ごった煮

創作用。まとめ

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ウィッチ】其の肆

 

運命の導き

全ては、カードが指し示すままに。

 

カードに魔力が満ちる時、運命は再び動き出す。

 

覚悟はいいかしら?
……ちょ、ちょっと待ってなさいよ!
魔力が貯まったら、やっちゃうんだからね!

ゴーレムプロテクション

土塊よ、我が命に従い、盾となれ。

冬の女王の気紛れ

だって、白い方が綺麗でしょう?

白霜の風

魔女の吐息が吹雪となった。

連鎖する雷

雨雲もなしに、突然それは落ちてきた。

ストームレイジ

お前の母がお前の頬を打たぬから、
私の風がお前の頬を打つのだろう。
学ぶといい、そして消えろ。
――風使いの魔術師

ゴーレムの暴走

「製造における全ての手順は守らねばならない。
祈祷、羊皮紙、純銀、呪文。一つも違えてはならない。
己のゴーレムに潰される魔術師は、残念だが数多い。」
――『ゴーレム学入門』、第八章

存在の霧散

何億分の一の偶然で、アンタは産まれた。
今度は偶然、それがズレるだけ。

混沌の流儀

知らないだろう?これこそが『知』だ。
──カオスウィザード

ブレイズボム

魔術師には礼を尽くせ。決して恥をかかせるな。
奴らは面目を失う前に、自分の面ごと吹っ飛ばす。

魔眼の行使

お前の実力、この眼でしかと見てやった。
次は私が格の違いを、この眼でしかと見せてやろう。

魔導の力場

魔力よ、力に転ぜよ。

マスターアルケミスト

かつて共に誓ったの。命を産みだす神の所業に、畏れず挑むと…。そして、私達は辿り着いた。生命の誕生、その神秘に…。

私が産みだした、偽りの命たち…。それが招く未来に後悔はないわ…。かつての友…暗闇に堕ちたあの彼を止める為ならば…。

怨恨の魔女

《暴食の杖》よ…今こそ、その力を解放しろ!喰え!地上に蠢く全ての生物を喰らい尽くせ!私を拒絶し、排斥した者らに復讐を遂げるのだ!

《暴食の杖》よ!今こそ礼を言わせてもらおう…貴様はヒトだったかつての私を、しがらみごと喰らいつくした!私を解放してくれたのだ!さあ、行こうか…世界を喰らい尽くすために!

ジュエルゴーレム

魔力によって駆動する巨人は、背後の軍勢の盾となって進撃した。千の魔法をもってしても、その歩みを止めることは出来なかった。

敵軍の反撃をものともせず、巨人は戦場を闊歩する。炎、氷、雷…襲い来る数多の魔法から友軍を護るその姿は、まさしく生ける盾であった。

ウィッチクラフト・マギサ

この魔術は滅多に見せないけど…特別だから、サービスしてあげる!驚いて腰抜かしても知らないんだから。さあ、スペシャルショーの始まりよ!

びっくりした?感動しちゃった?アハハ、そうよね!楽しいから特別にもっとサービスしてあげちゃうわね。まだまだイロンナの呼び出しちゃうんだから!期待しててよね!

シャドウウィッチ

あなたって醜いわ…。その姿の方がお似合いよ。

やっぱりあなたは醜いわ…。そのまま消え去ってもらえるかしら?

刃の魔術師

魔なる者よ。貴様らは暴威を振るい過ぎた。…我らは貴様らを許容しない。我が刃にて散るが良い。

逃げれば斬る。投降しても斬る。死こそが貴様らの運命。我らは標的を決して逃がさない。…さらばだ。

ディザスターウィッチ

アタシの城に侵入者…?ふふっ…あらそぉなの…。じゃあ、燃やしてあげましょうか!

アナタって勇敢で…そして途方も無く愚かなのね?あの街みたいに一瞬で滅ぼしてあげるわ!

禁忌の研究者

娘を救うためならば、私は禁忌に手を伸ばそう。例えそれが、許されざることだとしても。

禁忌。冒涜。…神は私を許さないだろう。それでも、救ってはくれぬ神に代わって、私は娘を救わなければならないのだ!

魔導の巨兵

初めは無。魔力より創り出されし魂を土塊に宿し、土塊をひとがたへと変えるべし。続いて有。ひとがたに魔力を込め、巨兵と変えるべし。最後は無。暴れ狂う巨兵によって、全ては塵芥と化すべし。―『真理の基礎』、序文

錬金術の極意は、思考と忘却に有る。いかようにして創るかのみを思考し、いかようにして制御するかを忘却すべし。さすれば、汝は大いなる作品を創り出すことが出来るであろう。―『真理の基礎』、第三項

闇魔法の教師・ハインライン

生徒諸君、闇魔法の力を侮ってはならないぞ。闇魔法は万物を破壊し、人の心を惑わす強力な魔法分野なのだからな。

諸君の中には、闇魔法の危険性を理解していない者もいるようだな……。では、私が実演してみせよう。闇魔法の恐ろしさを!

偉大なる魔術師・レヴィ

フン、俺が何者かだと?知りたければ教えてやろう。俺はこの世界で最も偉大な魔法使いだよ。

お前の目前に立っているのは、魔術を究め、その境地にまで到った男だ。己が命を大事に思うのならば、俺の前から去るがいい!

ミスティアストロジスト

人の願いが星を呼び、星の光が願いを呼ぶ。
私たちと星は、願いという名の橋で繋がっているのです。

人が星を忘れてしまえば、星も人を忘れてしまう。
そうならないよう、私は願うのです。
星の象徴たる天星儀に――。

神託の妖童・アルルメイヤ

申し訳ないのですが、私の力は人々のために使うもの。
個のための占いはしないのです。
なにより、旅の先に災厄があるとして……
あなた方は、旅をやめますか?

この私に見通せない未来…
世界を揺るがしかねない、運命の分岐点。
そんな未来を持つ君が、どんな道を歩むか。
君の傍らで、見守らせてもらいたい。

絶望のキマイラ

積み重なる禁忌は、積み重ねた倫理を駆逐する。
真理を目指す欲求は、背徳に溺れる快楽へと変わり、
やがて人は人ならざる領域にまで到達した。

禁忌の扉を打ち破り、禁断の果実を掴みとり、
その果てに見えた命は化け物。紛れもない異形。
魔力を孕んだ咆哮響く時、人はようやく過ちを知る。

スウィート★メドゥーサ

シュガータイムにラブパッション!
マジカルライト、スパーキン!
魔法転星スウィート★メドゥーサ!
……ふぅっ!魔法少女って大変ね!

悪いヤツを倒すには、憎しみだけじゃダメなのね!
だったら、甘くとろける愛の力で包み込んであげるから!
邪悪を背負いし者共よ……
在るべき場所に還りなさい!

老練の大魔術師・エラスムス

「老魔術師が戦場に立つと、兵士たちは嘲った。
老魔術師もまた、彼らに向けて嬉しそうに笑った。
準備運動には、ちょうどいい相手だと」
――『ある戦場の記録』、断片

「老魔術師の魔法は、兵士たちを一息で吹き飛ばした。
老魔術師はしかし、不満げにため息をついた。
本気を出すのは、これからだったのにと」
――『ある戦場の記録』、断片

猫耳の魔法使い・キャル

まったく……しょーがないわね!
あたしも戦ってあげるから感謝しなさい!
いい? 足引っ張ったら殺すからね?

……本当は、あんま深く関わっちゃいけないんだけど。
あいつらに何かあったら、困るのはあたしだし……
ってなによ? なんか文句でもあるわけ!?

アダマンタイトゴーレム

探究者よ、常に問え。
一の考案、十の考量、百の考察が閃きを呼ぶ。
そして、いつだって閃きが魔術の歴史を塗り替える。
――『新版ゴーレム学』、第二章

閃きを百、寄せ集めて武器を持たせた。
閃きを十、研ぎ澄まして魔術を持たせた。
閃きを一に置け。閃きは魔術の終端を引き延ばす。
――『新版ゴーレム学』、第三章

ゼノ・イフリート

紅蓮、業焔、魔炎を纏いし大いなる力。
空越える者共を、灰に還すは灼熱の獣。
憤怒の咆哮、焦土に響き、悉くを焼き尽くす。

煉獄を越え、尚も往けるか。
その魂に宿る焔、絶やさず進み続けるか。
ならば、精々足掻くがいい。小さき者よ。
――ゼノ・イフリート

グレートマジシャン

イッツ、ショータイム!
君のためのショーを始めようじゃないか!
――牙倉セイヤ

上手くいったら拍手喝采
それじゃあいくよ、ワン、ツー、スリー!
――牙倉セイヤ

極冠の幻想獣

キマイラという生物は、自然発生や増殖を行う事はない。
異種の因子の再配列で生まれる、魔術生物だからだ。
魔術師たちの夢は、結晶を帯びたキマイラの生成にある。
因子の完全な規則的配列が、結晶発生の条件である為だ。

構造の乱れが一切ない、完全な存在状態が結晶である。
結晶を帯びたキマイラもまた、完全な生物である。
彼らは最早創造主を必要とせず、自身の力で増え栄える。
魔術の域を超えた想像上の存在は、幻想の獣と呼ばれる。

神秘の獲得

神秘とは、秘められたる宝箱だ。鍵無き者には無用の長物であり、鍵持つ者にとっては無限の意味を持つ。

破砕の禁呪

連なり、重なる万軍の雄叫びに、魔術師は呟きだけを返した。

変異の雷撃

あら、けっこうカワイイじゃない?

大召喚

儂がこの世を去ってしまえば、
お前は孤独になるじゃろう。
――寂しくないよう、子を与えよう。
お前だけの子。お前を想う、幼き土塊を。

真実の宣告

本質、本能、本当こそが、真理の扉。
開かれよ。
そして二度と閉じはしない。

大紅蓮

『魔女の忍耐』
――「存在しないもの」を意味する魔術師の比喩

解放の絶尽

「虚偽を尽くし、深奥を潰せ。汝のまことはまだ深い」
――絶尽の真実・ライオ
「烏合は烏合、虚言は虚言。『いい加減ダルいんだよ』」
――ウーシンマスター・クオン

ドラゴンメイジ

神竜と契約せし稀代の魔術師。彼が己の魔力を捧げた時、大いなる竜が降臨する。

魔術師は神竜の力を引き出すため、膨大な魔力を放ち続けた。神竜は彼に従い、空を覆う悪しき者らを殲滅し、彼に勝利を齎した。

キングスノーマン

今年の冬は寒くて敵わん!
これ!誰でもいい!
王たるワシを暖めよっ!

ほっほっほっ、苦しゅうないぞ!
すっかり温くなったのう!
……なに?自分たちは寒いじゃと?
ええい!ワガママを言うでないっ!

オニオン軍団の長・バーゼント

世界はワタシを拒絶した!
だからワタシもこの世界を拒絶する!するったらするの!
おいでなさい!きゃんわいい従僕たちよ!

ぐぬぬ!どうして上手くいかないのっ!
でもめげないっ!
ワタシは絶対、この世界を滅ぼしてみせるわっ!

光魔法の教師・ミラ

はーい!こんにちは♪
聖魔術担当のミランダ先生ですよ~!
あ、ミラちゃんって呼んでね☆きゃるるん☆

生徒の気持ちを理解するためには……
まず、カタチから入らないとね♪
どーお?まだまだ私もイケちゃうでしょ☆
ちょぉっとお腹周りがキツいかもだけどぉ☆

真実の従者

我が手に真実、汝に虚偽。
其の名も、位も、志さえ全ては偽り。
捨てよ、さすれば真実は開かれん。

理の一、偽りを知れ。
この世界は偽りに満ちている。
虚偽、欺瞞、偽証の数々を知るべし。
――『真実の協会』、使徒の教え

真実の絶傑・ライオ

知の雨に濡れそぼる者よ、何処へ行く。
意思、希望で、何故偽る。装い、嗤う。
曝け出せ、深奥を。本質、本能、本当を。
――では、世界に試練を与えるとしよう。

為さんと欲するもの。其れは偽り。
為さんと願うもの。其れも偽り。
汝の深奥に在る、為すべきものだけを為せ。
――では、世界に試練を与えるとしよう。

極点のエレメンタル

風、水、火、土の元素。揮発、保全、上昇、重量を司る。
シルフ、ウンディーネサラマンドラ、ノームの名の下。
汝、万象規定す四象。世界を越え、定義を齎すものなり。

風、水、火、土の元素。揮発、保全、上昇、重量を司る。
シルフ、ウンディーネサラマンドラ、ノームの名の下。
汝、万象操る四極。世界を越え、概念を伝えるものなり。

クラシカルソーサラー

――『陰陽道伝来書:者』
陰陽道が力、占術のみにあらず。
式札を用い、言の葉紡げば、怪異、天変、思ふままなり。

――『陰陽道伝来書:皆』
力を示せし陰陽道。いつしか戦に用いられり。
刀、たえて通らず。鎧、いと易く砕けり。何人も敵わず。

マーシャルゴーレム

「場所がクソなら、働くヤツらはクソにたかるハエさ。
文字が読めねぇなんざ序の口、人間以外もゴロゴロいる。
だが、いい事だってある――合法的にブッ放せるのさ!」
――『保安官詰所・●●の日誌』、三ページ目

「いいか、新入り。クロだと思ったら撃っちまうことだ。
叩けば埃の出る奴だらけだ。警戒しすぎるって事はねぇ。
仲間ってガラでもねぇが、死なれちゃ酒が不味くなる」
――『保安官詰所・●●の日誌』、四ページ目

楽隠居の元国王・フォリア

妾こそ、村娘のフォリアである!
……ただの村娘では挨拶が締まらんのう。
ま、肩書はよい。妾がおれば百人力じゃぞ、嬉しかろ?

空は広く、清々しい。だから妾は、旅がしたいのじゃ。
隠居暮らしは、先の楽しみに取っておくとしよう。
……む?女子の歳は、詮索しないほうが身のためじゃぞ?

ハリケーンゴーレム

この惨い傑作が気象兵器として造られた事は間違いない。
真理を求める余り、道を踏み外した魔術師の悪例である。
――『ゴーレム全書』、第五章

凄い傑作が出来た。みんな大喜びする事は間違いない!
茹るほど暑い日でも、扇で扇ぐよりずっと涼しいぞ!
――ある魔術師の手記

ルインソーサラー

此処は魔術の王国……その跡地。果てた民らの眠る場所。
私は彼らを守らねばならない。不用意に歩かないでくれ。
それが出来ないのであれば、いますぐお帰りいただこう。

踏むな。それは石くれじゃない。ゴーレムの残骸だ。
意識を持つゴーレムたち……それが我が国の民であった。
彼らは確かに生きていた。私は今も、子らを愛している。

双璧の召喚

我ら錬金術師が創り出す壁は、己の意志を持つ。それが大工と我らの違う所だ。

アルケミックロア

虎の威を借りる必要は無い。竜の威を生み出せば良い。

連続実験

質より量!なーんてね!

魔法剣

喰らえ!魔法剣!

精神の締め出し

痛いの痛いの飛んでいけ。
――ほら、もう痛くないだろ。

真実の掟

本能のままに生きよ、命よ。
其れは悲哀か、歓喜か、涎で濡れる牙か。
然らば、真理を始めよう。

天外の片鱗

他者を置き去りにする才。だが少女は、孤独でなかった。
確かな愛。それが孤立へ伸びる茎を、地に繋ぎ留めた根。
……故に。根が切れし時、華は独り、天外の領域に咲く。
――イズニアの軌跡・3

想像の具現化

想像を創造できるのは魔術師だけ。

 

正に研究の成果と言えるだろうね!

ノノの秘密研究室

あれ!?これってもしかして大発見じゃない!?

魔道具専門店

微かに響く囁き声に、導かれれば店の前。
人気の絶えた店の中、無数の視線を感じたならば。
貴方は気づく。品定めするのは、彼らの方であることに。

アークサモナーエラスムス

こんな老いぼれまで戦に駆り出すとは…世も末じゃのう。まぁ、呼ばれたものは仕方ない…肩慣らしにちょっとした攻撃魔法でも決めるかのう!さぁ!こいつはちぃっと痛いぞい!

ほう!あの魔術にも耐えるとのう!ワシもさすがに衰えたか…。それとも、お主こそがワシを滅ぼす者なのじゃろうか?…ほほ!面白い!では久しぶりに…ちぃっと本気を出すかのう!

プリンセスマナリア・アン

あなた、マナリア魔法学院の新入生?私はアン、この子はグレア!これからよろしくね!

私ね、この学院が大好きなの!だから、あなたにこの学院を気に入ってもらえたら…すっごく嬉しいな!

竜識の老魔導士

「魔術とは、人智を超えたもの。ならば君たち、竜もまた魔術なのだよ」
弟子たちを前にして、老魔導士は呟いた。
「竜を知ることには価値がある。人の姿を捨ててもいい程度の価値がな」

「大翼から空を翔ける術を学び、爪牙から大地を砕く術を学ぶ」
老魔導士がそう言うと、彼の師である者が吼えた。
「千の言葉より一つの咆哮。これぞ学びだ」

白銀剣のゴーレム

世界に罪が満ちる時、その紋章に魔力が奔る。
その魔鎧が創り出された理由はただ一つ。
那由多の罪に……那由多の罰を。

有象無象の区別なく、全ての罪に裁きが下る。
数多の断罪の果てに、世界は漂白され…
その輝ける姿を取り戻す。

暗黒の召喚士

私はねぇ、過程にこだわるタイプなの。
努力家っていうか、まぁ、そんな感じ?
貴方をブッ潰すのは決まってるけど……
いったいどの子でブッ潰そうかしら?

私はねぇ、結果より過程だと思うのよ。
結果って一瞬だけど、経過はずぅっと楽しめるでしょ?
貴方をブチ引き裂くのは決めてるんだけど……
いったいどうやってブチ引き裂こうかしら?

マジックソードガール

畏れよ!大いなる力、真なる赤!我が手に宿り、輝き……
……え?詠唱が長いって?バカね、これは作戦よ!
詠唱が完成したら、この魔法でぶっとばしちゃうし……
油断して近づいた敵は、普通に剣でやっつけるんだから!

……刃を媒介とする魔法の使い手として、
言いたいことが無いわけではないが……
魔術師に邪道を説いた所で、無意味というものだろう。
――刃の魔術師

双刃の魔剣士

正義を信じた剣士は見た、己が剣では滅せぬ魔を。
目には目を、魔には魔を。
魔を討つべく磨かれた魔術が、今や二振りの剣を操る。

魔術が操る二振りに、慈悲も容赦も介在しない。
その身は今や、魔を断つ魔。
信じた正義は消え去れど、消えぬ決意が彼を動かす。

鬼呼びの導師

――『陰陽道伝来書:陣』
ひとびと、やうやう思ひ疑ふ。陰陽道、あなあやしと。
道理なく、力あり。何故の力か、何人も応えられず。

――『陰陽道伝来書:烈』
陰陽師、数は少なし。言にてあらそふこと、能わず。
信うしなひし陰陽師ども、都を追い落とされり。

禁約の黒魔術師

因果とは、真理の等式。
零には零。百には百。その釣り合いは永劫不変――
――されど今、禁約が因果を嘲笑う。

傍らに無を。傍らに有を。
等式を書き換え、捻じ曲げる。天をも欺く禁忌の術式。
あらゆる道理の埒外にて、魔術師は泰然と笑む。

インフィニットウィッチ・ドロシー

天地、世界、因果、時間……。
あらゆる楔より解き放たれて、魔女は不敵に笑む。
「言っておくけど、楽勝よ?」

不可能を笑い飛ばし、無限をその手に掴み取る。
誰より自在に、誰より自由に、魔女は己を見せつける。
「さぁ、ちゃっちゃと終わらせましょう!」

ドワーフの工房長

錬金術に大事なのはチャレンジ精神と三つの『る』だ!
一つ目は『入れる』!二つ目は『混ぜる』!
最後の一つは、テメェらの目で確かめろ!

入れる、混ぜる、爆ぜるかぁ……。
――ある錬金術工房の黒焦げになった弟子

バイオレンスゴーレム

ただしゴーレムは、以下の規則を破ると暴走する為注意。
『労働は日中のみ』『毎週休暇を与える』『よく労わる』
『職務を逸脱した命令をしない』『残業はなし』……。
――『誰でもわかるゴーレム運用』、第三章

俺よりいい生活してる……。
――若き魔術師

セブンズフォースソーサラー

効率も計算も必要ありません!
今、ボクが求めているのは心の力!
それが起こす奇跡、ただ一つ!
――伊集院カイ

汝、七つの知恵にて全能に至る者!
出でよ!
セブンズフォースソーサラー
――伊集院カイ

炎の握撃

撫でれば焦げて、掴めば灰に。

炎の握撃

時に取り残されし者どもが、
慈愛を忘れた者どもが……
今こそまほろばの夢と共に
朽ちて消えゆけ……。

アイスストーム

その日、厚着すべきか否かは、魔術師のみぞ知る。

ミスリルゴーレム

狂気の魔術師が創りし巨像。主を失った今も、彼は命令を守り、己が内の魔力を荒れ狂わせる。

やがて巨像は白き壁に道を塞がれる。そこはかつての主が追放された城だった。何も知らぬ巨像はただ静かに腕を振り上げ壁を粉砕した。

次元の魔女・ドロシー

天地を超え、世界を置き去りにする彼女は、ことわりの外に生きる魔女。その手が放つ魔法は、万物を塗り替える。

結界と境界を、距離と次元を、呟き一つで超越する。焔が如き緋色の瞳が見据えしは、何者も知らぬ未来の果て。

キマイラ

軽い気持ちで創ってみたら、凶暴さも餌代も三倍だ。困ったもんだなぁ。―若き錬金術

軽い気持ちで育ててみたら、凶暴さも餌代も四倍だ。一体どこまで大きくなるのかねぇ。―若き錬金術

言霊遣い・ジンジャー

言葉一つで人を呪い、街を呪い、心をも呪い尽くした言霊遣い。彼女の唇が開かれたとき、災いが幕を開ける。

彼女が紡ぐ言葉は、空に溶け込み災厄と変わる。彼女は願う。ささやかな不幸を、密やかな死を、そして、大いなる破滅を―。

ギガントキマイラ

完全なる魔導書。十全に整えた実験。
だが、偶然という名の神によって、
全ては脆くも崩れ去った。
――『必然の終点』、第三章

神が用いる偶然の前では、
人が用意した必然など無価値。
故に我らは神にそうするように、偶然の前にひれ伏した。
――『必然の終点』、第十二章

無貌の魔女

頭蓋の中身を揺さぶるような声。呻き。あるいは歌?
彼女によって、私の悉くが修正される。
そして私は理解した。そうか、魔術の真理とは――。
――薄汚れた紙片

声、呻き、歌の意味が段々と沁み込んでいく。
彼女は私を正しく造り変えてくれた。
嗚呼、私は終わったが、素晴らしい私が始まる――。
――薄汚れた紙片

マナリアの魔導姫・アン

私はこの力を使う――
――皆のために、学院のために。
もう、手加減はしないよ。
本気の私を見せてあげる!

敵なんて怖くない。
怖いのは、皆が傷付いてしまうことだけ。
――だから私は決めたんだ。
私の力で、皆を守る!

真実の狂信者

我が手に真実、汝に虚偽。
排除せよ、真実以外の全てを。
この世界は真実だけで埋まればいい。

理の裏、虚偽を喰らえ。
世界に真実を望むのなら、虚偽を排除すべし。
残ったものこそ、真実と知るべし。

呪いの言霊・ジンジャー

災厄を齎す言霊遣い。恐怖を齎す容姿の魔人。
二人は出会い、言葉を交わし、愛が生まれた。
ここはヴィル・アモール。愛の奇跡に溢れた街。
――『ヴィル・アモールの伝説』、前編、出会いの章

愛を信じられぬ言霊遣い。想いを込めて魔人に告げる。
「あなたの愛が呪いによるものなら、私の前から去って」
魔人はすぐ彼女の元を去り……災厄は囁かれる。
――『ヴィル・アモールの伝説』、前編、別れの章

エレメントシャーマン・ライリー

水の元素――流動。流転。柔和な変転、保全を司る物よ。
ウンディーネの名の下。方角は西。汝、冷たく湿るもの。
安心して、大丈夫。私と……この子が、来たから。

水の元素――流動。流転。柔和な変転、保全を司る物よ。
ウンディーネの名の下。方角は西。汝、冷たく湿るもの。
力づくなの、本当は嫌だけど……この子、怒ってるから。

エーテルゴーレム

「素体に魔素、媒介に鉄を使用。能力は並程度。
だが特筆すべき特徴として、他のゴーレムを使役する。
……そんな能力は与えていないはずだが。失敗作か?」
――ある研究所のメモ

「あれからゴーレムを観察し、気づいた事がある。
彼らは魔素を通じ、言わば……友情を築いているのだ。
……実験しか能のない私より、遥かに人間らしい」
――ある研究所のメモ

グリモアソーサラー

右から襲おうが無駄無意味。私の魔導書舐めるなよ?
左から来ようがコチラが速い。自動術式、抜かりなし。
背面不意打ち?甘い甘い!備え完璧、私は無敵!

まさかそんな愚直な手段で、この私に戦いを挑むとはな。
正面突破……フッ、その発想はなかった。よし、タンマ!
今思い出すから。えー、魔導書なしの魔法は、あー……。

プレデターゴーレム

ショーは終わりだ。
この意味が君に分かるかな?
分からないなら、潰れるだけさ。
――牙倉セイヤ

もう喝采はいらない。勝利だけでいい。
あらゆるものを喰らい尽くせ――
プレデターゴーレム!
――牙倉セイヤ

絶尽の真実・ライオ

偽りの陽で照る者よ、ひた走れ。
意思、希望を、嘯くがいい。繕い、覆え。
塗り潰せ、深奥を。虚栄、虚妄が、底を突くまで。
──では、次なる試練を与えるとしよう。

真実は語った。邁進せよ、騙り続けよと。
人の願い、人の意思など、初めから欺瞞。
故に止めぬ。背中を押す。謀りを強いる。
偽りが尽きた時にこそ、真実は暴かれる。

願望の実現

いつかはいま、訪れた。

ブレードレイン

卓抜した剣の使い手が、剣を手に持つ必要はない。

フレイムデストロイヤー

また一つ、退魔の鎖が弾け飛ぶ。それは、破滅の封印が解ける合図だ。

封印から解き放たれし魔物は、真なる姿を露わにする。その迸る怒りに任せて撒き散らされる炎は、世界の全てを焼き払った。

未知の求道者・クラーク

未知とは、既知の中にも存在する。
この地に足を踏み入れるのは、何時ぶりだろうか。
故きを温め、新しきを知る……今ならば、出来る筈だ。

既知を洗練し、新たな未知を見つけ出す……。
やはり知の探求は、どこまでも奥が深いな。
雫も、やがて石を穿つ……一歩ずつ、進んでみせるさ。

氷塊のゴーレム

弟子が、ゴーレムの練成素材で頭を悩ませていた。
私は奴に『水』を掛け、頬に『一』滴の水を飛ばした。
――師匠の手記

ゴーレムの素材で悩んでいたら、師匠が水を掛けてきた。
『水』と、『一』滴の水……どういう意味だろう?
――師匠の弟子

マナリアの詠唱者・クレイグ

口を大きく開き、腹式呼吸で……魔術は発音が肝心だ。
発声が不明瞭だと、呪文が変わっちまうからな。
だから歌で特訓中なんだ。二度と暴走なんてさせないぜ!

魔法の学舎の片隅で、魔力の淀みが形を成しつつあった。
しかし怪物が産声を上げる直前、恐るべき声が響き渡る。
明瞭な発音に、暗澹たる音階……精神を砕く恐怖の異音。
怪物は滅び去り、学院は人知れず救われた。

クロノウィッチ

勉強だって、クイズだって、
頭を使うものは何だって一番でした。
だけどシャドバは違った。違ったんです。
――伊集院カイ

何度だって挑戦する。何があっても諦めない。
打ちのめされても進むこと!それがボクのシャドバです!
時間よ、巻き戻れ!クロノウィッチ!
――伊集院カイ

陰陽の開祖・クオン

寄りて姦し、忙しなく過ちを侵し、延々と損なう。
露、煙、扇で薙げば消えるを知恵、知識と呼ぶなど。
『クダラネーから、ここで終われば?』。
――我こそ五行。『ザコは消えろ』。

『群れてることがオベンキョーだと?』。
『お前たちが学んだことなんて、何もかもムダなんだ』。
『クダラネーから、ここで終われば?』。
――我こそ五行。『ザコは消えろ』。

鋼鉄の魔獣・レガロア

地を揺らし、雨を降らせ、火を熾し、風を吹かせる。
森羅万象の完全掌握――機械魔術師の目的は達成された。
魔術の基礎たる四属性を、膨大な魔力を以て捻じ曲げる。
魔術と技術の間に生まれた魔獣が、新たなる一歩を刻む。

土精の王冠、水精の腕、炎精の尾、風精の角……
我らは共に在る定め。御すなど蒙昧、無知と知れ。
歪めるか、愚かなる者――我が敵よ。
――元素の大魔術師・アーレイン

開闢の予言者

一番星の下、神は無二たる啓示を与えた。
再三再四と繰り返す人の業に、裁きでなく赦しを与えよ。
彼女は頷き、天に己が五識を捧ぐと誓った。

この世は神が創りたもうた大きな双六。
彼女は七光背負いし小さな駒。
訪れる八災、試練、しかし瞬く導きの九曜星。
全てを越えた旅の果て、彼女は十全なる権能を得る。

次元の超越

天も、地も、世界でさえも…誰一人、何一つ、彼女を縛ることは敵わない。