄の世界は、突然に終わりを告げた。
創造主の不在。停止した設備。生存条件の枯渇。
迫る最後に抗う心に、機械も人間も、違いはなかった。
交わる感情の中で、忌まわしき鎖が外れていく。

人々は定められた地区から外れ、工場を再稼働させる。
機械は立入を違反とされた施設から、資源を持ち帰る。
アイアロンは滅ぶ。だが、人と機械が手を取ったから――
自然の世界から、あの手が届く日まで、生き延びたのだ。

アンブレラウィッチ

ふわふわ飛んで~ゆらゆら降りる~魔女のお散歩~。
急ぎすぎれば、大切なものも通り過ぎてしまうので~。
箒よりもこの傘が、わたくしベストマッチですわ~。

魔女界での乗り物は、やっぱり箒がメジャーですけど~。
みなさまと競争したり、比べあうのはどうも苦手で~。
入るなら、流行の傘下よりも、自分の傘に限りますわ~。

栄光の華・エレノア

復興、治安、政治……私の役目はそのような些事に非ず。
此度の争乱の原因。対・次元超越現象の術式の開発だ。
心せよマギス高潔会。我らは真に、天の外へ手を伸ばす。
『輝ける雫、集まり大河に』。縛る重み、全てを千切れ!

魔導師は焦がれ求める者、その体現たる宣言に民は沸く。
裏にはもう一つの願い。次元超越の、別の動機。
旅立つ時に知られず贈った、居場所の分かる発信魔力。
天の外に手が届いた時――真っ先に、友へ伝えに行こう。

 

書を捨て、研究室を出て、外を歩くのも実験のうち……。
友の言葉が、今ならば分かるぞ。
喧騒と熱気の中で、見慣れた景色が塗り替わる。
なるほど、祭りとは――未知の発見に他ならない!

「ふむ、次はあの料理を頂くとしよう!」
「いいな、美味そうだ」
「……お前たち、せめて財布は持ってきてくれないか?」
――ギルド長たち

クレイソーサラー

頭でコネコネ、色粘土~。たのしいな、フフ。
茶色を作って、緑を足せば……グランドスピア!

色付きの粘土をコネコネする?イメージ?です?
茶色に青で、悲しい感じにすれば……グランドブレイク!

マナリアシャンデリアン

マナリア魔法学院の生徒を守り、素行を正す魔法生物。
あるお楽しみができ、最近は生徒と頻繁に交流している。

マナリアで配布された新型魔導書、数魔本《すまほん》。
生徒から魔法生物まで、『今』を届けるのが流行中――
「シャンデリアン!追従《アドマイ》しといたよー!」
「ゴォオ、ゴオオオ!」

ブルームウィッチ

これぞ魔女の代名詞!空飛ぶとかチョロイチョロイ。
箒なんてくれて……師匠、やっと私の才能を認めたな?

飛行魔法が、魔女の登竜門だと知らない初心者は多い。
魔女の間では、調子に乗った弟子にお灸をすえるため、
しばしば『落とす』ところから修行を始める者もいる。
――魔法使いに伝わる風説

強欲の魔女

ああ……もう手の中にあるみたいだわ、愛しの先生……。
でも、見守るだけじゃダメね。私は慎み深すぎたのよ。
だってまだ、私以外の女が傍にいるもの……。

むっ!何者かから、魔術で監視されている……?
なかなか高度な術だ、私にさえ原理が解明できない。
特にこの、背筋を走る寒気はいったい……。
――闇魔法の教師・ハインライン

叡智の神鳥

心優しいジェニーは鳥が青に見えた。
勇ましきメアリーは鳥が赤に見えた。
幸運なステファニーは鳥が緑に見えた。
しかし、レインだけは鳥を見て「三羽いる」と言った。

宿帳のフクロウ

人里離れた場所ならではね。静謐で清潔……素敵なお宿。
それにこの本の数ったら。まるで図書館みたいじゃない!
あの司書の梟さんに頼めば、借りて読んでもいいのかな?
――宿泊客・壱萬百壱番ノ記憶

梟さんに何冊か借りて、読んでみたら驚きました!
 見た事ない本ばっかりで、しかも全部が面白いとか!」
 女はやや昂奮した面持ちである。どうも本心のやうだ。
――『明の女』(禁帯出)、一部抜粋

アストラルシャーマン・ライリー

精霊の生まれ方は様々だけど……あなたも、特別だね。
永い時の中で魔力を増やして、生身を捨てた、なんて。
もう大丈夫。私はあなたの声、ちゃんと聞こえてるから。

仲間を守る為に、だったんだ……優しいね、あなたは。
わかった。もう平気だよ。だから、力を貸して。
精霊の力を……私には、それが出来るから。

ウィズダムオウル

類は友を呼ぶ。然るに、友となれば類と成る。
智者を志す魔術師が、森の賢者を友とするのは理に適う。
――『使い魔の基礎知識』、第一章

智に働けば角が立つ。然るに、智者は角ばかりが立つ。
だが彼らとなら、智者同士でも円満だ。可愛いので。
――『使い魔の基礎知識』、第六章

遥かなる叡智・レヴィ

ワシはもう十分に生きた。
冒険、決闘、苦難もその先の成功も、思う存分味わった。
あとは余生を楽しく過ごしたいだけだったんじゃが……。

面白い奴に出会えたもんじゃ。老いぼれ冥利に尽きるの。
生は苦しく悲しいものじゃが……楽しめよ、若人!
ワシのようにな!

マナリアメイド・ハンナ

メイドとして、主人の為に尽くす事。
生徒会長として、生徒の皆さんの為に尽くす事。
もしかしてこの二つ、同じ事なのかもしれませんわ……!

志さえ変わらなければ、道の先は一つとわかりましたの。
杖をモップに持ち替えて、磨き上げてみせますわ……
ワタクシたちの学び舎も!