ごった煮

創作用。まとめ

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ビショップ】其の肆

ディバインアーマー

卑俗なる者は、その鎧に触れる事すら敵わない。

戦乱の世を平定するべく、鎧は動き出す。その聖なる光にて、全てを浄化するために。

神託貴族

その剣は、ただ悪の心だけを断つ。

真に清き者は、悪意すらも慈しむ。

アークビショップ・レリア

私は世界に咲く調和の花。さぁ、皆さん…その心に秘めた力を解き放つのです。

私は世界に咲く調和の花。私がこの世に在り続ける限り…心身の天秤は決して揺れ動きません。

ムーンアルミラージ

魔兎は天兎に反乱を起こし、天上の宮殿より追放された。地に降りし魔兎は月光を浴びて昂る自らを悲しく嘲った。

かくて魔兎は月より魔力の恩恵を享受しつつ、月を憎んだ。その屈折した願望は恋に狂う乙女の如き歪さであった。

ムーンアルミラージ・ラミナ

魔兎は天兎に反乱を起こし、天上の宮殿より追放された。地に降りし魔兎は月光を浴びて昂る自らを悲しく嘲った。

かくて魔兎は月より魔力の恩恵を享受しつつ、月を憎んだ。その屈折した願望は恋に狂う乙女の如き歪さであった。

カグヤ

たとえうつしよに恋焦がれても、永久に寄り添うゆめは叶いませぬ。想いはうたかたのゆめ、そうお思いになって…。

たとえ深き想いを告げようと、こころとからだは共にあるもの。天上の世界と地上の世界、共には居られませぬ…。

天空守護者・ガルラ

全ての鷹の長にして、天空の祝福を受けし黄金の翼神。誰よりも高き空を求めた気高き翼の魂を天界へと誘う。

天候を操り世界の均衡を保つ翼神。その瞳が見つめるのは、偏く全ての翼ある者たちのための秩序ある楽園のみ。

ヴァルハラジェネラル

天光に仇なす闇の者共よ…その暴虐なる振る舞い、許しはせん!天命の元に…貴様らを屠り、塵へと返す!全軍構え!

勇士たちよ、我が後に続け!闇の者らを浄化出来るのは、天光の遣いたる我らをおいて他に居ない!全軍突撃!

カリュドーン

女神アルテミスに仕える巨躯の猪。神の怒りに触れし者に裁きを下すため、女神の手により下界に放たれた。

白き月は満ち、聖猪は猛り、地を震わす。美しき女神の忠実なるしもべとして、逆徒に裁きを与えた。

苦罰審判者

天界より降り立ちし審判者。罪を清めんと願う者らの彷徨う魂に苦罰を与え、慈悲の光の下へと導く。

苦罰を乗り越えし者に、審判者は救済の杖で光へ続く道を開く。祝福は空を照らし、罪深き者らは赦しに涙する。

ダークジャンヌ

かつて神を信じた少女がいた。神の声を聴き、神の声に従い、神の名を説いた。だが、戦場には神は居なかった。

神を呪った少女は、やがて無垢なる心を漆黒に染めて再臨した。今、絶望の果てに昏き心を震わせて、立ち上がる。

清浄僧侶

我らが信徒は美形ぞろい。祈りの効果もバツグンですよ?

神は人の美醜など気になさらない。ですが、どうせ祈られるなら可愛い子に祈られたいでしょう?

イーグルマン

その眼は神の眼。あらゆるを見通し、危機を追う。その手は神の手。あらゆるに差し伸べ、危機から救う。その者、忠実なる神のしもべ。

神と生き、神に誓い、神に殉じる覚悟を持つ。神の御言葉に従いて、地上の者をひとしく救う。その者、友愛知る人の護り手。

ハティ

銀狼は漆黒の中照らされて白に融け、遥かなる天空の銀盤を睨んだ。追いかけては遠ざかる、憎き敵を。

白銀に融けた狼は、仇敵への静かな怒りでその身体を燃え上がらせた。すぐに捉えて噛み殺す、そう堅く誓って。

ホワイトスワン・オデット

私に課せられた運命を変えるのは、あなた……そう、あなたしかいないのです。純白の呪いから私を救ってください。どうかこの身に、口付けを……。

漆黒とは闇、邪悪そのもの。だから私を選んでください。あなたの愛に抱かれ、あなたの愛に染まると誓いましょう……。

スタープリーステス

星空に祈りを浮かべて。
輝きを放つ様を見つめて。
私は架け橋、星と大地の……。

星空に願いを託して。
流れて揺れる様を見つめて。
私は礎、星の平和の……。

白翼守護神・アイテール

我が白翼は闇を照らす道しるべ。
迷わないで、畏れないで。
私と共に、光の先を目指しましょう……。

不穏の雲は私の翼で吹き飛ばし、
迫り来る危機は、この神力をもって退けましょう。
大丈夫、案ずることはありません。
私はいつも、貴方と共に居る……。

アークビショップ・カトレア

礎となり、世界に調和を。
理が移ろう聖域にて、主の声を民に伝えましょう。

天と地とを繋ぐ者。
遥か彼方を見やる者。
穢れなき民を誘うべく、時にこの手で祓いましょう。

ツタンカーメン

天がこの地を見捨てようとも、我が愛し、我が救おう。
民よ、今こそ呼ぶがいい。
祝福されし、汝の王を!

もはや、この地に神など不要……
この我こそが、次なる神なり!
民よ、今こそ歓喜するがいい!
汝には幸福が約束された!

七宝石・レ・フィーエ

宝石境の王族として、
貴石の輝きを悪用する者は許せませんわ!
私の宝石魔術で、成敗して差し上げます!

七色に輝く煌めき。眩いばかりのこの美しさ……
あなたにもお分かりになりまして?
……え?ち、違いましてよ!
私ではなく、この宝石の事ですわ!

審判聖女・ライナ

救済への道のりは遠く、険しく。
されど祈りは確かに重なる。
この一言は、只の一言。
しかし救いを齎す祝言

救済への道のりは遠く、険しく。
されど道理、道徳、道義は繋がる。
この行いは、只の行い。
しかし救いを齎す正行。

邪教神父

邪教などと……人聞きの悪い。
何を根拠に、我らが神を疑うのです?
貴方の信ずる神の正しさを、誰が保証するのです?

……もはや、問答は無用でしょうか。
私から見れば、神を疑う貴方こそ異端。
我が神の下裁かれること――文句はありますまいな?

エクセスプリースト

神に、愛され過ぎた神父がいる。
「貴方が死んだら周りに天罰落とすから」と啓示を受け、
傍迷惑な神の加護を外すべく、彼は各地の聖域を回る。

すみません、こちらの教会で相談したいことが……。
……神様の加護を外すのって、受け付けてますか?
罰当たりというか、罰が当たらないようにしたくて……。

グランドナイト・ウィルバート

祈りに、夢に、希望に圧され。
溺れて沈むは避けられず。
せめて残そう……淡き底に、儚き砂紋を。
――この世は涙、嗚咽の海。

願いは重石。涙は鉛。
藻掻くことさえ許されない。
英雄とは……底に誘う、錘の名だ。
――この世は涙、嗚咽の海。

豊穣西風神

人の子よ……わたくしのカワイイ観客さん。
凍てつく寒さはお忘れになって?
花咲く季節をご用意して差し上げますわ。

わたくしとの出会いに感謝を捧げなさいな。
凍える闇の氷柱など、すぐに払ってあげましてよ?
ご清聴なさい。麗らかな豊穣の風を。

マシンフィンガー・イヴィル

白は嘘。歪み、堕ちてこそ人。
私は提案するのみですよ。互いにとってより良い形を。
悪と呼ぶならお好きにどうぞ。私はそれを誇りますがね。
では、お近づきの印に……握手でも如何でしょう?

人の想いは、その人だけのものなんだ。
捻じ曲げていいものなんて、一つだってない。
だから私は、貴方と戦う!愛と平和のために!
――聖なるアルミラージ・ジャスティ

光明のプリースト

神よ。神父の身ではありますが、ここに懺悔いたします。
……ビューティフルすぎる歌声を持ったという罪を!

オファーありがとう。天界のエンジェルちゃんたち。
ようやく追いついた時代のために……シングアソング!

フリッグ

全視の玉座に座れども、知り得る全て口にせず。
万象移ろい、砕けるはまた創られるため。
満ち足りし輝きの日は、必ずや訪れる。

紡がれし糸断ち切れる時、宮殿は嘆きに満つ。
慟哭は呪歌へ。生み出すものは滅ぼすものへ。
人の道理で測るなかれ。神の顔とは、一つにあらじ。

パラディンパンダ

聖騎士として目覚めた白黒の獣。神より祝福の剣を賜る。
「白だけでは生きられない……次は見つかるなよ」
白きを守る為なら、清濁を併せ呑む器量の獣。

白黒の守り手。神より更なる、剣と鎧を賜った聖獣。
「さりとて倒すべき黒はいる……出ろ。手伝ってもらう」
黒きを倒す為なら、悪をも容認する度量の獣。

明光翼人

人は天を飛べないけれど、地面をガッチリ蹴って走れる。
鳥は走るの苦手だけれど、天をサッサカ飛べるのよ。
ちなみに私はどっちも可。神が二物与えちゃったのよね。

ガッチリ固めて守り通す。サッサカ動いて突き貫く。
どっちか程度は数いれど、どっちもなんてどれだけいる?
超有能で顔までカワイイ。神、私に与えすぎじゃない!

ゴッド・オブ・カース

笑って、飛び跳ねて、バカみたいに揺れて。
いいですねぇ、皆さんは。
さぞかし楽しいんでしょう、生きること全てが。
――マウラ・アベラルド

憎いんですよ、何も知らずに生きる者が。
憎くてたまらないから、苦しめたくなるんです!
再誕せよ!ゴッド・オブ・カース!
――マウラ・アベラルド

セイクリッドレオ

見せてくれ。
君の可能性を、その身に宿る運命を。
さすれば道は拓かれん――。
――レオン・オーランシュ

なるほど、見事だ。
君のシャドバは実に素晴らしい――
では、賞賛を与えよう。セイクリッドレオ!
――レオン・オーランシュ

アルミラージディフェンサー

迫りくる敵の足音を聞き漏らさない聴力。
すぐさま頭上から敵のもとへと迫る跳躍力。
以上のことから、アルミラージは防衛任務に有効である。
――提出された防衛計画書

寂しがり屋でいつも人の声に聞き耳を立て、
一人にするなとばかりに、どこにでも跳ねて現れる。
確かに少し面倒なヤツだが……見込みはあるな。
――防衛計画を練る隊長

みの神父

両手を合わせてお祈りして、なぜそこまで信仰に縋る?
神の御業など、私の魔力ですら再現出来る。
信仰心?悪いね。ご覧の通り、私の両手は塞がっている。

なぜ、人間様が神に劣ると決めつける?
神を信じても裏切られるだけだ。その時間で己を磨け。
信じるべきは無能な神ではない。人間様の持つ力だよ。

千箔百面ノ邪神

聞いたか?屋敷の人間を皆殺しにした例の悪党。
狐像の前で死んでたらしい。魂のない抜け殻みたいにさ。
被害者や遺族にとっては、これ以上ないご利益だろうね。
――ある都での噂話

「神様。仏様。どうか私の家族を殺めた、あの男に罰を。
己の罪を自覚させ、魂を食い千切ってやってください」
「コン」
――ある参拝者の願い

テミスの審判

畏れるな。この光は天上への階段である。

粛清

影すら生まない輝きもある。

りの集約

祈りが集まり、信仰となる。

大修道女

主よ…どうかこの者をお救い下さい。冷たき戦で傷付く、憐れなる子羊を…。

主よ…どうかこの者をお救い下さい。激しき戦を駆け抜ける、勇敢なる戦士を…。

ホワイトナイト

ふぅ…危ないところだったねぇ。だけど、白騎士たる僕が来たからにはもう安心だよ。今すぐ、僕が安全なところまで連れて行ってあげるからね。

どんな事態にも対処できるようにすることが大切なんだ。それが騎士の心得なんだよ。…え?どんな物から身を護るのかって?そんなの決まってるじゃないか。陸を泳ぐサメとかだよ。

ソウルコレクター

六百六十六の魂を集めるまでに…あと二つ、足りないの。ねぇ、だから…貰ってもイイでしょ?

質の悪い魂じゃ、あの方は満足なさらないの。アナタが贄に相応しいかどうか…アタシが試してあげる。

煌角戦士・サリッサ

アタシは負けるのが嫌いなの。誰にも、いつでも、絶対負けたくない。敗北を認めた瞬間に心が死んじゃうからね。

神サマに白馬の王子サマ…そんなモノは信じないし、頼らない。アタシは自分の力で勝利を引き寄せてみせる!

黄金郷獅子

「あいつを倒せば、お宝いっぱいの神殿に……」
「ピカピカゴブー!」
「ちょ、ちょっとミニゴブ!静かにしてて!」
―フィーナとミニゴブ探検記

「どんなヤツかわかんないし、ここは慎重に……」
「ピカピカゴブー!」
「ちょ、ちょっとミニゴブ!先に行かないの!」
―フィーナとミニゴブ探検記

邪教権化

正しくは語れぬ。眼にすることさえ出来ぬゆえ。
熾天使の成れの果て、純白の反転。
眼にした者は壊れ、口にした者は狂う、恐ろしき異形。
――『堕天使の類型』、第八章

正しきを語るには、壊れ狂う覚悟をせよ。
だが祈ったとて願ったとて、それは呻くだけ。猛るだけ。
埒外に座する異形に、我らの道理など通じるべくもない。
――『堕天使の類型』、第十二章

ヘヴンリーナイト

放たれる剣閃、邪まなる双眼を裂く。
構えられし神気、卑しき手を弾く。
鋭利にして堅牢、触れられざる神の鎧。

剣盾の輝きは、絶対なる正義の証。
其の剣は天罰を紡ぎ、其の盾は裁きを司る。
邪まなる者、卑しき者は、裂かれ弾かれ、潰えて消える。

ブローディア

汝の盾はここにある。
我が障壁、刃鏡の奥義を以て、
汝の全てを護ってみせよう!

刃鏡は敵意を映し、光を以て悪意を祓う。
私がここに居る限り、汝が傷付くことなどけして無い!
行くぞ――刃鏡、展開!

聖域執行者

キキーッ!
(我ら、女神の聖域を護りし審判者なり!
試練の失格者よ、その臀部を我らに向けよ!
神の裁きを汝に与えん!)

キキキーッ!
(臀部を打ち抜くは女神の祝福を受けし聖棒!
汝らの罪を浄化する絶対の神具である!
失格者よ、感謝せよ!忘れるなかれ、女神の慈悲を!)

聖騎士・ヘクター

太陽が百度沈み、百と一回沈んだ時、
英雄もまた、戦場で没した。
誰もが悲哀に濡れる中、天の神が現れた。
――『戦場の手記』、第十四章

天の神は彼に新たな姿を与えた。
帯びたるは神の輝き、掲げるは神の導き。
誰もが歓喜に震える中で、悪鬼たちは慄いた。
――『戦場の手記』、第十九章

メタリックファーザー

神への祈り。その在り方を変えたのも、また機械だった。
神との関係において、肉体や欲求が邪魔をするなら……
生身の肉体を捨てるという決断が可能になったのだ。
――教会の記録・3

神父さんは身体を機械に入れ替えてから、
ちょっと怖いくらいに、毎日休まず祈っているの。
神様からも、少しくらい応えてあげてほしいわねぇ。
――信仰者の言葉・3

炎氷司祭・カラト

赤き香炉・エリュトロンは、優しき火で善を癒す。
青き鎚矛・キュアノスは、烈しき氷で悪を滅す。
地に満ちた祈りと怒りが二つの神器に宿る時、
この地上を赤と青とに分け尽くす。

赤き香炉・エリュトロンが、祈りを糧に火で治す。
青き鎚矛・キュアノスが、怒りを糧に氷で潰す。
人が織り成した、罪科と善果で神器が輝く。
白黒付かぬ世の慟哭を、赤と青とで塗り分ける。

セト

ジャッカルの顔を持つ、保護と恵みの半獣神。
信仰の厚き者がいる商隊には天祐を贈り、
その旅路を見守ると言い伝えられる。

ジャッカルの面を被る、盗賊に暴行を加える怪人。
人間離れした素早さで、顔を見た者は一人もいない。
多くの盗賊団が連携し、その足取りを追っている。

双砲神罰・アンヴェルト

奴らは村を焼き、老人たちを引きずり回しました。
まるでゲームのように、村人を撃ち殺していったのです。
神よ、どうか奴らに鉄槌を。どうか……娘の仇を。
――エイドス教会の懺悔室・4

弱者の叫びに鉄火で報いる。我らは神罰の代行者。
涙の対価に装薬を、嘆きの対価に撃鉄を……
銃身が焼け付くまで哭きなさい、天に届く讃美歌を。
――双砲の神罰・アンヴェルト

セイントタイガー

邪悪なる存在は忌みて恐れる、その加護を。
聖域を守り、聖人に手を貸す、聖なる獣たち。
汝の名は、虎――実は案外、人懐っこきものたちよ。

よくない気配を嗅ぎ付け、虎は来る。
気に入った相手が困っていたら、虎は来る。
そして――心地よい場所を守りたくて、虎は座る。
ああ、虎よ。汝、聖なる以前にただ愛おしい、人の友よ。

星界艇人・ノア

艇は常に希望だけを運ぶわけじゃない。
戦火を齎す兵器や兵士……数多の不幸も運んできた。
それでも僕は……
艇が君達にとって望まれる存在であることを祈るよ。

艇が運ぶのは不幸だけじゃない。
純粋な夢。遥かな希望。人々の願いを乗せて飛ぶ。
僕達はそれを知った……そうだろう?グランサイファー。

栄華加護神・ヤテラントゥ

オイラさまはよ、祭りが好きでね。喜ぶ顔が見れっから。
手間暇かけてくれた分だけ、ご加護返してあげちゃうぜ。
全力で誇れよ人々、君たちの生み出す文化は実に愉快だ!
太鼓判を押そう、片っぽ折れたキュートな牙にかけて!

オイラさまにとって、地上は最高の遊び場なのよん。
ずぅっと繁栄して、もぉっと楽しいものを見せてほしい。
折角の面白さ、この程度で止めてくれるな、邪魔者さん。
――欠けし牙に誓う。我が神気の地に、一切の害悪無し。

翼人

本日呼べた風は……勢い良し、潤い良し、温度良し。
実によろしい。素直な流れだ、分かり易い。
どれ。私達に、勝利を運んで貰いましょう。

私の術は風を呼ぶまで。御しきるなどは手に余ります。
大切なのは、流れを支配するのでなく理解して乗る意識。
風を縛ろうとすることほど、無粋なものはありませんよ。

金剛拳聖

金剛の拳。金色の五体。始まりを告げる清光。
一息で毒矢の嵐を蓮に変え。跳躍、三度で世界を回る。
無窮が重ねた金光の連綿。人の祈りが創った闘神也。

光暈の砕。光輪の撃砕。終わりを告げる金口。
一撃で三つの都市を壊し。武闘、踊らば十悪を滅ぼす。
祈りが編んだ暁光の実像。人の信仰が生んだ闘神也。

廃滅のスカルフェイン

世は混沌。入り混じる苦しみ。形有るものに救い無し。
神は滅び、魔は絶え。人々は滅亡と共に祈り、喝采する。
彼らは既に知っている。救いとは、破滅だと。

瓦礫。灰燼。残骸。塵芥。総ては半端者。なり損ない。
形有るが故に苦しみと悲鳴は生まれる。
欠片すら残らぬ破滅。苦しみ無き世。即ち、無。

信仰具現化

百万遍の祈りが、私の喉から声を奪った。そこで私は筆をとり、もう百万遍祈ることにしたのだ。―『祈祷書』、序文

マスクジャイアン

神によって命じられ、聖なる扉を護る者。幾万年の時を超え、身じろぎ一つ起こさない。

聖なる扉の守護者は、ただ静かに立ち続ける。…時折来たる侵入者を、腕の一振りで裁きながら。

ジャンヌダルク

全ての兵たちよ!私は今この槍にかけて誓う!神のご加護は私たちのもの!勝利は我と共にあり!

今こそ神の御名において誓う!この戦、我が命に代えても勝利させてみせる!御神と我を信じよ!全軍、我に続け!!

グレートタウラス

悪事を為す者、塵となれ!
我が正義の掌撃にて、木端の如く吹き散るべし!
カァァァァッツ!

我に背を見せるか、愚か者!
我が正義の掌撃は、地の果てまでも貴様を追うぞ!
メェェェェッツ!

熾天使・ラピス

何度でも救いましょう。
あらゆる闇から。あらゆる悪から。
あらゆる絶傑、混沌から。
――私は貴方の勝利、貴方の救済!

終わること無き闇ならば、尽きることなき光で祓う。
案ずることなど何もありません。
世界に滅びなど訪れない――
――この私の翼が輝く限り!

報復・アニエス

疑うことなく祈りなさい。
果たすべきことを信じなさい。
その目に宿る清廉が、貴方の使命を見付けさせるから。
――『自然賛美の書』

「今斬ったの、本当にフィアかな。うーん、違ったかも。
もし違ったら……あは、またあの子の仇が取れるんだ」
澄んだ瞳の翼人は笑う。この使命に、ただ歓喜して。

聖波動スフィンクス

後ろから見るとかっこいい。前から見るとおっかない。
外にいれば大丈夫で、中にいるととっても危ない。
聖なるもので怖きもの、これなーんだ?
――都で流行りの謎かけ

我らにとっての神獣は、敵軍にとっては怪物だろう。
波動で結界を張り、自身を敵ごと閉じ込めて倒すのさ。
あれは味方だ。我々が善で、波動の外にいられるうちは。
――都の見張りの疑念

砕氷聖獣

聖なる、と呼ばれし獣が、穏やかだとは限らない。
封を砕き、赦されし者を放つ。荒れ、罪の報いを下す。
神の一面、力の威の執行者を、人は伏し、畏れ、敬う。

意の及ばぬ理不尽なまでの威に、人は畏れ、魅せられる。
放棄と降伏。ある種の神聖は、そこに自ずと発生する。
……誰も知らない。あの聖獣が、何の神の遣いなのか。

われた・シロ

シロは、「可哀想な子供」なんだって。
みんな言うの。「あの翼は呪われてる」「可哀想に」
みんな言うの。「親も殺せ」「暴れた」「翼に喰われる」
みんな……何も言わなくなっちゃったの。

お母さんとお父さんはね、シロと違うの。翼も、心も。
一緒にいると、シロの翼は化け物じゃなくなるの。
だからね、守りたいの。守るために食べるんだよ。
……心まで、化け物になりたくないから。

テミスの粛清

審判は決し、粛清が始まる。

じられし熾天使

失われた荘厳なる都に崩れ落ちた石像があった。だが禁断の地に立ち入る者はなく、姿を知るのは小鳥だけだった。

れた聖杯

穢れの果てに堕落せよ。―冥界の王・サタン

光輝ドラゴン

畏れよ、そして拝め。空より降り立つその竜こそが、悪意を摘み取る天の使者なり。

竜の威光は、悪しき者共の戦意を奪う。大いなる光に照らされた時、闇は必ず潰えるだろう。

ヘヴンリーイージス

放たれる光輝、邪まなる双眼を焼く。立ち昇る神気、卑しき手を弾く。其れは可視にして不可視、有にして無。触れられざる神の鎧。

輝ける白鎧は、絶対なる正義の証。其の指は天罰を紡ぎ、其の手は裁きを司る。邪まなる者、卑しき者は、焼かれ弾かれ、潰えて消える。

烈風翼神・ガルラ

汝の祈りが翼となって、再び風が吹き荒む。
其は蒼き黄金、天の頂き。
何人たりとも侵し得ぬ、絶対の翼神。

見上げるなど不敬、ただ頭を垂れて受け入れよ。
汝を覆う空、汝を包む風、全ては彼の者が司る。
振り下ろされる槍は、地を這う者への祝福と知れ。

れたる・チェキババ

人に希われて、道に背いた者らを狩った。
その翼を引き千切り、二度とは消えぬ烙印を刻んだ。
神は彼の功績を認めたが、許しはしなかった。
彼は神の言葉を認めたが、やはり許しはしなかった。

己が同族を殺めた力は、己が主を殺めんと欲し、
しかし、その刃は心の内へと秘められる。
神は彼を嗤い、道具として用いるだろう。
彼も神を用い、来たるべき日に嗤うだろう。

戦場審問官

「汝、罪人なりや?」
否を唱えば、原罪の否定、虚偽にして罪。処刑執行。
是を唱えば、罪の肯定、正しく罪。処刑執行。

「汝、異端なりや?」
白濁した瞳の審問官が、茫洋と問う。
否と言おうと是と言おうと、判決はただ一つ。

リボルバーイーグル

わたしが目を離したからいけないんです。
黒くてコロコロした子犬で……だいじな家族なの。
神さまお願いします。どうかコロを見つけてください。
――エイドス教会の懺悔室・1

標的は黒の子犬。姿を消して二日経っています。
鷹を飛ばし、速やかに対象の捜索を。
無情の荒野に、神の奇跡を起こしましょう。
――エイドス教会司祭・アンヴェルト

かなる代行者

お集まりの人買い諸君、ここで告知が二つある。
まず、私は君達の商品には該当しない。騙して悪いね。
次に――君達の悪は、赦される一線を今、踏み越えた。

人を知るには人に混じり、人を裁く時は人を外れる。
神の行いを担わんとするなら、当然な切り替えだが……
悪党に、裏切られたという顔をされるのは心外だな。

スカルフェイン

神は滅んだ…。祈ることなど、無意味なことだ…。救済の道は唯一つ…絶対の虚無のみ。

終焉望み破滅に散る。総ては…生まれし世界の定め。振り向くな神の子よ。抗うな魔の民よ。永遠の安寧…虚無は今ここに!