ごった煮

創作用。まとめ

【個人用】ヴァーナレク

姦淫絶傑・ヴァーナレク

声優-柚木涼香

進化前 姦淫の絶傑・ヴァーナレク

愛絶の姦淫・ヴァーナレク

進化前

愛し合わないか。
パトスの海に滑らかな種を墜とせば、
染み付いた欲望はもう剥せない。
――嗚呼、世界に試練を与えるよ。

進化後 姦淫の絶傑・ヴァーナレク

進化前

交じり合うための衝動は、何物にも代え難い。
呼吸さえ忘れ、命の意味も忘却し、テーゼは消える。
果たしてその時、自己を取り戻せるものだろうか?
――嗚呼、世界に試練を与えるよ。

 

プレイ→愛はパトス、テーゼは消える

進化 →愛の最中に自己などいらない

攻撃 →抱擁の翼

効果 →優しく、激しく

退場 →世界は進むんだね

愛絶姦淫・ヴァーナレク

進化前 愛絶の姦淫・ヴァーナレク

進化前

憎しみ合おう。
原初の海にロゴスは芽生えて、
目覚めたエゴが他者とを分かつ。
――嗚呼、次なる試練を与えるよ。

進化後 愛絶の姦淫・ヴァーナレク

進化後

異端へと異質へと、憎しみは向かう。
姦淫、囁く。即ち、憎悪こそ境の徴。
区別し嫌悪し、己と他を裂き分けよ。
他者が無くば交じる悦びも無い故に。

 

本体
プレイ→目覚めたエゴが他者とを分かつ。
攻撃 →君は君。
進化 →交じる悦びには他者がいる。
退場 →試練は進むんだね…
特殊ボイス →覚めないように…交わろう。
プレイ→区別しよう、憎悪しよう。
攻撃 →違いを厭おう。
進化 →異なるものを人は憎む。
退場 →悦びを…!

愛絶飛翔

進化前 愛絶の飛翔

『愛絶』とは、姦淫である。
交わるために愛など不要。必要なのは憎悪のみ。
異なるものを厭うが人。自己と他者とは憎しみが分かつ。
誰かと交わる悦びは、他者がいなくば叶わない。

 

プレイ→交ざらぬように。

憎悪する愛絶

進化前 憎悪する愛絶

「私は私、君は君。この憎しみも、交じるがために」
――愛絶の姦淫・ヴァーナレク
「あれこれ理屈、好かねえこと。野暮ったくて困りんす」
――ブラッドロード・ユヅキ

仁義

進化前 紅の仁義

「塩次郎にもほどがありんす。身の丈を知りなんし」
――仁義の悪魔・ユヅキ
「恥じらうことはない。衝動ごと抱いて、交じり合おう」
――姦淫の絶傑・ヴァーナレク

 

【神バハ】姦淫の絶傑・ヴァーナレク フェイトエピソード

 

《邂逅》

…その地にはまさにこれから和平を結ぼうと歩み寄る二つの国があった。

隣国ゆえに長年領土を巡り争い、多くの犠牲を払った末にようやくの平穏を見出した彼らはーー。

ーー突如として天より舞い降りた七枚の翼と共に、滅びを迎えた。

…なぜ滅びたのか。どのように滅びたのか、詳細は知れない。その元凶を探るべく、近隣の別国に保護されたという唯一の生き残りの元を訪れる。

男性

「…よくは覚えていません」

「…争い、怨恨、怒り、哀しみ。…皆が忘れようとしていた。…忘れて、これからを歩もうと…」

「…あぁ…。あの『翼』だ…。…あの美しい七枚の翼が舞い降りた瞬間…皆は…」

「…殺し、合い…殺し……私は…妻も娘も…!」

「…あああああぁぁぁぁぁぁぁ…!」

兵士A

「…騎士殿っ?大丈夫ですか!」

兵士B

「くそ…またダメか…!誰か、拘束具を!騎士殿はこちらへーー!」

兵士A

「…申し訳ございません。あの男、当時のことを思い出そうとするとあのようになってしまい…」

兵士B

「…何かに憑かれたように、自分や周囲の物を傷つけます。そして狂ったように嘆くのです…」

「…私の『愛』は失われたと」

兵士A

「…仲間や家族を失った悲しみはわかります。しかし…あんな状態ではまともに話うを聞くことすらできない。我々も手を焼いており…」

兵士B

「…もはや、原因を知るには現地へ赴くより他はありません。どのような危険が待ち受けているかはわかりませんが…」

[選択肢]

兵士A

「は…向かわれるのですか!?今からお一人で!?」

「ああいえ《救世の騎士》殿ならば心配はないとは思うのですが。しかし、お気を付けください。よからぬ噂も聞きます」

「…二国の和平が結ばれる日。不可思議な翼が天を覆ったあの日天たまたま近くを通り掛かった行商が不穏なことを言っているのです」

「…なんでも。…和平の場であるはずの国の方角からは…黒煙が上がっていたと」

「謎の翼によるものなのか…それとも別の原因からなのか。…それはわかりません」

 

…黒煙。それに、生き残りの男が口にしていた「殺し合い」という言葉も気にかかる。

兵士たちの不安げな視線を受けつつも、騎士は真実解明のために和平の場でもあったという亡国へ足を向けたーー。

…生き物の気配はなかった。

…全てが死に絶え、無数の亡骸が横たわっている。

…亡骸はもつれ合い、重なるようにして、その手に握る剣で誰かを貫いている。これでは、まるで互いが互いを…。和平の場であったはずがなぜ…。

……っ?

不意に。鼻先を掠めるように、ヒラヒラと「何か」が足元へ落ちた。

…それは一枚の羽だった。不気味なほどに艶やかで、胎動するように明滅している。

天を覆った七枚の翼。何かに関係しているのかもしれない。

無意識に手を伸ばそうとした瞬間…腹の内から湧き出るような、得体の知れない感覚が全身を襲った…!

理性すら消し飛びそうになるほどの、全身の疼き。私はその得体の知れぬものに耐えながら、羽へと触れるーー。

???

「ーー嗚呼。ーー君は抗うんだね」

…突如としてあたりに風が巻き起こる。煽られる体を支えながら、辛うじて見据えたその先でーー。

ーー七枚の翼をはためかせ、妖艶な微笑を湛える美女が、こちらを見下ろしていた。

???

「…愛を感じる。…君の中から、溢れるほどの愛を」

「深く繋がりを持った者への愛。

 結束を誓った近しい物への愛

 自身を求めてくれる者への愛」

「その愛が、君を抱く限り。いずれは君も抗えなくなる。呪いのように君を縛る」

???

「苦しいだろう?愛おしいだろう?身を委ねていい。溺れていい。それこそが愛の証明なのだから」

七枚の翼は大きく羽ばたき、女性の体は光に包まれる。

ヴァーナレク

「ーー十禍絶傑が七、《ヴァーナレク》。愛を抱き、淫姦の試練を与える者」

「覚えていてほしい…愛おしい君よ。一度芽生えたモノには抗えない。世界は愛に溶け合う以外にない」

「…そして、全てが溶け合う時こそは。この『抱擁の翼』にて…君を抱こう」

耳を撫でるような甘い囁きと共に…ヴァーナレクと名乗った女は光の粒子となって掻き消えた。

 

闘争》

…深き森の奥に。…その獣人たちの集落は存在していた。

獣人A

「族長…本当によろしいのですか?人間が申し出た休戦協定に応じるなど」

族長の長

「…多くの血は流れた。我らの領土を侵せし人と、守らんがために戦う我ら。互いに争い…多くを失った」

獣人B

「しかし、納得がいきません!奴らは多くの木々を焼いた!我々の故郷を侵し、我々から家族を奪った!」

族長の長

「…我とて、同じことをした。皆の憎しみは十分に理解している。だがここは我慢しておくれ」

「これからを歩むために。我々と人間は全てを水に流し、赦し合わなければならぬーー」

「…………っ?」

「な……ッ?なんだ。アレは……!?」

???

「…血を分けた愛」

ヴァーナレク

「血に刻まれた『宿命』の繋がり。流れる血潮に穿たれた楔を絶ち、与えられた愛をーー」

「ーー裏切り、抗うことはできるか?」

獣人B

「…七枚の…翼…?」

獣人A

「あ、あああ…ああああああああああああ…!!!」

ーーーー。ーーーー。ーーーー。

…一方その頃。亡国を離れた騎士は急ぎ元いた隣国へ走っていた。

…現れた七枚の翼を持つ女。…彼女が残した言葉。悪い予感がする…。とても…。

…………!?

ーー前方。ーー進行方向に…黒煙が上がっていた。

獣人A

「オオオオオオォォォ…ッ!!!!」

兵士C

「が、ぁ……!!?」

兵士A

「……くッ!」

「何故だ…!貴殿ら森の民とは、休戦協定を結ぶことで合意したはず!それをなぜ…!」

獣人A

「ウウウウウゥゥゥゥ…!!!!」

「…赦せぬ…裏切れる、ものか…!」

獣人B

「愛する女は貴様らの兇刃に倒れた!愛する子は、苦しみながら貴様らの放った火にあぶり殺されたッ!!」

「貴様らにわかるか!?無情にも奪われたこの嘆きが!二度と取り戻せぬ…その不条理への憎しみが…ッ!!」

兵士A

「……っ。……だが……しかし……!」

族長の長

「…憎しみを捨てねば、前には進まぬ。ああ、その通りだ。頭ではわかっている。正しいことだとは理解している」

「だが…毎夜のように夢を見るのだ。肉が焼ける臭い、愛しい者たちの慟哭。悲鳴の残響はこの身を侵し、赦してはならぬと心が叫ぶ…!」

「家族を!何よりも自分を愛してくれた家族を忘れ、その絆を裏切り!愛を捨てて明日を生きることなど、できはしなかったのだ…ッ!!」

「我らの宿命!我らを縛る繋がり!逃れられぬ愛と、逃れられぬ憎しみが、我が身を焦がし続けるのであればッ!!」

兵士A

「………うぐ………ッ」

兵士B

「……ぁ……ぁ……」

「なんで…こんな…。みんな、死んで…」

「なぁ…目を開けてくれよ…。仕事上がりに、一緒に飲みに行くって約束してじゃないか…」

兵士A

「…。…。…。」

兵士B

「……ッ。あああ、あああああ…ッ!!!」

「……ッ!!?」

「…七枚の、翼…?」

???

「…志の下に結ばれた愛」

ヴァーナレク

「明日を共に生き、明日を共に創ると誓った『因縁』の繋がり。心に穿たれた楔を絶ち、与えられた愛を…」

「ーー裏切ることは、できるか?」

兵士B

「…………ッ!!!!」

「…ああ、そうだ。できはしない…できはしないさ…!」

「あああああああああああああッ!!!」

獣人A

「…………ッ?」

ーーーー!

兵士B

「……ッ?騎士、殿…!?」

「何故、邪魔を…!私はあの獣どもを…!!」

[選択肢]

兵士B

「止めないでください…奴らは、私の友を奪った…!かけがえのない友を…!!」

「友は…こいつは、笑って言ってたんだよ!無意味な争いなんて終わらせようって!苦しみはある、和解なんて簡単なことじゃない!それでも…!」

「こいつがいたから、無理なことでも頑張ってきた…頑張ってこれた…!それを、あいつらは…ッ!!」

「休戦など…和平など…もう知ったことか…!この報い、必ず受けさせる…!こいつの無念を晴らす…!!」

「どいてください………どけッ!!!!」

「ーーぐッ?」

…襲い掛かってくる兵士を峰打ちで大人しくさせる。しかしーー!

獣人B

「オオオオオォォォ…ッ!!!!」

兵士D

「アアアアアァァァ…ッ!!!!」

至るところで響き渡る怒号、交わる剣戟…このままでは…!

???

「…疼くかい?」

ーーーー!!?

背後から囁かれる声…騎士は警戒するように飛びのき、剣を構える…!

ヴァーナレク

「…溢れている。君の内から、瑞々しいほどの愛が」

「愛おしい…愛おしい、君よ。そのまま楽に、溶けるようにして。全てを曝け出そう。」

「そんな君の全てをーー抱きしめてあげるから」

……!

全身を灼けるような疼きが襲う…!自分自身を保っていられなくなる…!

…この得体の知れぬ力は…あの七枚の翼から波及しているようだ…!止めなくては、この場の全てが呑まれ、死に絶える…!

ヴァーナレク

「…嗚呼。君は尚も抗い、自己を持ち続けるんだね」

「なら、見せてほしい。溺れるほどの愛の海に浸り…人はどこまで人として在れるのかを」

人々に波及する憎しみの連鎖を止めるため、ヴァーナレクと対峙する騎士。しかし…!

ヴァーナレク

「ーー『抱擁の翼』」

ーーーー!

あらゆる斬撃がいなされる。無に還る。

そして、翼より巻き上がる微風に頬を撫でられるたびに…己の内にある『何か』が疼く。

憎しみにも似ている。敵意にも似ている…だが違う…これは…。

ヴァーナレク

「……愛だよ」

「君を縛るモノ。君を突き動かすモノ」

「彼らは苦しんでいた。愛を裏切り、繋がりを裏切ることを。その本能に逆らうことを」

「私はその苦しみの象徴たる枷を…少し外してあげただけ」

「愛を殺し、絆を裏切り。愛なき苦しみの最中に生きるのは…あまりにも切ない」

…本能が、叫ぶ。目の前の女を殺せと。今すぐに打つべきであると。

皆のために。親しい物のために。守りたい者たちのために。

殺意と呼ぶにはあまりにも尊い。自らの内に秘めるーー残酷で、切ない心の軋み。

ヴァーレナク

「…可哀想に。抗うから、苦しくなる」

「君の愛を。彼らの愛を。誰に否定できようか。誰が拒絶できようか」

「裏切れぬ『宿命』。絶てぬ『因縁』。繋がりを一度与えられてしまえば、自己の思考というものはどこまでも無意味」

「…ごらん、彼らを。失われた愛を裏切れぬ故に。呪縛から逃れられぬ故に。己の愛が、自己という定義を超える」

獣人A

「ーーーー!」

兵士D

「ーーーー!」

ヴァーレナク

「…君らが抱く情動こそが愛。人の根底を為す、美しくも醜い、曝け出された心の在り様」

…。…。…。

[選択肢]

ヴァーレナク

「…これはね。私が世界に与える試練なんだ」

「人はどうしても愛情に縛られる。愛を理由に、過ちを犯すことも厭わない。理性も、詭弁も、教理も。愛の前にはまるで意味を成さない」

「だからこそ…私は知りたい。この愛を抱いたまま、人は世界は。…正しく在れるのかどうかを」

「愛があるからこそ、人は争う。愛があるからこそ、人は他者の愛を侵す。侵し合う。ならば、私はーー。」

ーーーー!ーーーー!ーーーー!

…意識が…理性が…呑まれそうになる。

本能に身を任せれば楽だろう。心のまま剣を振れば楽だろう。

…だが…それは本当にーー。

ヴァーレナク

「…。…。…。」

「…君はーー」

???

「ーー何ともまぁ。ーーくだらない」

ーーーー!

獣人A

「ーーガ、ぁ…!!?」

兵士D

「ーーぐぅぅ…!!?」

…一瞬の間。のたうつ大蛇が如く畝る八つの刃が、大気を引き裂きながら争う人々の体へと絡みつく。

ヴァーレナク

「……っ」

「…やれやれ。愛を語らう最中に…無粋だね、オクトリス」

オクトリス

「その言葉、貴方へこそ送りましょう、愛滅卿」

「愛ある世界。貴方の手頭から与えられ、満ちる世界。そのようなモノに如何ほどの価値があるのでしょう」

「他者を拠り所にする者に先はない。満ちる世界に溺れる者が、高みへと至れる道理はない」

「ーー飢えなさい、哀れな子らよ。そして識りなさい。永劫なる渇き、際限ない簒奪こそが世界を進めることを」

人々

「ーーオオオオオオオ!!?」

「ーーアアアアアアア!!?」

蛇腹状の剣が再び大きく畝り、人々へ襲い掛かる。

…しかし、削ぎ落すのは肉ではない。刃に絡み取られ、嚙み千切られた者は、魂を喪失したようにその場へと頽れる。

オクトリス

「…これが『愛』。奪うには儚く、あまりに空疎」

ヴァーレナク

「……」

「それでもね。愛なくしては…人は生きられない。そういうものだよ、十禍絶傑が八、オクトリス」

オクトリス

「…貴方ほど。奪い甲斐のない者もそうはいないでしょう」

「卿が削がれました。此処には飢えはない。故に、我が懐を埋めるほどの意思もなし」

「…そこの騎士よ。いずれ我が簒奪の試練にて、相まみえましょう。貴方が内に秘める渇望。その意志ならば奪う価値もあるというもの」

…十禍絶傑が八、オクトリス。そう呼ばれた女は背を向けると、光の粒子となって消え失せた。

…後に残ったのは静寂。オクトリスによって奪われ、抜け殻のように虚空を見つめる者たちだけーー。

兵士D

「………ぁ………ぁ………」

「ーー……わた、しは……どうして……なん、の、なめに……」

ヴァーレナク

「……愛は失われた」

「彼らを縛るモノは消えた。その呪縛より解き放たれた。もう大丈夫、もう苦しむこともない。嗚呼、しかしーー」

「ーー愛なくして。人は何と虚しいのだろう」

兵士D

「ーーーー!?」

「ーーあぁぁ…あたた、かい……。ーーもっと、もっと……」

七枚の翼が、抜け殻のようになった男を包みーーそのまま吞み下すようにして吸収した。

ヴァーナレク

「…繋がりが愛を為す。繋がりなくして、愛は為せない」

「…教えてくれるかい、愛しい君よ。どうすれば人は…互いを侵すことなく、純粋な愛を為せるのだろうか」

…。…。…。

ヴァーナレク

「…ふふ。ごめんよ…意地悪な問いを投げてしまったね」

「オクトリスほどではないけれど。愛を語らうには…この場はあまりにも切ない」

「…君が私を求めてくれるのならば。いずれまたーー逢瀬にて」

七枚の翼が羽搏き、風が巻き起こる。

再び顔を上げた時には…ヴァーナレクの姿は消えていた。

 

《絶禍

…。…。…。

女の声

ーー赦せない。赦せるわけがない!

ーーあいつらは私からあの人を奪ったのよ!

男の声

ーーあいつと約束したんだ…!

ーー二人で立派な騎士になるんだって!

ーーそれを…それをお前たちが…ッ!

少女の声

ーーパパぁ…ママぁ…!

ーーどうして…どうして…!

???

「…。…。…。」

「嗚呼…」

「…何故、人は憎しみ合うのだろう。何故、人は争うのだろう。…何故、人は滅びるのだろう」

「…誰も抗えない。…その想いに、その呪縛に。…囚われてしまえば、もう」

「…それでも人は。…愛なくしては生きられない。…愛を求めずしては生きられない」

「…なんて不憫なのだろう。…なんて不憫で…愛おしいのだろう」

「…与え、与えられ。…その繋がりが、人を滅びに導くならば。…その軛を解き放てないというならば」

「…私が全てを与えよう。…抱きしめて、全てを吞み込もう」

「…きっと誰しもが。…純粋に愛を為せるようにーー。」

ヴァーナレク

「…。…。…。」

「…嗚呼。…来てくれたんだね。」

一定の距離まで歩を進め、騎士はヴァーナレクを見据えたまま立ち止まる。

ヴァーナレク

「刃を向けないのかい?ふふ、君は強いんだね」

「確固たる自己がある。思考する理性がある」

「…もし。もしも、世界に生きる人々が君のように在れるのであれば。或いはーー」

「…ごめんよ。つまらない話だった。せっかくの逢瀬…愛を深め合わなくてはね」

「ーーこの世界から。ーー争いが絶えることは決してない」

「それは憎しみ故か?…否。憎しみのみで人は人を呪えない。人が人を愛するが故に」

「…解るよ。君がこれまで如何ほどの命を救い、如何ほどの世界を救ってきたのか。その身に宿る愛の深さを見ればね」

「だからこそ、問おう。愛を重ね、愛を繋ぎ。その先にーー何があったのかを」

…ヴァーナレクが、ゆっくりと歩み寄ってくる。

全身が痺れたように動けない。この感覚はーー。

ヴァーナレク

「愛が人を繋ぐ。愛が怨嗟を繋ぐ。愛が滅びを繋ぐ」

「逃れられない。抗えない。全ては愛故に。全ては繋がり故に」

疼く、疼く、疼く。先日以上に。比べ物にならないくらいに本能が疼く。

「…ならば。愛に囚われた瞬間。人は滅ぶしかないのだろうか?」

「…いいや、違うよ。愛にはまだ、ぞの先がある。もっとも深く、甘く。原初にして濃密な愛が」

ーー彼女の、指がーー

ーー頬に、触れるーー。

ーーーああああーーあああああーー!!!!

ヴァーナレク

「…本能の愛」

「交わり、溶けあい。全てと繋がり合う『衝動』。肉体に穿たれた楔を絶ち、私が与えた愛をーー」

「ーー君は裏切ることができるだろうか?」

ーー衝動。衝動、衝動、衝動、衝動

ーー理性が、飛ぶ。ーーソレ、から、逃げられナイーー。

ヴァーナレク

「…愛はパトス。…テーゼは消える」

「愛は自己を凌駕する。理性も、教理をも超えて。全てはその衝動の前に無力」

「ならば…愛の境界を取り払おう。人々に無意味な自己を捨てさせて、『抱擁の翼』で私の中に取り込もう」

「自己が消えれば、人は争うことはなくなる。私の中で一つに交われば、苦しみも消える。ただひたすらに、純粋な愛を為せる」

「怖がらなくていい。私が与え、私が抱こう。君たちはただ快感に身を委ね。愛という無限に溺れればいいだけ」

「…これまでに試練を与えた数多の世界。誰しもが、抗えなかった。純粋な愛で世界を満たすには、もうこれしか方法はないからーー」

…頬に触れる指先。優しく身を包む、七枚の翼。小さく囁かれたその言葉にーー。

???

「…嗚呼」

「…どうして、人は。…どうして、愛はーー」

「…どうして。…私はーー」

ーーどうしようもない、寂しさを感じた。

ヴァーナレク

「ーーーーっ」

「……何故。君は、そうまでしてーー」

…。…。…。

[選択肢]

ヴァーナレク

「……」

「…同じだよ。いくら抗おうとも。いずれは君も、皆と同じ破滅を辿る」

「…混じり合い、溶け合い。一つに還れば、きっと心地よい。だからーー」

「愛しい君よーーどうか、これ以上。私の心を乱さないでくれ。私に切ない希望を…抱かせないでくれ」

舞い散る羽を残し…その場からヴァーナレクの姿は消えた。

…………。…………。…………。

 

【神バハ】不殺の絶傑・エズエィア 《闘争》より抜粋

 

エズディア

「今日はここで終いとしよう。——客人も来た事だしな」

エズディアがそう口にしたと同時、天覆う枝葉を掻い潜り、ひとひらの羽が舞い落ちてきた。

羽は大地に触れると、融けるように解け……次の瞬間、騎士の眼前に翼を生やした女が静かに滞空していた。

エズディア

「淫姦の《ヴァーレナク》か。愛滅卿が来たとなれば、やはり今日はここまでだな」

ヴァーレナク

「……おや。不殺の君。成程、私は邪魔をしたようだ」

「そして……君は……」

女の瞳が騎士を映す。女の翼が宙を掻く。女が騎士に手を伸ばす。女の翼も騎士へ伸びていく――。

ヴァーレナク

「嗚呼、君。————愛し合うかい?」

戦慄と『衝動』。

突如心中に『植えられた』それを振り切り騎士は後ずさって剣を構えた。『本能』が叫ぶ。……この女は危険だ。

その思考と警戒の間隙を縫い――――

エズディア

「——呵々《かか》!」

三本目の《矢》が、騎士に突き立った。

エズディア

「まだ青い。腐り熟れるまで遠いなァ。……先刻言った『ここらで終い』?気を悪くするな、あれは冗談だ」

ヴァーレナク

「不殺の君。……うん、君というのは、実に君だね」

エズディア

「無論、私は永劫、この私だとも。あとは好きに抱けばいいさ、愛滅卿。ただ……」

「その果実、手ごわいぞ?」

女にそう告げ笑ったエズディアは、身体を光へと変化させ、樹々を突き抜け天へと去った。

ヴァーレナク

「……君は救世の騎士、だろうか?濡れ合う前に卿が削がれてしまったね」

「次こそは、混じり気なしに混ざり合おう。吐息を吐き合い、吸い合おう。……楽しみにしているよ」

やがて女……ヴァーナレクの身体もまた光へと形を変え、青空へ飛び去っていく。森には、騎士だけが残された――。

 

 

 

 

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ビショップ】其の弐

気高き教理

崇高なる教えを聞き、迷いを晴らせば、自ずと祈りの道は拓けるだろう。

 

ゼエン教とは……
空の世界と星の世界を繋ぐ大いなる導き。
星の民の加護を信じる者達の魂は、
やがて永遠の幸せを手にするでしょう……。

漆黒の法典

紐解けば、病魔があふれだす。

 

不平等は悪ではない。
平等こそが悪なのだ!

 

さぁ、僕が苦しみを与えましょう。
受けなさい。漆黒の法典!
――マウラ・アベラルド

愛の福音

至上の愛が戦場を照らし、数多の傷が癒された。

僧侶の聖水

私の祈り、受け取って下さい。

聖獅子の結晶

ほんの少しの想いの欠片が、
やがて大きな救いに変わる。
人よ、祈りたまえ。願いたまえ。
――『救済への道のり』、第一章

セイクリッドカウンター

――『聖騎士団戦記:第一章』
この世界は神様に見捨てられて、希望を失った。
だから僕が……神様の代わりにみんなを救うんだ!

平等なる裁き

罪人が裁かれるのではない。
裁かれる者が罪人なのだ。

清き転変

モノになればもう苦しまない。神は妙案の恩寵を与えた。

神愛の一撃

聖なる拳は反省を促す。
正しくは、反省という名の危機感を植え付ける。

不屈の祈り

敬虔である故に、謙虚と無縁なこともある。
より多くを救うというのは、強欲な決意であるが故に。

 

特技はダウジング 持霊は精霊のモルフィン
夢は世界一の探偵になること
――リゼルグ・ダイゼル

詠唱:聖獣への誓い

心身を尽くし、神に絶対を誓った者にのみ、聖獣は力を与える。

詠唱:異端審問

異端者かどうかは、殺してみれば分かることだ。

守護の陽光

天の光が、汝を護る。

詠唱:聖獅子の牙

聖獅子よ、牙無き者に牙を。

詠唱:神域の守護者

神域に踏み込みし者に、守護獣の試練を。

詠唱:天喰らう聖竜

それは、慈悲無き咆哮。

詠唱:神鉄の翼

舞い落ちた羽根が、大地に突き刺さる。

詠唱:獣姫の呼び声

誇り高き獣姫の呼び声で、大いなる爪牙が目覚める。

粛清の聖堂

僧侶が紐を手放すと、『救い』が落ち、『選ばれし者』の『咎』を跳ね飛ばした。―『善の在り処(検閲版)』より抜粋

アリスの冒険

「チョッキを着たうさぎなんて、初めて見たわ!なんだかすっごく面白そう!」―不思議の探求者・アリス

焼けた鉄靴

『神の愛』によって赤く染まった鉄靴は、
罪人の『罪』を焼き、極限の『許し』を与える。
――『善の在り処(検閲版)』より抜粋

詠唱:宝石の甲羅

押し潰されそうなほどだろう。
だが、それは大いなる者の一片に過ぎないのだ。
――宝石の巫女の教え

詠唱:蛇神の宴

滑らかに艶めく、蛇神さまの使い。
その鱗は信仰心に濡れていますわ。
――蛇神の巫女の教え

愚神礼賛

善き人は善き神に祈ればよい。
我らは我らの神に祈ればよい。

聖獅子の神殿

恐れることを、恐れるなかれ。
怯えることに、怯えるなかれ。
救いとはまず、曝け出すことで始まる。
――『救済への道のり』、第三章

安息の領域

安息の最中で、己が心と対峙せよ。

巡礼の道

千里の道を歩む意志を、千の羽が祝福する。

モスコの実

「今日、連れてった場所は誰にも秘密ニャ」
「ウン!ミンナで採ッタラ、無くなっちゃうモンネ!」
「そうニャ。感謝して、みんニャで分け合うニャ」
――ナテラの軌跡・9

詠唱:天からの助け

祈れ、人の子よ。それは決して無駄には散らぬ。
集いし思いの一つ一つが、翼の一枚一枚となる。
――楽園の双翼・ガルラ

背理盾・ゼノン

「これ以上、この世界にありもしない希望を見せるな」
――グランドナイト・ウィルバート
「ならば眠れ。瞼を閉じよ。汝の安らぎは夢の中に」
――安息の絶傑・マーウィン

清めの間

おかしい、と。修行を続けている内に、男は気づいた。
どれだけ徳を積んでも、『手』の穢れがなくならない。
「当然です。手を汚した事実は、死んでも変わりません」
――ある客人の記録、5

詠唱:神聖なる雄叫び

種族の壁を超える、祈りという名の声なき声。

見習いシスター

憂え、震える迷い子たちよ…今、手を差し伸べましょう。どんな懺悔も聞き届け、あなたの心を安寧の彼方へと導いて差し上げます…。

人は皆、悩み…苦しむもの。それは決して、過ちでも、誤りでもないのです。悔い改め、真摯に生きれば…天の道は自ずと開くでしょう。

ダークプリースト

人は弱い。故に、心の依り所が必要なのです。…その対象が邪神であるからといって、一体何の問題があるのでしょうか?

救いの道が一つであるなど…全くの傲慢です。人とは多様なもの。ならば…その行く末もまた、多様であるべきです。あなたもそう思いませんか?

教会の護り手

祈ること…それが己が身を護るのです!我が願いが、光となってこの体を包みます!

心願が、私を主を護る盾と変えます。悪しき者共は、私がここで食い止めます!

プリズムプリースト

まぁまぁ!神聖なる教会を襲うだなんて、ワルい魔物サンたちデスねー!ヘイ、バッドボーイズ!ワタシがバキュン!とお仕置きしちゃいマスよ!カモン!マイマジック!

神サマにたくさんお祈りして、ワタシはこの杖を貰いマシタ!杖はワタシの想いに応じて姿を変えマース!そう!即ち!正義の心が、ワタシの力なのデース!グッバイ!バッドボーイズ

レディアントシャーマン

肉体の目を閉じ、心の目を開く。そうすれば誰だって…大地に眠る精霊と繋がることが出来るのです。ほら、こうやって…。

偉大なる精霊は、私達を見守り、慈しんでくれます。だから、私たちシャーマンは、常日頃から精霊に感謝を捧げているのですよ。

ホーリーメイジ

祈りの言葉が…私に力を、勇気をくれるのです。

私は皆さんの言葉によって育まれました。…今、そのご恩を返させて頂きますね!

スカイスピリット

雲上に棲む風の精霊。優しき風で、清き者の背を押す。

雲上に棲む風の精霊。厳しき風で、悪しき者らを吹き飛ばす。

スレッジエクソシスト

こ、ここは神域ですのよ!皆さんが来ていい場所じゃありません!この《浄化の槌》で魂まで砕いて差し上げます!

や、やりすぎてしまいましたわ!神域の天井まで壊れるなんて!皆さんが弱すぎるのがいけないんですのよ!

マスターレディセージ

書を紐解けば、其処には全てが有る。文字で形作られた知識を追いかけていると…日が昇り、日が暮れ、時が過ぎていく。

私はこの書斎を出ることはない。書物は鎖。書斎は牢獄。私は知識という牢獄に囚われた、憐れな囚人なのだよ。

邪悪なる予言者・ダムス

おぉ!お前は天運を持っているな!(バカめ、本当は死相が出てるのさ!)

おぉ!お前は本当に幸運な奴だな!(不運な奴だよ!オレと出逢っちまうとはな!)

黄金都市の姫・リテュエル

どうか、私の側から離れてください。私は、災厄の姫。私に近付けば、あなたは不幸になってしまう……。

この身を縛る災厄に……私は負けたりしません。黄金と化した故郷を救うまで、決して……。

ホワイトタイガー

遠き異国、西方の地より降臨する四聖獣のひとつ。頂より耳を澄まし、大陸に降り掛かる災厄を嗅ぎ付けるという。

遠き異国、西方の地より降臨する四聖獣のひとつ。聖域に厄災を寄せ付けず、永劫の繁栄を約束する。

パニッシュシスター

あなた、異端ですね。
いけませんよ、異端はいけません。
改宗なさい。さもなくば死です。

信仰、足りてませんね?
いけませんよ、それはいけません。
祈りなさい。さもなくば死です。

アイギーナ

高波を超え、嵐に耐え、我が島に到りし者よ。
ここは神に愛されし場所。
貴方が脅かされることは、もうありません。

苦難を超え、辛苦に耐え、我が島に到りし者よ。
ここは貴方の安息の地。
神の愛が貴方にも降り注ぐことでしょう。

希望導く聖乙女・ジャンヌ

絶望や孤独に心を閉ざした者たちよ!
新たなる神の御旗を見上げよ!
私がその闇を貫き、諸君らを導く希望の道標となろう!

神の御旗に誓おう!私は誰一人見捨てぬ事を!
共に試練を乗り越え、人類が光ある明日……
新天地へと辿り着くために!

平和の紡ぎ手

降り注ぐ神の光は、祈りによって結実します。
あなたにも、救いの欠片をお渡ししましょう。

この欠片は平和の礎。
いつか平和を導くでしょう。
――あなたに平穏があらんことを。

内気なアルミラージ

……こんな身体、嫌なことばっかり。
月の光を浴びないと、元気が無くなるし……。
浴びたら、今度は耳が伸びちゃうんだもん……!
も、もうやだ、恥ずかしい……!

長く伸びる耳は、元気な証だって……、
家族の皆は、言ってくれるけど。
やっぱりやっぱり、ふわふわで、恥ずかしいし……。
だ、誰も、見てない、よね……?

星跡の巡礼者・ソフィア

えっと……ここは、どちらでしょうか?
困っている人を助けて寄り道をしているうちに、
聖地の地図を無くしてしまって……。
私はこれから、どうすれば……。

まあ、あなたが道案内をしてくださるのですか?
ご親切にありがとうございます!
……あっ、そうです!よろしければ道すがら、
ゼエン教について説明しても良いですか?

安息の従者

深き眠りを尊び、願う。
穏やかなる時の中で、緩やかに眠ること。
幸福でしょう。暖かで。

教義の一、穏やかなる眠りを広めよ。
世界に揺蕩う悪意、悪逆、最早制すること叶わず。
故に眠れ。安らかなる夢へ落ちよ。
――『安息の教団』、使徒の言葉

均衡の光・マーロン

営みは罪と同義。世界は罪人で溢れている。
結構なことじゃありませんか。
罪は罪、ただそれだけ。
償えば、贖えばいいんです。

均衡を司る、なぁんて大仰なことを言ってますけど。
要は延命です。やがては尽きる。
まぁでも、なるようになりますよ。
案外、世界は人に優しいですから。

セクメト

病を司る脅威の女神。
滅した獲物の頭蓋を被る、残酷さを持つ。
「いや……獅子の頭は商人から買ったのだが……」

病を司る脅威の女神。
その扇は嵐を生み、全てを引き裂くと言う。
「うっかり顔を煽ぐと大変なことになるんだ……」

鉄腕の修道女

核による変遷の発端は、修道女の祈りだった。
正しき救済を求める彼女の心に、核は答えた。
人を救うための鋼の手が齎されたのだ。
――教会の記録・1

彼女は、私達にとっての救世主だよ。
その手で救える限りの人は、絶対に見捨てないし……
多くの人に助かってほしいって、毎日祈ってるんだよ。
――信仰者の言葉・1

希望の女王・リテュエル

降りかかる不幸の分、皆で幸せになると決めたんです。
災厄の王女である私に、寄り添ってくれる人の為にも……
前だけを見て――明るい未来を見つめて、進むんです!
今この瞬間が、未来への第一歩――って、きゃぁっ!?

嵐も、魔物も……先程のような転倒も。
全て乗り越えて、幸せになってみせます!
故郷を取り戻し、皆で笑う……理想は決して諦めません!
そう、例え、今ここに隕石が落ちても……えっ?上?

セイントグリフォン

神への想いは、人だけが捧げるものではない。
生きとし生ける命、彼らもまたそれぞれに祈っている。
聖なるグリフォンにとって、雄叫びが祈願であるように。

祈ることは、生活の一部として溶け込んでいく。
それと同じく、彼らは生態そのものに神への敬意を含む。
聖なるグリフォンは、雄叫びで祈りと祝福を体現する。

神聖なる先導者

――『聖騎士団戦記:第八章』
邪神討伐を完遂。地上の状況を確認。
変化は確認されず。邪悪なる兵の発生は止まらず。

――『聖騎士団戦記:第九章』
聖騎士団長ウィルバートとしての結論を、以下に記す。
神が去った時点で、この世界は終焉を迎えていた。

聖なる守り手・ユカリ

困ったことがあったら、お姉さんに頼りなさい。
これでも仕事をバリバリこなしてる、
出来る女なんですからね!

がんばった自分へのご褒美に麦しゅわを……
はっ!だめよユカリ!
出来る女のイメージが崩れちゃう……!

ブレッシングバード

庭園を散歩するその姿から、
マスコットとして街の人々に愛されている聖なる鳥。
特に首を傾げる姿はとても愛くるしい。

己が存在に疑問を呈すか……ならば飛び立つがいい。
そして己を見つけよ。我らの翼は、そのためにある。
――楽園の双翼・ガルラ

トゥインクルミュース

必要なものを照らしなさい。
恐れることなく踏み出しなさい。
その耳に届く叫びが、貴方の使命を突き動かすから。
――『自然賛美の書』

利便性に魅了された人々は、祈りを機械で代替する。
その結果、彼らは忘れてしまった。
形だけの祈りに意味はない。想いこそが祈りなのだ。
――使命の光輝・2

ピラータートル

――其は《杖の四》、示すは《休息》。
巨脚が歩み、地に浸透す。清き光は聖域である。
建立されし象徴は、為されし平和を声なく告げる。

――其は瑞獣、清浄なる土地を渡る者。
歩調は鈍く。歩幅は狭く。確かに踏みしめ、歩み往く。
足跡こそが聖なる軌跡。歓談の声が辺りに響く。

伝道の司祭・ロレーナ

私たちが傷つけば、神様を悲しませてしまいます。
……つまり、たくさん鍛錬して健康になればいいんです!
皆さん!今日からお祈りは空気椅子でやりましょう!

私たちのがんばりを、神様はきっと見てくれています。
……なので、これからもたくさん鍛錬しましょうね!
それでは皆さん!今日は聖書突きをお教えします!

闇穿つ煌き・サリッサ

仲間なんてどうせ重荷、鈍るだけだって思ってた。
確かに足は鈍ったかも。でも、何だか負ける気しない。
皆で生き残るために――飛翔せよ!ペネトレイトスピア!

独りで勝てる、戦える、誰にも絶対負けたくない――
今はそれより、もっと怖いことが出来ただけ。
アイツらがいなくなるほうが、アタシはもっと嫌なのよ!

ホーリーエンチャンタ

着るだけで気分爽快!?なんだ、この鎧は!?
すげぇ……これならいくらでも持ちこたえてやるぜぇ!
――聖なる鎧、試着初日

皆さん。僕たちが膝を折ってはなりません。
守る者がある限り。さぁ、命尽きるまで戦いましょう。
――聖なる鎧、試着七日目

パニッシュメントスナイパー

亡くなった主人の、葡萄畑を騙し取られてしまいました。
年も年です、神様が辞めろと言ってるんでしょうかねぇ。
けど、二人で造り上げたものだから……悔しくてねぇ。
――エイドス教会の懺悔室・3

標的はあるファミリーの幹部と、奪われた土地の権利書。
殉職者が出たことから保安官側も依頼を出してきました。
詳細は手紙に……福音による禊ぎを始めましょう。
――エイドス教会司祭・アンヴェルト

日輪の巫女・ザルハメリナ

曇天は、人の心をも暗く覆ってしまう。
それは人々から気力を、思いやりを奪う恐ろしいこと……
私は、それを防ぐために自分の力を使いたい。
きっとお天道様も、そのためにこの力をくれたんです。

雲を裂く日差し。活力を取り戻した緑。人々の笑顔……
あの美しい光景は今でも忘れられません。
あの時のように、人々の心を照らすことができれば……
救いだなんて大げさだけれど、そう願っています。

極彩色の翼人

純白じゃない翼だって、案外悪くないもんよ?
だってほら、青空が、もーっと賑やかになるもんね!

ある町には、雨降らぬ空にもかかる虹がある。
その軌跡に手を振る人々から、涙の雲は去ってしまう。
――『翼を巡る旅路』

フレイルプリースト

我が鉄球は光と同じ。何処までも追い、邪悪へ届く。
抱える業を照らし出し、粉砕して差し上げましょう。

鉄球に宿るは神の光。即ち、今、神は注目しておられる。
凛と立ちなさい。更生の様、見届けて頂くようにね。

ステッキアルミラージ

私、そろそろいい年ですので。お転婆、反省しましたの。
家を継ぐに相応しい、お立派な淑女になります。うふふ。
では早速、届いた特注ステッキでお慈善事業ですわー!

東に悪党あらば、お高いステッキでブン殴りわからせる!
西に羨望あらば、お素敵なステッキの煌きで夢を与える!
あー!淑女のお慈善事業、クッソたまんねえですわねー!

絶望の聖女・ジャンヌ

聖女は神の不在を知り、絶望の漆黒に染まる。
されど、其は堕落にあらず。胸に抱くは、救済の誓い。
この世が神無き煉獄ならば、終焉こそが慈悲なのだと。
「神は死んだ――我が刃にて救済を!」

光も、闇も。聖女にとっては、救済の手段に過ぎず。
人々に畏れられようと、神々に謗られようと。
あらゆる人を救うため、彼女はこの世全ての敵となる。
「受け入れよ。絶望の果て、救済が待つ!」

アブディエル

天より……堕ちる……?はて、どういう意味でしょう?
我等の居る場所、身を置く正義、神の御許の他に無く。
すみませぬ、皆様の仰ること、一片もわかりませんです。

……ああ!そういう意味です、堕天!神への猜疑、反乱!
もう!ご高説垂れず、はっきり言えばよろしいのに!
なれば――皆様が向かうは、天でも地でもなき場所にて!

エスカマリの助言者

本日は、当ギルドにどのようなご相談でしょうか?
……ふむふむ。商店再建の、仕入れ資金の借入と。
了解です。では、均衡に向けたお話を進めましょう!

復興には、何しろ先立つものが必要ですよね。
その為の備えが、幸いにもうちにはございましたので。
改めまして――マーロン基金の御利用に大歓迎を。
失った分、得る為に。新生エスカマリは協力いたします!

平穏の制定者・マーロン

祈りなど愚者の空想。全能とは神でなく、金貨の称号。
だから私、お金が好きです。何よりわかりやすいですし。
殺めた分だけ、報酬が出る。滅ぼした分だけ、稼ぎ得る。
どうせ死ねば全ては無。ならば死ぬまで楽しまなくては。

斯くて男は崩壊し、罪を知り、涙し、紋様を授かる。
「与えよ。そして救え」──彼の人の言葉に縋り旅した。
終わりを求める心を封じ、神無き教会に与えしは規律。
祈りに代わり均衡を。罪人に贖いのすべを、世に救いを。

ホーリーセイバー

私には大義がある。目的がある。
そう教えられ、そう育てられた。
本当の自分を仮面の中に押し込めて、私は生きる。
――霧雨カグラ

本当の自分を見つけたい。
どこかにある、私だけのシャドバを探したい!
斬り裂け!ホーリーセイバー!
――霧雨カグラ

熟達の翼戦士

『羽休めに若者でも鍛えてやれ』……ようは引退勧告か。
この老いた翼では、昔のように自分で何でもとはいかん。
……皮肉なものだ。この私が、見上げる立場になるとは。

見上げて気づいたよ。私が全てを背負う必要はないと。
背中を預けられるほどに、若き翼は育っていたのだ。
体が羽のように軽い……今なら、どこまでも飛べそうだ!

ズラトロク

輝かせしは黄金の角。其は乙女と共に在りし楽園の番人。
聖なる獣が出でし時、欲深き狩人は穿たれる。

再誕せし聖なる獣。出でるは原初のエーデルワイス
欲望が肥大した時、黄金もまた強靭となり、狩人を穿つ。

救済の聖女・ジャンヌ

神の御旗が示す先。彼方の光。誰もが望む眩き明日。
道のりは険しく、それが諸君らの心を闇で覆うならば!
今こそ私は刃を振るおう!皆の行く先を切り開くために!

私は誓ったはずだ!誰一人見捨てぬことを!
故に諸君らの隣人として、肩を並べて抗うのだ!
我が戦い、振るいし刃が、御旗となることを信じて!

絶望の救済・ジャンヌ

神の御旗が示す先。彼方の光。誰もが望む眩き明日。
道のりは険しく、それが諸君らの心を闇で覆うならば!
今こそ私は刃を振るおう!皆の行く先を切り開くために!

私は誓ったはずだ!誰一人見捨てぬことを!
故に諸君らの隣人として、肩を並べて抗うのだ!
我が戦い、振るいし刃が、御旗となることを信じて!

守護の力

天命を果たす者に、神の加護あらんことを。

治癒の祈り

敬虔なる者よ。汝の行いに、祝福を。

星の奔流

祈るほどに欲するもの、祈るほどに恐れるもの。
逆さまになった水瓶がもたらす雨は、
恵みとなるか、災いとなるか。
――「空の上の水瓶」、第三章

プリズムスイング

キャモーン!マイプリズム!
――プリズムプリースト

フェザーダッシュ

急がば飛べ。
――フェザーフォルクの慣用句

包み込む願い

争いの最中で眠る真実。
揺り起こす者が、世界を変える。
「為すべきは融和。手を取り合えば希望が見えます!」

セイントスローイン

これもまた、聖水を味わうことには違いない。

詠唱:白竜降臨

供物に選ばれし者は幸いだ。最も気高き者に触れることが叶うのだから。

詠唱:神鳥の呼び笛

響き渡る笛の音に従い、輝ける神鳥が降り立つ。

詠唱:禁じられた儀式

邪神様は死を求めておられる。ならば我らはそれを捧げるのみだ。

エイラの祈祷

わ、私がみなさんを元気いっぱいにしてさしあげます…!

ペガサスの結晶像

神に恥じぬ作品だと自負しているよ。―水晶細工師

祈りの燭台

善き人は良く祈る。

詠唱:白牙の神殿

物言わぬ神殿が、物々しく牙を剥く。

黄金都市

伝説に謳われし黄金の街。
街の全てが黄金によって造られている。
建物も、道も、装飾も――
街の住人たちですら、全て。

セイント・コア

齎されしは核たる信仰。
救済を求む者たちが、その力に魅入られる。

 

マルの白翼が、アナタと共に……!

洞窟の聖堂

天の果てより光が射しこみ、蹄の音が洞窟に響いた。

フェザーサンクチュアリ

物言わぬものを尊びなさい。
日々の祈りを広めなさい。
その地が育む信仰が、貴方の使命に仲間を呼ぶから。
――『自然賛美の書』

聖なるジャッジガベル

被告人に、判決を申し渡す!
――神魔裁判長・ヴァルナ

悠久の絶望

「幸福に嗚咽する者よ。この苦難が救いとならんことを」
――絶望の安息・マーウィン
「俺は知っている。与えられるだけの救いは存在しない」
――ブライトパラディン・ウィルバート

鉄槌の僧侶

神に逆らう愚か者共よ!悪行はそこまでじゃ!キサマの正体…この目でしかと見破ってやろう!

見えた!ワシの目には貴様の弱点、ビシっと見えたぞ!その頭部!頭部じゃな!このメイスでその頭、砕いてくれるぞ!

ガーディアンシスター

教会の敷地にまで入って来るとは…愚か者め。魔物共よ、その身に天の祝福を刻んでやろう!

…戦で孤児となった私は、ここで育てられた。教会は、人々の希望なのだ。だからこそ…魔物などに踏み入らせはしない!

敬虔な修道女

神の奇跡をもってすれば、いかなる困難にも、いかなる苦難にも、立ち向かえるはずです!

神の奇蹟は信ずる者を救います。真摯なる祈りを捧げれば、暗闇を退ける事が出来るはずです!

残忍な修道女

魔神を崇める子羊たちよ!我らの戦に魂を捧げ、その信仰心を示すのだ!

ふふふ…その祈り、見届けたぞ!魔神に身を捧げた者たちよ!その心に秘めたる昏く深き欲望を晒し、世界を血に染めるが良い!

ホーリーフォックス・グリモー

暗闇を照らす、輝きの聖狐。その毛の一本一本に、聖なる力が宿っている。

暗闇を晴らす、煌めきの聖狐。その美しき毛皮の下には、獣の獰猛さが隠れている。

熟達の調教師

私、ちょっとした特異体質でね。ただ立ってるだけで動物を引き寄せちゃうの。凄いでしょ?

動物に好かれるのって、すっごく幸せよ?だって、この子たちってみーんなすっごく可愛いんだもの!

清浄の治療師

あなたの傷を癒しましょう。それで足らぬのならば、あなたの全てを救いましょう。さぁ、私の魔法に身を委ねて……。

癒しも、救いも、あなたのもの。私が側に居る限り、ずっと。だから案ずることはないわ。さぁ、私に心を委ねて……。

オクトパスビショップ

俺の足、何本あるか当ててみろよ!

俺の足は二本なの!顔についてるのは足じゃなくて髭だからな!

鳥飼いの使徒

鳥飼いの仕事、未だにニガテ……。だって鳥って、急に動くし、飛ぼうとするし……。まぁお仕事だから、頑張るけどね。

きゃ、きゃあ!?こっち来た!と思ったら逃げた!私の羽を見て、仲間だと思ってるのかな?大人しくして欲しいのにぃ……。

星追いの精霊

星々は、祈りの数だけ、煌めくの。
だから私は、祈りを捧げる。
もっと夜空が、煌めくように。

星々は、願いの数だけ、輝くの。
だから私は、願いを紡ぐ。
もっと世界が、輝くように。

誓いの翼戦士

誇り高き翼に誓おう。
我が生涯を翼ある者たちに捧げると!

誇り高き翼に誓おう。
翼持たぬ浅ましき者共を打ち払い、
天上の楽園を実現しよう!

ペガサスデュラハン

英雄と呼ばれ、讃えられること。
嬉しくもあるが、何より煩わしかった。
だから彼は捨てたのだ。
ただ、ありのままで居るために。

英雄と呼ばれ、讃えられること。
それは自己の喪失だった。
だから彼は捨て、そして得たのだ。
ありのままに世界を救う自分を。

安息の使徒

深き眠りを尊び、願う。
朝に瞼を焼かれ、目覚めるなどは、
苦難の道に他ならない。
我らは欲す、遥かに続く、目覚めぬ眠りを。

教義の三、目覚めることなかれ。
目覚めを教えてはならない。
目覚めぬ眠りこそ、救済そのもの。
――『安息の教団』、使徒の言葉

安息の絶傑・マーウィン

己こそ真の邪悪。
畏れ、油断、甘え、弱さ、全ては己の心。
対峙せよ。目覚めぬのなら、心と眠れ。
――今、世界に試練を与えん。

己が外に何を求む。
己が内さえ知らぬ者が。
安息を振り解く、踏み付ける、踏み躙る覚悟はあるか。
――今、世界に試練を与えん。

救済の聖獅子

無垢なる祈りと切なる願いは、
やがて輝ける道筋を示さん。その果てに座すは
救いの権化。汝の祈りし相手そのものなり。
――『救済への道のり』、第十章

対面せしは救いそのもの。されど汝、既に
答えを悟れり。救いの道に限りなく、絶対の答えもなし。
ここは果てなき道の始まり。汝、救いを知る者なり。
――『救済への道のり』、第十一章

安息の狂信者

深き眠りを尊び、願う。
瞼を閉じず、安寧も拒む者。
世界は愚者で満ちている。
愚者には愚者の眠る場所へと。

教義の裏、眠りに堕とせ。
安寧は至上、至上を拒むは狂気の印。
狂える者には相応に。
狂える者には永遠に。

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ビショップ】其の壱

天罰の神父

罪深き、迷える子羊よ……。
我が眼前で心ゆくまで懺悔をなさい。
……なるほど。
あなたは多くの人を殺めてしまったのですね……。

神の裁定は……マル……
と見せかけてバツ!罰!バァァァァッツ!
反省が足りなあああぁぁいっ!
懺悔なさい!より激しく懺悔なさい!

天象の風・ペトラ

風祷師の本来の役割は、騎空艇に同乗して
天候を読むことなんです。でも最近では、
風祷師の数も減って、地上から騎空艇の
無事を祈る形だけの風祷師ばかりになりました。

えっ!?私もあなたたちの艇に……?
……あ、ありがとうございます!
私、昔の風祷師みたいに、騎空艇で旅をしてみた
かったんです……どうぞよろしくお願いします!

神殿の風熊

其は必滅の風を司りし忠義の同胞、
炎の誓いを知る者よ、汝に永劫の感謝を……。
――グリームニル

オマエも風が使えるんだし、友達だよなー!
え?今度、炎の聖獣も紹介するって?やったー!
――グリームニル

楽園の聖獣

本当に穢れ無きものは、穢れの存在すら知らない。
故に死という穢れとも無縁、永遠に純白のまま。

本当に穢れ無きものは、言葉すら必要としない。
意思の疎通も交渉も、悪意が無ければ無用のまま。

温情のラビットヒーラー

この戦場で怪我をすれば、不器用な彼女がやってくる。
強気な声に、慌てた歩調で、不機嫌な彼女が駆けてくる。
「そこぉ!またケガしてるじゃないの!」
――ある戦士の日記

彼女は文句を言いつつも、器用に治療をしてくれる。
感謝の言葉を伝えれば、上機嫌に呟いてくれる。
「私がいないとダメなんだから!」
――ある戦士の日記

デスティニーウィングナイト

戦士は天へ哀願した、弱者を救済する力を。
力は授けられた、神たる使徒の似姿として。
「だが人よ、過ぎたる力と忘れるなかれ」
戦士が神を忘却した時――背の翼は、彼を天へ連れ去る。

戦士は救済した、夥しい数の弱者を。
弱者は崇めた、彼ではなく、彼の主たる神の名を。
「だが人よ、空虚な行為と投げ出すなかれ」
名もなき戦士は戦い続ける――彼が神を信じる限り。

警察神官・パイン

行きますよー、『悪事を白状して謝りたくなる魔法薬』!
……あ、あれ?ちょっ、どこ行くんですか!?待って―!
はっ、これ『運動不足を解消したくなる魔法薬』でした!

あーっ、あの時の捜査協力者さん!
あなたがぶつかったおかげで、真犯人が捕まりました!
この運も、未来の警察神官長の持てる才能ですね!

聖石の使徒

聖石たちが騒いでいる。敵が近づいているのね……
こうなったら変身よ!プリズム、チェーンジ!!

神が遣いし堅固の乙女、ホーリージェム!
悪い子たちには洗礼を!足を洗って改心しなさい!

魔物を愛でる闇の聖職者・ウィル

やあ、魔物を粗末に扱うクソッタレども。
懺悔は要らないよね?聞くつもりもないけど。
……ん?僕が何者かって?
ハハッ、ただの平和主義な聖職者さ。

生憎と、慈悲の手持ちは切らしててね。
欲しいなら他をあたってほしい。
代わりと言ってはなんだけど、僕が裁きをあげよう。
こんなにも美しく愛おしい……魔物を傷つけた分だけね。

神威のユニコーン

類稀なる名馬にして、信仰を宣教せしもの。
何人たりとも、その背に跨ろうと考えてはいけない。
あの馬には既に、神に授かった使命が乗っている。

神を操れると考える者などいまい。あの馬はそれに同じ。
神の威光の体現にして、形を持った教えそのもの。
人よ、驕れるなかれ。何処へ行くかは、馬が決める。

実りの参謀・ムニャール

「ナテラは今や、一つになったのニャ!!!」
足取りは軽く、心も軽やかに。
「平和の果実を、仲良くみんニャで分け合うニャ!!!」
使命に滾り、喜びに溢れた森の参謀。

「一緒にネ、モスコの実を採りニ行ったンダ!」
声を張って、宴を張って。
「ムニャールが行くトネ、ミンナが笑顔になるんダヨ!」
使命を忘れて笑う、皆から愛される森の参謀。

カースメイデン

バトルがそんなに楽しいですか?
だったらもっと楽しくしてあげますよ……。
――マウラ・アベラルド

僕のバトルは苦しみそのもの。
いつまで笑っていられるか、見ものですねぇ。
――マウラ・アベラルド

福呼びの狐

「騒がしい都から離れ、穏やかに過ごせないものか」
疲れ切った男が森の中で独り言ちていると――コン。
鳴き声と共に、美しい毛並みの狐がゆらり、と現れた。
――ある客人の記録、1

白い狐は神の遣い。大層なご利益があるという。
そんな噂を耳にしていた男は、半信半疑で銭を捧げた。
すると――コン。気づくと男の目の前には、大きな寺が。
――ある客人の記録、2

天罰の司祭

魔の者よ。安心して懺悔なさい。
神の裁定に貴賎はなく、誰であろうと等しく行われます。
……なるほど。
ちょっと村を焼き払ってしまっただけなのですね……。

神の裁定は……バツ……と見せかけてやっぱりバツ
圧倒的に罰!私のもとに送られる者は、皆バァァァッツ!
我が眼前に居る時点で、アナタには反省が足りない!
他の子羊たちと同じく、深く深く深ぁぁぁく反省なさい!

説話の伝承

信仰には様々な形がある。
だが、崇められるべき神はただ一つである。

ジャスティス・マナ

母より子らへの贈り物。
曇りなき心が受け取ったのは、使命に宿る正義のマナ。
為すべきことを為すために、マナは彼らに力を齎す。

宝石の輝き

磨かれた美は、見る者の胸を打つ。

 

ご覧あそばせ?
――七宝石の姫・レ・フィーエ

聖痕の発動

独りだけ利益を得続けられると、本気で信じてました?
規律を乱す思い上がり、均衡にて切り捨てましょう。
――イズニアの軌跡・4

不器用な信頼

これは未練。繋がりを排しきれない己の甘さ。
飢えた獣に堕ちぬ為――良心という鎖をどこかで求めた。
「ムニャ……ヴァイディ、様ぁ」
――ナテラの軌跡・4

信仰の一撃

救いとは、疑う者への見せしめである。

詠唱:天馬召喚

天空を拝せよ。さすれば天馬が舞い降りん。

詠唱:白翼への祈り

祈りに集う、純白の翼。

詠唱:聖なる願い

天恵をもたらす、純粋なる願い。

詠唱:夢想の白兎

ようこそ、夢幻の世界へ。

星導の天球儀

空と大地を秘めし天球儀。
その傾きが運命を指し示す時、
選ばれし者の伝説が始まる。

詠唱:翼の砂時計

時は去りゆく。
流れ落ちる砂のように。
あるいは、空を翔ける翼のように。
――翼の巫女の教え

頂きの教会

さぁ、世界に調和の華を咲かせましょう。
――アークビショップ・レリア

 

頂きにて咲き誇るは、大輪の調和の華。

封じられた法典

信仰とは受容であり、許容である。
紐解いて出でた真理が例え汝を焼こうとも、
溢れ出た言葉が汝の身を導こうとも、
ただ受け入れよ、ただ許せ。

黄金の鐘

「これも鳴らしていいの!?リンゴンリンゴーン!」
――ベルエンジェル

 

ウサミンの音色、響かせちゃいますよ~!
――安部菜々

ムニャール登場

「過激派《マーナガルム》の参謀といえばこの方さ。
使命感を持ってらっしゃるし……時々、木の実もくれる」
――ナテラの過激派《マーナガルム》

邪教の神殿

うっふふぅ♪お困りのようですねぇ?
神殿アドバイザーのメルちゃんに相談してみませんかぁ?
――異端の修道女・メルコット

詠唱:一角獣の祭壇

ユニコも一緒に踊ります!
――一角獣の巫女・ユニコ

獅子の聖域

どれ、試してあげよう。
全力をもって挑むがいいさ。
――レオン・オーランシュ

気高き魔除け

魔除けは魔が嫌うもので作られるというが、
魔が真に嫌悪するのは、魔除けを信じるほど清らかな心。

教皇の祭器

教皇が己を飾り立てるのは、
己が教理の飾りであることを忘れぬため。

スネークプリースト

蛇神さまのおわす場所には…誰一人…虫一匹…近付けさせはしませんわ…。ふふ…。

踊り…踊り…私は蛇神さまと一つになる。何たる光栄なのでしょう…。この儀式…誰にも邪魔は出来ません…。うふふ…。

ラビットヒーラー

そこぉ!またケガしてるじゃないの!もー、どいつもこいつも突っ込みすぎよ!回復するこっちの身にもなんなさいって!

私の周りの連中はどうしてこんなケガするのかしら…え?キミに回復して貰いたいからだって?…バ、バカじゃないの!?ったく、どうしようもない連中ね!私がいないとダメなんだから!

アーデントシスター

主の威光を理解できなくとも、この剣の輝きには恐れを抱くようですね。…悪魔よ。己が罪悪を悔やみなさい!…成敗!

悪魔よ…何度この地に舞い降りようとも、私は主の代行者として汝を裁き続けます。穢れ無き魂を持った…この子たちが居る限り!

マイニュ

我は形なき者。我は純粋なる悪意を持つ者。我は…お前の中に潜む者。

己が身を省みよ。そう…我はお前だ。お前の心の中に眠る、冷たい悪意そのものなのだ。

加護の修道女

あら…ちょっと元気がないみたいですね?大丈夫ですよ、私がついていますからね!

ふふ!元気になってくれてよかったです!人は元気なのが一番だって、主も仰っていますからね!

天界の忠犬

ソイツは神殿の守護者さ。基本的には無害だが、周りに浮かんでる鏡の破片には気を付けろよ?ザクッといっちまうぜ。

ソイツは神殿を荒らす盗人には容赦ないぜ。睨まれたら最後、鏡の球体がどこまでも追いかけてくる…ってわけさ。

フロッグクレリック

ケロケロ!いたいのいたいの、飛んでケーロ!…初めて使った魔法だけど、いたいの飛んでったケロ?

ケロケロ!いたいのいたいの、飛んでケーロ!…初めて使った魔法だから、逆にいたくしちゃったらゴメンだケロ!

煌翼の戦士・リノ

いつだって前向き、前のめり!世界を護るために一生懸命がんばるよっ!

あたしね、色んな人に護られてきたんだ!だから今度はあたしがみんなを助けるから!深い闇だって笑い飛ばしちゃうよ!

ミストシャーマン

もう大丈夫だよ。さぁ、君を世界から隠してあげる。僕の生み出す霧のカーテンでね。

怖がらなくていい。世界はもう、君を見つけることなんて出来ないよ。霧のカーテンの中に居る限り、ずっとね。

聖なる弓使い・クルト

聖神弓』よ、俺に力を与えてくれ!大いなる闇を祓う、清き力を!

聖神弓』に選ばれたあの日から、俺ずっと覚悟を決めてるんだ!世界のためにこの命をかけるってな!

赤枝の聖騎士・ノイシュ

この国を恐ろしき嵐が襲うであろう。我らは赤枝の聖騎士として立ち向かい、耐える役目を担っているのだ……。

この国の行く末に祈りを捧げよう。王は正しく、民は勤勉であり、我ら赤枝の聖騎士は強靭であり続けるように……。

スノーホワイトプリンセス

「雪と咲く一輪の華、その美しさを妬む者あり。悲しくも卑しき意思により、少女は深き眠りにつく。少女のまなこを開くには、王子の口付けが鍵となる」―『童話:雪華の少女』、第五章

「すきとおる肌は、まるで雪。つややかなる唇、まるで華。おぉ、儚くも美しい姫よ。私の口付けで貴女のまなこを開きましょう」―『童話:雪華の少女』、第七章、王子の言葉

スタービショップ

星は見えずとも常に輝く。
人の心もそれと同じだ!
君の心の輝きを――見せてくれ!

星は暗き不安を追い払う。
人の心もそれと同じだ!
君の心の輝きで――明日を照らすんだ!

アンドロメダ

神はその美を妬み、その美を隠すことを望んだ。
死の雲が彼女を覆い、彼女の光は失われた。
――『美星の輝き』、第三章

死の雲に包まれてなお、彼女は屈さず、諦めない。
その気高き心は光と化して、死の雲を打ち払った。
そして、地上は彼女の輝きで満ちたのだった。
――『美星の輝き』、最終章

ソードシスター

祈りだけじゃ軟すぎる。
刃だけじゃ硬すぎる。
だから私は刃に祈るの。

祈りの刃で悪しきを斬り裂き、
無垢なる者を抱きましょう。
全ては調和ある世界のために――。

デスサイズシスター

懺悔をすれば、救ってあげます。
アナタの罪は、ここで断たれます。

幸せってなんでしょう?
救いってなんでしょう。
私にとってはこれです。
――アナタのその、恐怖の顔。

宝石の巫女

どんなジュエリーがお好みですの?
キュートなものから、セクシーなものまで!
よりどりみどりに、取り揃えてますわっ!

時には可憐に、時には艶やかに!
ジュエリーは人をステキに変えますの!
さぁさぁ、どうぞ選んでくださいませー!

ウィンドプリースト・ヘイゼン

私は、風の神官ヘイゼン。
人々を救うため、世界を旅している。
私は元軍人だからね、神殿で難しいことを語るより、
この足で、世界を巡るんだ。

この罰当たりがァァーッ!!
口で言ってもわからないのなら、
愛の鉄拳で目を覚まさせてやるッ!

ホーリープリースト・ロレーナ

幸福な一日があるのは、神様のおかげです。
だから、私は日々祈ります。
だから、私は日々鍛錬します。
では今日も、祈りと共に正拳突き!始めましょうか!

神様はとっても優しいです。
ですけど、優しいだけでは世の憂いを晴らせませんよね。
あなたが傷付いたら、きっと神様は癒してくれます。
もし、あなたが悪さをしたら……きっとオシオキですよ?

神鳥の修道女

ちょっと一言よろしいですか?
悩める貴方に助言をします。
飛ぶ鳥のように自由に生きなさい。
さすれば不細工な悩み顔を晒すこともありません。

キィー!
(いいヤツなんだけど一言多いんだよなー)
――壮麗なる隼

ユニコーンナイト

「どうして、争いは無くならないの?」
少女の無垢なる問いかけに、白き聖獣は答えた。
自分と契約した者は、争いを失くす力を得ると。
「じゃあ……わたしが、あなたの騎士になる」

「あなたは、すごいね」
少女の賛辞に、白き聖獣は首を振った。
争いはまだ失くしきれぬと、そう零した。だから――
「わたしたち、いっしょに……どこまでも、いこう」

安息の信者

深き眠りを尊び、願う。
世界に救いなどありはしない。
だが世界に棲まう己の心に救いはある。
ならば求めよ、眠れ、眠れ。

教義の二、心に浸れ。
外に救いを求めることこそ、過ちの始まり。
己が内、己が安息を見つけ出し、尊ぶべし。
――『安息の教団』、使徒の言葉

イビルアルミラージ

月光、美味しくて。
昂って、真っ白になって、それでアレを口にしたの。
月光、美味しくて。
でも……もっと美味しくする方法、見つけたの。

ニンゲン。
よく喋るから嫌い、仲間を捕まえるから嫌い。
ニンゲン。
でも好き。月夜に口にすると、震えるほど美味しいの。

セイントガンナー・コレット

こらー!
人を惑わす闇の住人は、聖裁使徒が許しません!
大人しくしてないと聖水入りの弾丸で撃っちゃいますよ!
……当たるかどうかは分かりませんけど!

手を上げてください!
ゾンビさん、人間を食べちゃいけませんよ!
そんなに可愛いのにどうして悪いことするんですか!
……え?ゾンビは可愛くない?そ、そうですか……?

白きレインディア

信仰を胸に、己の限界を超える試練の刻、
信心の審判者たる、純白の御使いが現れる。
汝の心に信心あらば、神の庇護がその身を覆うであろう。
――ある地方の神託

苦しい戦況の中で、祈りと共に剣を振ったら――
白い神獣と目が合って、身体が軽くなったんだ。
俺はその瞬間から、傷一つ受けずに戦い抜いたよ。
――ある地方の聖騎士

異端の修道女・メルコット

メルヒェンな神殿へようこそぉ!
神を祭る建物がメルヒェンだっていいですよねぇ。
さぁさ、遠慮しないで入ってくださぁい。
道案内は、神殿アドバイザーにお任せあれぇ!

本当のメルヒェンは、深ぁい絶望の中にあるんです。
この神殿に神はいませぇん。
地上を残酷で真っ黒なメルヒェンワールドにする為……
氷獄の底から、あの方をお招きする予定なんですぅ!

マシンファルコン

機械は思わぬ方法で、救済の手段を示して見せた。
教会の皆のもとに、金属で出来た鷹が訪れたのだ。
その戦闘力は高く、教会は悪魔も避けて通る地となった。
――教会の記録・2

妙な機械がやってきて、機械の鷹を置いていったんだ。
あれってもしかして、神様の遣いってやつだったのかな?
まぁこれで、教会の皆が落ち着いて神に祈れるな。
――信仰者の言葉・2

怒れる天界の忠犬

「この傷か?……昔、神獣の機嫌を損ねちまってな」
古傷を持つ盗賊は、唇を吊り上げた。
「鋭い爪に、むき出しの牙……とんでもねぇ怪物だった」
盗賊の武勇伝は、聞く者に恐ろしい神獣を想像させた。

「ソイツが得物を構えたら、諦めろ」
盗賊は、誇らしげに自身の古傷を指差した。
「古代兵器さ……狙われたらもう逃げられねぇ」
話を聞いた者たちは、神獣の恐ろしさに震えた。

機械腕の祈り手

核による変質の影響は、新たな最適化を生み出していた。
自らの手で救いを広げるマシンファルコンとは逆に、
彼女は更なる救いを神から引き出そうとしていた。
――ある修道院の記録・2

空から救いを広げるのも、とっても素敵な活動だけど……
祈り手の私は地上から、皆に救いを届けるわ!
……って、この機械どうやって使うの~!?
――機械腕の祈り手からマシンファルコンへ

調和の聖女・レリア

この身は天秤、調和の礎。
今、審判を委ねなさい。
肉体と精神を、正しき秤に載せましょう。

不均衡こそ、過ちの源。
強き肉体、弱き精神。逆もまた、自ずと然り。
秤を乱す者よ、己の弱さを知りなさい。

清純なる祈り・エイラ

「エイラ、また祈ってんのか?」
「はい。ちっぽけな私でも、神様に届けられるなら……」
――クルトとエイラ、ある日の会話

「悪い奴らをやっつけろ、って祈ればいいじゃねぇか!」
「えと……誰も怪我しないのが、一番だと思いますから」
「……そういうとこは、しっかりしてるよなぁ」
――クルトとエイラ、ある日の会話

エンジェルラット

出来るだけ重いものを運びなさい。
それを恐れるのではなく喜びなさい。
その背に生えた善導が、貴方の使命に力を貸すから。
――『自然賛美の書』

自然より多くを与えられし者は、多く背負う役目を持つ。
翼持つネズミも例外でなく、彼は日々重き鉄球を運ぶ。
次の休暇まで二十日。この使命は、覚悟無くば務まらぬ。

フェザーフォルクパニッシャー

見過ごせぬ時には立ち止まりなさい。
授かりしことを思い出しなさい。
その手に籠る頑然が、貴方の使命を果たさせるから。
――『自然賛美の書』

正義に己を燃やすとき、手に力が湧き上がる。
これぞ自然が与えたもうた、人ならぬ人たる我らが役目。
広めに行こうではないか。この使命を、新たな土地まで!

聖杖の司祭

――『聖騎士団戦記:第二章』
神様のいなくなった世界に、邪悪な神が君臨した。
世界の色んな場所で、邪悪の兵隊が現れたんだ!

――『聖騎士団戦記:第三章』
抗う僕達……いや、俺達の前に邪悪の遣いが顕れた。
奴らは天を閉ざし、地を灰にし、海を枯らした……!

サンライトシスター

闇に閉ざされた国を訪れたのは一人のシスター。
彼女が祈りを捧げると奇跡は起き、天より光が齎された。
「神様なんて、そんなに遠い存在じゃないですよ」

「私にとっては身近な存在なんですが……」
「ずっと視えてればそうでしょう」
――サンライトシスターと守護神の会話

博愛の翼人

苦難の中に舞い降りなさい。
たくさんの優しさを配りなさい。
その温もりに込めた想いが、貴方の使命を伝えるから。
――『自然賛美の書』

人を堕落に導く機械の行いは、まさしく悪行。
正しき行い。正しき導き。想いを握り、立ち上がる。
善の光は潰えない。悪の闇を打ち倒すまで。
――使命の光輝・3

機械鞭の僧侶

機械の導入によって、信奉は先鋭化に到達する。
衝動に身を任せ、鋼鉄の鞭を振るうことを肯定した。
己を偽らぬことで祈りの質を向上させたのだ。
――大教会の秘録

利便性への依存を堕落。堕落への導きを悪と称すなら、
彼らはそれを受け入れる。悪が善を討つと信じるがため。
悪の闇は潰えない。善の光を喰らいつくすまで。
――救済の崇拝

剛健の翼人

見つけた聖地の数だけご褒美を食べれる決まりなんだな。
高い場所から探せば、たくさん食べられるんだな!

たくさん食べるためだけに風の魔法を習得するとは……
そこまでの執念があれば、もはや立派な信仰心です。
――カームフェザーフォルク

エレガントバード

一説に、その羽が上から見る方が美しい理由はこうだ。
白き雪原で、空往く仲間に見つけてもらうためだという。
――『辺境稀鳥図鑑』、白雪の彩

その羽は、空往くものへと贈る羽。
抜け落ちた羽の輝きによって、惹かれる羽もまた変わる。
――『辺境稀鳥図鑑』、白雪の彩

赦しの聖騎士

これより受ける其方の苦難、存分に享受なさい。
裁きとは、赦しを与えるための大いなる恵み。
これほどの責め苦、どれほど清き身になれることか!

僭越ながら、其方の苦難に私めも補翼しましょう。
聖なる痛みにお喜びを。そして、どうぞご安心を。
途中で御許に召されたなら、それこそが赦しの証にて。

鐘楼のシスター

親切な天使様が、鐘の鳴らし方を教えてくれたんです!
いきますよー?せーの……りんごんりんごーん!

……あっ!そろそろ黄金の鐘に行く時間!
天使様に届くように、今日もはりきって鳴らさなくちゃ!

開眼者・ウーノ

そうさ……争いはいつだって空しい。
勝者も敗者も等しく喪失し、悲劇を得る。
起きた時点で止められない。ならば未然に防げばいい。
戦う気すら起きないような力……全空の脅威を以てね。

恒久の平和を築く方法は、そう多くない。
財貨か?いいや、違う。残念ながら道徳ですら叶わない。
善意しかなくとも争いは起こる。故に必要なのは脅威だ。
天より輝く抑止力。それが私達、十天衆さ。

ダーティジャスティス・パイン

残念、罪人さんにつける薬はありません。
ただでさえ今の世の中、お仕事が多くって楽しいんです。
更生なんて面倒タイクツ、一生牢屋にいてくださいね?

溢れる罪に追いつくには、あらゆる手段が肯定されます。
はぁ?収賄?癒着?隠蔽?偽造?横流しに職権濫用?
あらら、疲れてますね。さ、ちょっとこちらでお休みを。

コンス

耳を傾けよ。我が隼の杖は汝らの罪を裁く。
憂き世に彷徨う者共よ、我、今こそ汝らに神託を与える。

悔い改めよ、佳宵は汝らの罪を照らし出した。
この額を仰いで逝け……今、此処に救いを渡す!

輝きのシスター

素晴らしき神へ、仕える身なればこそキラッキラ!
私がショボショボぉ~では、神まで侮られますものね!

神は天にあり、人の様をジジーっと見ておられます!
御心に応えるよう、いつでもピカピカでいませんと!

ユルルング

聖なる泉の蛇神は、水面を打ち飛沫を上げて雲を生む。
降る雨は加護、命は育ち、潤う肌は命を謳う。

時に泉から溢れて走る氾濫も、威でありながら恵み。
聖泉の覆いを受けた地面は、肥沃なる土壌を手に入れる。
人は、畏れ崇めて感謝する。大いなる蛇に、豊かな水に。

ラクルラフター・カルミア

あははははは!大丈夫ですか、お辛そうですけど!
よろしければ、私の笑い声を聞いていってください!
私これでも治癒師で、笑い声に癒しの力があるんです!
では、失礼いたしまして……あっははははははは!

そうだったんですか。お姉さんが、呪いで寝たきりに。
でしたら、スージーちゃんに会ってください!
生まれ持っただけの私と違って、自分でがんばった……
立派で優しい呪い屋さんなんですよ!あはははははっ!

安息の隠者

深き眠りを尊び、願う。
穏やかなる眠りを広めよ。心に浸れ。
目覚めることなかれ。眠りに堕とせ。
教義のままに、安息を為せ。

世界が授かり戴いたのは、青き石板。その左方。
記されしは安息なるもの。多くの者が魅入られる。
だが災いが砕けた時、石板もまた砕けて散った。
教徒たちは教義を抱いて、巡礼の旅を始めた。

神殿の癒し手

違反者の方々。当神殿では、行列の割り込みは禁止です。
整理券を配布しますので、迎えが来るまで少々お待ちを。

お並びの方々は、皆が天命を全うしております。
……せっかちな人。アナタの順番は、まだまだ先ですよ。

絶望の崇拝者

深き目覚めを尊び、願う。
苦難に満ちた目覚めを広めよ。心を脱せ。
眠ることなかれ。現世に堕とせ。
教義のままに、絶望を為せ。

次なる災いが訪れた時、石板もまた現れた。
世界が新たに授かったのは、青き石板。その右方。
記されしは絶望なるもの。多くの者がまた集う。
教徒たちは教義を掲げて、神殿に帰還し絶望を為す。

ブライトパラディン・ウィルバート

己の邪悪など、とうに知っている。
人々の弱さは俺の罪。俺の弱さこそが全ての元凶。
対峙なら、悪夢の中で何度でも。我が心は眠りを望まず。
――安息の試練、受けてたとう。

至上の安らぎを知った。根本が欲する望みに触れた。
されど英雄は、夢を振り解く。己に安らぐ資格はないと。
――安息の試練を越え、ここに福音は齎された。
「この身に幸福など許されない。俺が許さない」

双刃のフェザーフォルク

何が支配だ。弾圧だ。教えてやる、羽ってのは自由の証。
鳥籠も鎖もぶった斬る!この双刃だって立派な羽なのさ!

帝国に支配された村の人々は見た。果敢に抗う四枚羽を。
その羽は皆に一縷の望みを示し、心の鳥籠を断ち斬った。
……人々が立ち上がり自由を勝ち取るのは、少し後の話。

警策の翼人

風光明媚の庭に緑の香り。喧噪一つない静寂があった。
「俗世の穢れに蝕まれ、魂が休息を欲しておりますな。
この寺で徳を積み、穢れを祓っていきなされ」
――ある客人の記録、3

穏やかな修行の日々は、男を確かに癒していった。
「肉体の休息など無意味。魂こそがヒトの本質。然らば、
魂の穢れを祓うことこそが、真の休息となりましょう」
――ある客人の記録、4

ネクベト

其は太陽神の娘。王権の象徴にして、王家を護りし女神。
慈しむ眼差し。庇護の羽。幼きファラオを包み込む。
彼らが己の輝きを掴むまで、彼女は王家の子を庇護する。

広がりしは禿鷲の羽。右目に映りしは太陽の輝き。
王は育つ。彼女の下で。羽は包む。未来の王を。
成長せし王の威光が、彼女にとっての白き王冠となる。

仮面の修道女

天に裁けぬ悪を斬る。
教会の教えも、正しさも……今だけは、この仮面の下に。

教会が白と言えば、黒も白となる。私はそれに背けない。
だから仮面で覆い隠すんだ。教会に背けぬ修道女の私を。

セイクリッドシスター・ティナ

辿り着きしは教会。会得せしは闇を祓う光の術。
聖なる輝きは悪しき者を浄化し、清き救いを与える。
「危ないことばかりしている兄さんを見て、思ったの。
私が進まないと、兄さんも過去に囚われたままだって」

己が在り方を変えるべく、未来という名の闇へと進む。
兄の妹として。行く先は分からなくとも、光を携えて。
「どれだけ哀しくても、過去は変えられない。けど……
ここからやり直すことは出来る。私はそう信じたいの」

天昇のプリズムプリースト

ヘイ!雲の上ならワルさが見つからないと思いマシタか?
ワタシ知ってマス!バッドなボーイは高いトコロへ昇る!
さぁ、お仕置きの時間デス!カモン!マイジャスティス!

たくさんお祈りして、たくさんお仕置きして、
ワタシも色々な経験を積みマシタ……デスガご安心を!
ご覧の通り正義の心だけは、何一つ変わってマセン!

【シャドウバース】フレーバーテキスト【トークン】ドラゴン

ローウェンの咆哮

俺は戦う。
この手で犯した罪は重く、受けるべき罰は果て無く。
意思が折れ心が欠けた。だが、俺はここに立っている。
――みんなのおかげだ。だから、俺はみんなに報いたい!

ヴァイディの爪牙

私が戦ってやろう。
なに、気まぐれだ。それ以上の理由なんてないさ。
我が身は森を穢す猛毒、森に潜む影。
――この森に悪は一つで充分なのさ。

烈絶の滅牙

『烈絶』とは、侮蔑である。
苛烈なまでに燃え滾れ。蔑まれたくないのなら。
そうして横に列して並ぶ、強き者のみ価値がある。
同じ火勢で競い合え。さもなくば侮られ潰される。

ビーファイアドレイク

幼き竜は翔けるが如く成長する。
大空に翼を広げる、その日を夢見て。

幼き竜は翔けるが如く成長する。
大空を翼で覆う、その日を夢見て。

白亜の指令

彼の声、彼方へ響く。
導かれし者、空で吼える。

爆炎の咆哮

――消えちまえ。
全て……飛べねェこの空さえも。

黒龍の呪い

この呪いは俺だ、俺自身の弱さだ!
ならば俺は弱さを越える!この力で……守ってみせる!!

波濤の暴圧

天上天下――神であっても帝であっても。
妾を縛ることは許さぬ。

オルカ

大いなる存在に付き従う海獣。柔らかなる体躯に、硬質の牙を隠し持つ。

大いなる存在と共に生きる海獣。柔らかなる体躯をくねらせ、獲物目掛けて駆け抜ける。

ポセイドンの兵士

海王神に仕える者。
其の槍は主の力を宿し、海の流れを自在に操る。

海王神を愛する者。
来たる日には只の槍となり、空翔ぶ鳥も底へと落とす。

ルフレイムドラゴン

赤き竜は空を翔ける。

赤き竜は怒号を放つ。

白の息吹

穢れなき者には、清らかなる吐息を。

活竜剣

斬るばかりが能ではありませんよ。
――斬竜剣士・ロイ

殺竜剣

斬らねばならぬモノもあります。
――斬竜剣士・ロイ

白亜の瞑想

彼の心、此方で満ちる。
導かれし力、空にて吼える。

銀氷の吐息

燃える炎も凍てつくわ。
――銀氷のドラゴニュート・フィルレイン

バジリスク

シャアア!(よぉ!人生楽しんでるかぁい!?)

バジリスクってのは小うるさく鳴くんだが、
それには理由があるらしい。
シャイで陰気なバジリスクってのは、
敵と目が合わせられなくてすぐに倒されちまうんだとさ。

踏み潰し

遥か永き年月が、竜の腹を満たす時。
竜はその恩義に応え、汝の未来に一歩を踏み出す。

巻き起こし

遥か永き年月が、竜の腹を満たす時。
竜はその恩義に報い、汝に未来の一歩を与えるだろう。

新婚夫婦・イアン&アデール

「グォォ……!(勘違いなんて、ごめんなさい……!)」
「いいんだよアデール。こうして愛し合えるんだしね!」
「ガァ!オオォ!(やだ、イアン!照れるじゃない!)」
――イアン&アデール

「愛しいハニー。そろそろ、二人きりになりたいな……」
「ガオオォォ!(任せて!アタシ、張り切っちゃう!)」
「……そ、そこまでやる必要はないぞ!?アデール!?」
――イアン&アデール

ジェラシードラゴン・アデール

グルルル、グオォ……!
(よくも私の愛を裏切ったわね、イアン……!)
ガアアアアアアァァ!!!!!
(他の竜の所に通うなんて……浮気でしょう!)

グルルルルル……!
(言い訳なんて聞きたくないわ……!)
ガオオ……ォォォオオオオ!!!
(愛しさ余って……怒りが百倍よ!)

ドラゴンクロー

人は竜を討つべく刃を研いだ。
竜は生まれ持っての刃で人を裂いた。

黒の息吹

穢れきった者には、邪まなる吐息を。

影の侵食

未知は死を揺らす揺り籠。
既知は油断を生む鎖。
では、呪われてしまえ――。

遺されし電撃

空駆ける一筋の閃光。戦場に跡を濁さぬ、飛び立つ竜。
その生き方を貫いた、大英雄ロマロニアは退役時――
置き土産を遺すと告げ、理由を、照れながら語った。
「何も残さない、雷のようなサヨナラは、寂しくってね」

ドラゴン

爪を持ち、牙を持ち、翼を持てど、慈悲はない。

荒れ狂い、猛り狂い、暴れ狂う。竜とは即ち、全てを壊す災害である。

覇道の金龍

――『朱紺翠伝』、外伝、壱之巻
絢爛なる金と銀。天より見下ろす二つの眼差し。
行雲流水の在り方は、龍が龍たる所以を示す。

――『朱紺翠伝』、外伝、弐之巻
金銀眩き頂きに、縁求める男が一人。
翠碧よりの来訪者。果たす邂逅、何を為す?

覇道の銀龍

――『朱紺翠伝』、外伝、参之巻
武と知を示し、人を魅せ。男は語る、理想郷。
誇大な妄想と人は嗤う。されど龍は嗤わない。

――『朱紺翠伝』、外伝、肆之巻
たとえ生まれは違えども、縁は紡がれ、誓いは生まれる。
願うは同じ日、同じ時。死すべき時は、共に在ろうと。

悲哀の赤竜

竜使いは、赤竜が棲み付いた祠に訪れる。
怒り狂う赤竜は、男を見るやその牙を向けた。
竜使いは、竜を鎮めることを試みる。
――『反逆の竜使い』、口承の4

赤竜と繋がった男は悲しみに立ち尽くす。
百年人に仕え、最後はここに捨てられた赤竜。
竜使いは思う。人に、守る価値はあるのかと。
――『反逆の竜使い』、口承の5

竜殺しの槍

刀身部分に炎竜の頭角が採用された突撃槍。
竜の炎と剛力を蔵し、使い手の魔力でそれを発現する。
王国軍時代から苦楽を共にした、物言わぬ戦友。

竜山温泉

【効能】万病、怪我、視力回復、増毛、部位の再生
【泉質】体内熱によって自噴した竜酸塩水
【注意】山が動いている時の入浴はお止めください
――竜背の湯、効能表

突風のドラゴン

目覚めた途端、大地が割れる。その瞳に映るモノは皆、飢餓を満たす供物だ。

咢を開くと、紫電が揺らぐ。その翼に逆らう者は皆、雷に焼かれて燃え果てるのだ。

絆の覇竜

剣を振り、嵐を越え、人を救い、魔を退け、修行を積み。
ついに相棒となった少女を、ドラゴンは信じていた。
友情は優しく繋がれて……今、冒険が始まる。
――3人と1頭の冒険への道⑦

「冒険の旅に出発なのー!」
「わぁっ、風が気持ちよくて……ドキドキする……!」
「行こう、ドラゴンさん。みんなと一緒に!」
――メイとモリアナとアイラ

白鱗のドラゴン

万物を愛する眼で育まれ、幼き竜は翼を広げる。
穢れ無き咆哮で、その純白を護るだろう。

生まれ出でたその瞳、正しきものを映し出す。
穢れ無き温もりで、人の世に秩序を齎すだろう。

黒鱗のドラゴン

憎しみを知った目で育まれ、幼き竜は翼を広げる。
憎悪の漆黒は、あらゆるものを引き裂くだろう。

生まれ出でたその瞳、過ちだけを映し出す。
穢れきった憎しみで、人の世に混沌を齎すだろう。

憤怒の碧竜

竜使いは、碧竜が棲み付いた峠に訪れる。
怒り狂う碧竜は、男の話を聞こうとしなかった。
竜使いは、竜を鎮めることを試みる。
――『反逆の竜使い』、口承の2

碧竜と繋がった男は怒りに震える。
棲家を追われ、番を無残にも串刺しにされた碧竜。
竜使いは思う。人は、何をしても許されるのかと。
――『反逆の竜使い』、口承の3

聖竜・リントヴルム

天を引き裂き、暗雲晴れる。
降臨するは光の審判。
下されるは慈悲深き裁き。

白き雷、閃いて。
遍くもの、悉くに救いが落ちる。
嗚呼、畏れることなかれ。
ただ頭を垂れて、受け入れるべし。

邪竜・リントヴルム

天の底より、暗雲満ちる。
降臨するは闇の暴虐。
下されるは無慈悲なる裁き。

黒き雷、閃いて。
遍くもの、悉くに終焉が落ちる。
嗚呼、畏れることなかれ。
ただ頭を垂れて、受け入れるべし。

ドラゴンスフィア

逆鱗に触れれば、竜は怒ってお前を殺しに来る。
だが宝玉を掴んでしまえば、竜はお前を主人と認める。
――炎竜の使役者

【シャドウバース】フレーバーテキスト【トークン】ロイヤル

ビギナーエージェント・エヴァ

張り巡らされた罠……数多に広がる監視の目……
……って、ひょわわ!?
い、いきなり罠踏んじゃいました見つかっちゃいました!
またもや最悪のスタートですよぉ~!

ピンチはチャンス!チャンスですたぶんっ!
なんだか頭が冴えて来ましたよ来ましたよ!
デイ師匠!お待たせ致しました!
今こそ私の真価を発揮させて頂きます!

隠伏天誅

俺は闇。
月光すらも届かない。

エリカの戦技

私は戦いましょう。
血塗られた過去は変えられない。
顧みようとも、意味がない。
それでも――進むことに価値があると信じて!

ミストリナの刃

わたくしは戦いますわ。
まぁ、わたくしってばあんまり賢くありませんし……
……そんなに偉そうなことも言えないのですけれど。
でも、戦うべき時くらいは分かりますわ!

ベイリオンの号令

私は戦うのだ。
無知で、愚かで……真実を知らぬ王だった。
だが、それでも私はこの森の王――この森を照らす者。
もはや迷い無し。いざ行かん!

タイラントオーダー

そう、私は恐怖を愛している。何かいけないかしら?
震えて、怯えて、這いつくばって。それが好きなの。
さぁ、恐怖を差し出しなさい。嗚咽を、悲鳴を、存分に。
さもなくば――箱詰めになって潰れてしまえ。

シークレットスキル

今の剣も、過去の剣も。どちらも私自身なのです。
捨てる事は出来ない……ならば、双方使って未来を開く。
開帳します──忌まわしきこの技を!

ナイト

僕には守りたいモノがある。守りたい人がいる。だから僕は剣を取ったんだ。ねぇ、君はどう?

僕には守りたいモノがある。守りたい人がいる。皆が笑って暮らせる世界を作るために…命ではなく、悲しみを断ってみせるよ。

ヘヴィーナイト

敵に囲まれた?へへっ、上等じゃねぇか。逆に一網打尽にしてやるよ!

そらそら、どうした!そんなもんで終わりかよ!だったら今度は、こっちの番だぜ!

シールドガーディアン

降り注ぐ矢は、この重厚なる盾で全て跳ね除けてやろう!

鍛えられし我が身とこの盾で魔弾を防ぎきってやろう!

ドレッドハウンド

挑むには恐ろしく、触れれば無論、タダでは済まない。
私の考える理想の武器とは、この子のような物になるね。
――武器商人・エルネスタ

誰もが武器を持ち、誰もが武器を恐れれば。
今の君と私のように、膠着という平和が生まれる訳だ。
――武器商人・エルネスタ

乙姫お守り隊

私みたいに小さいのが、乙姫様の護衛隊に入れるなんて…え?小さいから入れたって…!?それ、どういうことなんですか…?…えぇ!?乙姫様より背の大きな子は入れないんですか!?

じゃあ、私が成長して、乙姫様より身長が大きくなったら…そ、卒業なんですか!?…で、でも、それまでは居られるんですから…私、精一杯、頑張ります!

黄昏の刃・ナノ

……リーシャの気持ち、分かるよ。
皆が傷つくのが怖くて、逃げたくて、悲しくて――
――だけど、全部受け入れて、前を向くって叫んでる!
そんなリーシャだから……信じて、力を貸せるんだ!

アタシが暖かいのは、リーシャの心が暖かいから。
アタシの力が輝くのは、リーシャの力が輝いてるから。
《黄昏の刃》の力……全部使おう!
二人なら、怖くない!

黄金の小剣

ある王家に伝わる歴史ある小剣。
今では盗賊の脅し道具。

黄金の杯

ある名将が愛用した精巧な杯。
今では盗賊の安酒入れ。

黄金の靴

ある職人が磨き上げた上質な靴。
今では盗賊の室内履き。

黄金の首飾り

ある貴婦人が身につけた優雅な首飾り。
今では盗賊の手遊びの友。

輝く金貨

万人に愛される光。

必殺の魔弾

まぁ、汚いマネした報いってヤツだ。
――魔導狙撃士・ワルツ

王の一閃

我は森の王――
――この森を刃で照らす者。

ティールナイト

鋼の騎士とは我のこと。主への忠誠心もまた、何者にも砕けぬ鋼の如し。

我が信念もまた、曲げることかなわぬ鋼の如し。心に抱く闘志は決して折れぬ。

バッカニ

お頭と誓った。自由であれと。
従うのは女王だけと、アタシの意志で決めたんだ。
邪魔をするなら、容赦なく切り捨てる。

荒海での邂逅。
交わした言葉は、自由であれ。
「従うも拒むも全ては自由。針路は己で決めなさい!」

キャノンクルー

お頭と誓ったんだ。強くあれと!
だからアタシは考えた!怒涛の強さってやつをね!
見せちゃうよ、アタシとこの子の強さ!

荒海での邂逅。
交わした言葉は、強くあれ。
「己の力で海に立つ!揺るがぬ強さを持ちなさい!」

リンレイダー

お頭と誓ったねぇ……。理不尽であれと。
法の枷をぶった切り、好きに荒らしてやろうさね!
さあ、我が道を征くとしようか!

荒海での邂逅。
交わした言葉は、理不尽であれ。
「私達は海賊、乱す者!規範や規律は蹴飛ばすものよ!」

ミストバトラー・リルエ

ようこそ、アゾード様の館へ。
私はリルエ、アゾード様に御仕えする執事でございます。
それではどうぞお構えください。
我が主が剣を振るうに値するか、確かめさせて頂きます。

――これはこれは。ご客人、凄まじい腕前です。
思わず……錆びついた野心が、目覚めてしまうほどに。
気が変わりました。残念だが、貴方は、主とは戦えない。
何故ならば――私が満足するまで、逃がさないからです。

ミストメイド・シーナ

ようこそ、アゾード様の館へ。
私はシーナ、アゾード様に御仕えする侍女でございます。
それではどうぞお構えください。
我が主が剣を振るうに値するか、確かめさせて頂きます。

――ふむ。成程、御手前拝見いたしました。
合格です。案内しましょう、アゾード様の元へ。
その際、たっぷりとお伝えさせて頂きますわ。
あの方こそ、我が主が全力を出すに足る強者です、と。

ヴィオンの副団長・マイム

《雷迅卿の騎士団》、副団長のマイムだ。
団員たちを導くのも、副団長の務め。
遠慮なく、頼ってくれて構わないぞ!

《雷迅卿の騎士団》の右腕として、頼れる存在だ。
……時折、融通の利かない瞬間が見られるが。
――レヴィオンの英雄・アルベール

氷撃槍

火炎を恐れる弱き者、我が槍にて凍てつきなさい。
――アロアダイ、オートス

潜入捜査

息を殺すってよく言うじゃない?
アレは素人のやり方よ。
私たちはプロ。息は殺さず、ただ熔かす……。
――シークレットエージェント・デイ

輝ける剣撃

あら、見くびらないでくださいましね。
わたくし、けっこう使えますのよ?

デスペラードショット

「俺たちが、全て取り返す」
「さぁ、吐き出せ!」

空絶の残光

『空絶』とは、簒奪である。
奪われしものが空の器に戻る時、人は満たされ安堵する。
そして、恐怖する。再び奪われることを恐れ、怯える。
故に欲す。奪われぬだけの力を欲し、渇き、進む。

伊達の大見得

――化生八足蜘蛛斬り作法。
一太刀振るうこと四手。

堅牢なる盾

その盾にて愛を護れ。
汝の明日を掴み取れ。
――『戦の道』、第二章

鋭利なる剣

その剣に愛を込めよ。
汝の明日を切り拓け。
――『戦の道』、第三章

パイレーツ

どうしようもないワルだったアタイを、お頭はあったかく迎えてくれた!だからアタイはこの命に代えてもお頭を護るのさ!

かかってきな!アタイの目が黒い内は、お頭には指一本触れさせないよ!ここを通りたきゃ、アタイを倒してから行くんだね!

ヴァイキング

ひゃっはー!一番乗りだ!そいつはオレ様の獲物だぞぉ、横取りは許さないぜェ!

欲しけりゃ奪うのがオレ達海賊の流儀だぜ!どうだ?オレ達ヴァイキングの誇りを見たかァ!

フォートレスガード

この砦は決して落とさせん!援軍が来るまで、俺はここを護り抜いてみせる!

砦の中には負傷兵もいる!どんなに苦しかろうが、俺は決して退かん!それでも此処を通るというのなら…俺を倒してからにしてもらおうか!

ヴィオンの武闘家・メイム

《雷迅卿の騎士団》、武闘家のメイムだよっ!
アタシの役目は、とにかく殴って……殴ること!
どんな敵でもやっちゃうから、任せてよねっ!

《雷迅卿の騎士団》の中でも、指折りの戦力だ。
……時折、作戦を理解していない素振りが見られるが。
――レヴィオンの英雄・アルベール

ブレイブリーキング・イメラ

未熟で甘いと言われても、優しい王《キング》でいたい。
痛みを乗り越え、その先に、手を繋いで進みたい。
これは自分で決めた理想で、決心……
決められた『役割』を覆す、私の宣戦布告です!

力を伴わぬ理想を抱くほど、馬鹿げたものなどあるまい。
はっ。故にこそ、その様は――『役割』を超える痛快だ。
――グレースフルクイーン・マグナス

グレースフルクイーン・マグナス

戦況が変わろうと、我は君臨する女王《クイーン》。
手を貸すことがあろうと、奪うを許した覚えはない。
これは決して譲らぬ矜持で、通達……
『役割』になど無縁なる不動、私が私たる証と知れ!

変わることがある一方で、変えないと決めた心もあって。
君臨という『役割』の方が、彼女の為にあるみたいです。
――ブレイブリーキング・イメラ

アラミス

美しいマドモアゼルだ……囚われているのは。
女の子が道具にされる、そんなの許されてはならない。
お前は人質を救い出すことだけ考えろ。僕が道を拓く。
さぁ――一人は皆のために、皆は一人のために!

すみません!アラミスは今日もいなくて。
仲間のために危険を冒せる凄い奴なんです。本当は。
ただ女癖だけは悪くて……あぁ!泣かないでください!
――訪問者の婦人とダルタニアン

ポルト

人生なるようになるってもんさ。気楽にやろうぜぇ。
敵をぶっ倒した後の酒は美味ぇ!それでいいんだよ。
あとは……何のためにその剣を握るか、とかな。
じゃあ――一人は皆のために、皆は一人のために!

うるせぇオッサンだよ。でも、けっこう良い奴なんだぜ?
魔族だけど全然怖くねぇ。だから怖がんないでやってよ。
オッサンが腕を増やすのは、誰かを助ける時だけなんだ。
――怖がりな子供とダルタニアン

アトス

志無き者に想いは託せない。しかし、あいつは違う。
輝きを感じた。私たちの想いも継いでくれるだろう。
王家を守る忠義……この手で必ずや、本物の銃士に。
遅い!――一人は皆のために、皆は一人のためにだ!

ポルトスやアラミスがついてくるだけのことはあるよ。
あの人の信念は、三銃士全員の原動力なんだと思う。
けどなぁ……どうして俺にだけ厳しくすんのかな?
――仲の良い侍女とダルタニアン

ダルタニアン

一人は皆のために、皆は一人のために――
いつか俺も、高らかに宣言できるようになってやる。
伝説の三銃士、俺はその仲間になったんだから。
すぐに追いついて……追い抜いてやるぜ!

炎将の二槍

アタシは待ってる。
燃え尽きるに相応しい、最高にアツい戦場を……。

白の王・イメラ

私は白の王《キング》。
……いえ、かつては城《ルーク》でした。
だから私は、紛い物かもしれません。
ですが……この胸に燃える命と誇りは本物です。

モノクロの戦場で、たくさんの人が傷付きました。
もう、これ以上は許せません。
例え、格が違うと言われようとも……
全て純白に染め上げます!

黒の女王・マグナス

私は黒の女王《クイーン》。
貴様らのような雑兵とは、生まれながらに格が違う。
……ふっ、何を呆けている?
頭が高いぞ……ひれ伏せ!

モノクロの戦場には、もう飽いた。
そろそろ、時計の針を動かそうではないか。
貴様らの下らん命も、浅ましい誇りも……
全て漆黒に染めてやろう。

ヴィオンの魔術師・ミイム

《雷迅卿の騎士団》、魔術師のミイムです♪
お仕事は、皆さんをビリビリ~っと元気にすることです!
良ければ、元気になっていきませんか?

《雷迅卿の騎士団》を癒やす、稀有な力の持ち主だ。
……時折、団員を怯えさせる行動が見られるが。
――レヴィオンの英雄・アルベール

不滅の群青・ベアトリクス

くっ……ま、魔物の罠に捕まるだなんて……
ふ、ふん、でもこれぐらい余裕で……
あ、あれ?抜けない……!?
くそぉ……くそぉ……こんなはずじゃ……。

どんな逆境でも、私は絶対に屈しない……!
さぁ反撃開始だ!
エムブラスクの剣よ、因果を喰らえッ!
イモータル・アソールト!

魔導四輪車・V

「新型魔導エンジンに加護済みタイヤ。
制御機構《リミッター》無しの特殊仕様。
俺たちのVを捉えることなど、出来はしない」
――バロン

「うーん、理由は全然分かんないけど……
とにかくすっごく速いから、便利だよね!
どこまでも、いつまでだって逃げられそう!」
――バニー

炎撃槍

凍てつくことに怯える心を、俺が熱く燃やしてやらぁ!
――アロアダイ、エピアルテース

不撓不屈の騎士・ヴェイン

竜騎士団団長のランスロットは、
俺と小っちゃい頃から一緒の親友でさ。
いや~、ほんとすごいんだから!
ただの幼馴染じゃないぞ、ランちゃんは!

お、俺にだって悩みくらいあるさ!
ランちゃんと同じ目線に立って、
肩を並べて戦うために……
もっともっと、成長しなくっちゃな!

竜殺しの騎士・ジークフリート

我が剣は、祖国の為に。
たとえどのような汚名を着せられようと、
俺の剣が鈍ることはない……!

真龍を屠りし我が剣、
そう易々と躱せると思うなよ。
さぁ、引導を渡してやろう……!

俊英の双剣士・ランスロット

国王陛下から直々に、
国の発展に寄与せよとのお言葉……
しかし、何から手をつけるべきか。
……そうだ!まずは、他の国を視察してみよう。

俺が……民のため、
国のためにできることはなんだ?
騎士が守るべきものとは、一体……?
必ず、その答えを見つけ出さなくては……。

炎帝・パーシヴァル

フン……。
この程度の連中で、我が王道を阻もうとは……
ずいぶんと見くびられたものだな。
征くぞ家臣ども!俺に続けッ!

俺は、力のない人々も安心して暮らせる、
争いのない国を造りたい。
そのためには、優れた家臣が必要だ。
団長……お前の力を、貸してくれるな?

希望の戦術家・セリア

絶望に満ちた戦況でも、
私の策で変えてみせましょう。
今、ここに新たな希望と勝利を!

皆の心が希望に染まれば、
どんな苦難も越えられるはず!
さぁ、勝利は見えました!この戦い、勝ちましょう!

絶望の使者・セリア

希望に満ちた世界なんて、
私の力で捻じ曲げてあげましょう。
今、ここに新たな絶望と敗北を!

皆の心が絶望に染まれば、
世界は辛苦に満ちるはず!
そしてアナタは敗北する!この戦い、終わらせますわ!

浄化の聖弾

まぁ、来世ではキレイに生きるんだな?
――魔導狙撃士・ワルツ

トワイライトソード

絶望の闇よ……消えろッ!
トワイライト……ソードォォォッ!!
――リーシャとナノ

《暴走》する戦車・オルオーン

我、卿の武器にあらざる。
卿こそ、我が武器となれ。
《戦車》は乗り手で動く。
故に卿は居るだけで良い。

《暴走》とは純粋な疾駆。
卿はただ行く末を眺めよ。
我、卿の武器にあらざる。
卿こそ、我が武器となれ。

不滅の聖剣・デュランダル

気高き英雄と契りし、不滅の聖剣。その刀身は折れもせず、毀れもせず、いかなる時も銀に輝く。

ターミナルウェポン

本当は、いつまでも見ていたいんだ。戦争という奇跡を。
だけど平和が、戦争を蝕む。それなら、いっそ――。
――戦争商人・アルヤスカ

戦場という奇跡に、無粋な結末は似合わない。
それならいっそこの手で――愛しい奇跡に終止符を!
――戦争商人・アルヤスカ

伝説の剣

これで……
トドメじゃんねえええぇぇぇっ!
――進藤カズキ

レオニダスの遺志

そして兵は聞くだろう。今は亡き王の号令を。

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ウィッチ】其の肆

 

運命の導き

全ては、カードが指し示すままに。

 

カードに魔力が満ちる時、運命は再び動き出す。

 

覚悟はいいかしら?
……ちょ、ちょっと待ってなさいよ!
魔力が貯まったら、やっちゃうんだからね!

ゴーレムプロテクション

土塊よ、我が命に従い、盾となれ。

冬の女王の気紛れ

だって、白い方が綺麗でしょう?

白霜の風

魔女の吐息が吹雪となった。

連鎖する雷

雨雲もなしに、突然それは落ちてきた。

ストームレイジ

お前の母がお前の頬を打たぬから、
私の風がお前の頬を打つのだろう。
学ぶといい、そして消えろ。
――風使いの魔術師

ゴーレムの暴走

「製造における全ての手順は守らねばならない。
祈祷、羊皮紙、純銀、呪文。一つも違えてはならない。
己のゴーレムに潰される魔術師は、残念だが数多い。」
――『ゴーレム学入門』、第八章

存在の霧散

何億分の一の偶然で、アンタは産まれた。
今度は偶然、それがズレるだけ。

混沌の流儀

知らないだろう?これこそが『知』だ。
──カオスウィザード

ブレイズボム

魔術師には礼を尽くせ。決して恥をかかせるな。
奴らは面目を失う前に、自分の面ごと吹っ飛ばす。

魔眼の行使

お前の実力、この眼でしかと見てやった。
次は私が格の違いを、この眼でしかと見せてやろう。

魔導の力場

魔力よ、力に転ぜよ。

マスターアルケミスト

かつて共に誓ったの。命を産みだす神の所業に、畏れず挑むと…。そして、私達は辿り着いた。生命の誕生、その神秘に…。

私が産みだした、偽りの命たち…。それが招く未来に後悔はないわ…。かつての友…暗闇に堕ちたあの彼を止める為ならば…。

怨恨の魔女

《暴食の杖》よ…今こそ、その力を解放しろ!喰え!地上に蠢く全ての生物を喰らい尽くせ!私を拒絶し、排斥した者らに復讐を遂げるのだ!

《暴食の杖》よ!今こそ礼を言わせてもらおう…貴様はヒトだったかつての私を、しがらみごと喰らいつくした!私を解放してくれたのだ!さあ、行こうか…世界を喰らい尽くすために!

ジュエルゴーレム

魔力によって駆動する巨人は、背後の軍勢の盾となって進撃した。千の魔法をもってしても、その歩みを止めることは出来なかった。

敵軍の反撃をものともせず、巨人は戦場を闊歩する。炎、氷、雷…襲い来る数多の魔法から友軍を護るその姿は、まさしく生ける盾であった。

ウィッチクラフト・マギサ

この魔術は滅多に見せないけど…特別だから、サービスしてあげる!驚いて腰抜かしても知らないんだから。さあ、スペシャルショーの始まりよ!

びっくりした?感動しちゃった?アハハ、そうよね!楽しいから特別にもっとサービスしてあげちゃうわね。まだまだイロンナの呼び出しちゃうんだから!期待しててよね!

シャドウウィッチ

あなたって醜いわ…。その姿の方がお似合いよ。

やっぱりあなたは醜いわ…。そのまま消え去ってもらえるかしら?

刃の魔術師

魔なる者よ。貴様らは暴威を振るい過ぎた。…我らは貴様らを許容しない。我が刃にて散るが良い。

逃げれば斬る。投降しても斬る。死こそが貴様らの運命。我らは標的を決して逃がさない。…さらばだ。

ディザスターウィッチ

アタシの城に侵入者…?ふふっ…あらそぉなの…。じゃあ、燃やしてあげましょうか!

アナタって勇敢で…そして途方も無く愚かなのね?あの街みたいに一瞬で滅ぼしてあげるわ!

禁忌の研究者

娘を救うためならば、私は禁忌に手を伸ばそう。例えそれが、許されざることだとしても。

禁忌。冒涜。…神は私を許さないだろう。それでも、救ってはくれぬ神に代わって、私は娘を救わなければならないのだ!

魔導の巨兵

初めは無。魔力より創り出されし魂を土塊に宿し、土塊をひとがたへと変えるべし。続いて有。ひとがたに魔力を込め、巨兵と変えるべし。最後は無。暴れ狂う巨兵によって、全ては塵芥と化すべし。―『真理の基礎』、序文

錬金術の極意は、思考と忘却に有る。いかようにして創るかのみを思考し、いかようにして制御するかを忘却すべし。さすれば、汝は大いなる作品を創り出すことが出来るであろう。―『真理の基礎』、第三項

闇魔法の教師・ハインライン

生徒諸君、闇魔法の力を侮ってはならないぞ。闇魔法は万物を破壊し、人の心を惑わす強力な魔法分野なのだからな。

諸君の中には、闇魔法の危険性を理解していない者もいるようだな……。では、私が実演してみせよう。闇魔法の恐ろしさを!

偉大なる魔術師・レヴィ

フン、俺が何者かだと?知りたければ教えてやろう。俺はこの世界で最も偉大な魔法使いだよ。

お前の目前に立っているのは、魔術を究め、その境地にまで到った男だ。己が命を大事に思うのならば、俺の前から去るがいい!

ミスティアストロジスト

人の願いが星を呼び、星の光が願いを呼ぶ。
私たちと星は、願いという名の橋で繋がっているのです。

人が星を忘れてしまえば、星も人を忘れてしまう。
そうならないよう、私は願うのです。
星の象徴たる天星儀に――。

神託の妖童・アルルメイヤ

申し訳ないのですが、私の力は人々のために使うもの。
個のための占いはしないのです。
なにより、旅の先に災厄があるとして……
あなた方は、旅をやめますか?

この私に見通せない未来…
世界を揺るがしかねない、運命の分岐点。
そんな未来を持つ君が、どんな道を歩むか。
君の傍らで、見守らせてもらいたい。

絶望のキマイラ

積み重なる禁忌は、積み重ねた倫理を駆逐する。
真理を目指す欲求は、背徳に溺れる快楽へと変わり、
やがて人は人ならざる領域にまで到達した。

禁忌の扉を打ち破り、禁断の果実を掴みとり、
その果てに見えた命は化け物。紛れもない異形。
魔力を孕んだ咆哮響く時、人はようやく過ちを知る。

スウィート★メドゥーサ

シュガータイムにラブパッション!
マジカルライト、スパーキン!
魔法転星スウィート★メドゥーサ!
……ふぅっ!魔法少女って大変ね!

悪いヤツを倒すには、憎しみだけじゃダメなのね!
だったら、甘くとろける愛の力で包み込んであげるから!
邪悪を背負いし者共よ……
在るべき場所に還りなさい!

老練の大魔術師・エラスムス

「老魔術師が戦場に立つと、兵士たちは嘲った。
老魔術師もまた、彼らに向けて嬉しそうに笑った。
準備運動には、ちょうどいい相手だと」
――『ある戦場の記録』、断片

「老魔術師の魔法は、兵士たちを一息で吹き飛ばした。
老魔術師はしかし、不満げにため息をついた。
本気を出すのは、これからだったのにと」
――『ある戦場の記録』、断片

猫耳の魔法使い・キャル

まったく……しょーがないわね!
あたしも戦ってあげるから感謝しなさい!
いい? 足引っ張ったら殺すからね?

……本当は、あんま深く関わっちゃいけないんだけど。
あいつらに何かあったら、困るのはあたしだし……
ってなによ? なんか文句でもあるわけ!?

アダマンタイトゴーレム

探究者よ、常に問え。
一の考案、十の考量、百の考察が閃きを呼ぶ。
そして、いつだって閃きが魔術の歴史を塗り替える。
――『新版ゴーレム学』、第二章

閃きを百、寄せ集めて武器を持たせた。
閃きを十、研ぎ澄まして魔術を持たせた。
閃きを一に置け。閃きは魔術の終端を引き延ばす。
――『新版ゴーレム学』、第三章

ゼノ・イフリート

紅蓮、業焔、魔炎を纏いし大いなる力。
空越える者共を、灰に還すは灼熱の獣。
憤怒の咆哮、焦土に響き、悉くを焼き尽くす。

煉獄を越え、尚も往けるか。
その魂に宿る焔、絶やさず進み続けるか。
ならば、精々足掻くがいい。小さき者よ。
――ゼノ・イフリート

グレートマジシャン

イッツ、ショータイム!
君のためのショーを始めようじゃないか!
――牙倉セイヤ

上手くいったら拍手喝采
それじゃあいくよ、ワン、ツー、スリー!
――牙倉セイヤ

極冠の幻想獣

キマイラという生物は、自然発生や増殖を行う事はない。
異種の因子の再配列で生まれる、魔術生物だからだ。
魔術師たちの夢は、結晶を帯びたキマイラの生成にある。
因子の完全な規則的配列が、結晶発生の条件である為だ。

構造の乱れが一切ない、完全な存在状態が結晶である。
結晶を帯びたキマイラもまた、完全な生物である。
彼らは最早創造主を必要とせず、自身の力で増え栄える。
魔術の域を超えた想像上の存在は、幻想の獣と呼ばれる。

神秘の獲得

神秘とは、秘められたる宝箱だ。鍵無き者には無用の長物であり、鍵持つ者にとっては無限の意味を持つ。

破砕の禁呪

連なり、重なる万軍の雄叫びに、魔術師は呟きだけを返した。

変異の雷撃

あら、けっこうカワイイじゃない?

大召喚

儂がこの世を去ってしまえば、
お前は孤独になるじゃろう。
――寂しくないよう、子を与えよう。
お前だけの子。お前を想う、幼き土塊を。

真実の宣告

本質、本能、本当こそが、真理の扉。
開かれよ。
そして二度と閉じはしない。

大紅蓮

『魔女の忍耐』
――「存在しないもの」を意味する魔術師の比喩

解放の絶尽

「虚偽を尽くし、深奥を潰せ。汝のまことはまだ深い」
――絶尽の真実・ライオ
「烏合は烏合、虚言は虚言。『いい加減ダルいんだよ』」
――ウーシンマスター・クオン

ドラゴンメイジ

神竜と契約せし稀代の魔術師。彼が己の魔力を捧げた時、大いなる竜が降臨する。

魔術師は神竜の力を引き出すため、膨大な魔力を放ち続けた。神竜は彼に従い、空を覆う悪しき者らを殲滅し、彼に勝利を齎した。

キングスノーマン

今年の冬は寒くて敵わん!
これ!誰でもいい!
王たるワシを暖めよっ!

ほっほっほっ、苦しゅうないぞ!
すっかり温くなったのう!
……なに?自分たちは寒いじゃと?
ええい!ワガママを言うでないっ!

オニオン軍団の長・バーゼント

世界はワタシを拒絶した!
だからワタシもこの世界を拒絶する!するったらするの!
おいでなさい!きゃんわいい従僕たちよ!

ぐぬぬ!どうして上手くいかないのっ!
でもめげないっ!
ワタシは絶対、この世界を滅ぼしてみせるわっ!

光魔法の教師・ミラ

はーい!こんにちは♪
聖魔術担当のミランダ先生ですよ~!
あ、ミラちゃんって呼んでね☆きゃるるん☆

生徒の気持ちを理解するためには……
まず、カタチから入らないとね♪
どーお?まだまだ私もイケちゃうでしょ☆
ちょぉっとお腹周りがキツいかもだけどぉ☆

真実の従者

我が手に真実、汝に虚偽。
其の名も、位も、志さえ全ては偽り。
捨てよ、さすれば真実は開かれん。

理の一、偽りを知れ。
この世界は偽りに満ちている。
虚偽、欺瞞、偽証の数々を知るべし。
――『真実の協会』、使徒の教え

真実の絶傑・ライオ

知の雨に濡れそぼる者よ、何処へ行く。
意思、希望で、何故偽る。装い、嗤う。
曝け出せ、深奥を。本質、本能、本当を。
――では、世界に試練を与えるとしよう。

為さんと欲するもの。其れは偽り。
為さんと願うもの。其れも偽り。
汝の深奥に在る、為すべきものだけを為せ。
――では、世界に試練を与えるとしよう。

極点のエレメンタル

風、水、火、土の元素。揮発、保全、上昇、重量を司る。
シルフ、ウンディーネサラマンドラ、ノームの名の下。
汝、万象規定す四象。世界を越え、定義を齎すものなり。

風、水、火、土の元素。揮発、保全、上昇、重量を司る。
シルフ、ウンディーネサラマンドラ、ノームの名の下。
汝、万象操る四極。世界を越え、概念を伝えるものなり。

クラシカルソーサラー

――『陰陽道伝来書:者』
陰陽道が力、占術のみにあらず。
式札を用い、言の葉紡げば、怪異、天変、思ふままなり。

――『陰陽道伝来書:皆』
力を示せし陰陽道。いつしか戦に用いられり。
刀、たえて通らず。鎧、いと易く砕けり。何人も敵わず。

マーシャルゴーレム

「場所がクソなら、働くヤツらはクソにたかるハエさ。
文字が読めねぇなんざ序の口、人間以外もゴロゴロいる。
だが、いい事だってある――合法的にブッ放せるのさ!」
――『保安官詰所・●●の日誌』、三ページ目

「いいか、新入り。クロだと思ったら撃っちまうことだ。
叩けば埃の出る奴だらけだ。警戒しすぎるって事はねぇ。
仲間ってガラでもねぇが、死なれちゃ酒が不味くなる」
――『保安官詰所・●●の日誌』、四ページ目

楽隠居の元国王・フォリア

妾こそ、村娘のフォリアである!
……ただの村娘では挨拶が締まらんのう。
ま、肩書はよい。妾がおれば百人力じゃぞ、嬉しかろ?

空は広く、清々しい。だから妾は、旅がしたいのじゃ。
隠居暮らしは、先の楽しみに取っておくとしよう。
……む?女子の歳は、詮索しないほうが身のためじゃぞ?

ハリケーンゴーレム

この惨い傑作が気象兵器として造られた事は間違いない。
真理を求める余り、道を踏み外した魔術師の悪例である。
――『ゴーレム全書』、第五章

凄い傑作が出来た。みんな大喜びする事は間違いない!
茹るほど暑い日でも、扇で扇ぐよりずっと涼しいぞ!
――ある魔術師の手記

ルインソーサラー

此処は魔術の王国……その跡地。果てた民らの眠る場所。
私は彼らを守らねばならない。不用意に歩かないでくれ。
それが出来ないのであれば、いますぐお帰りいただこう。

踏むな。それは石くれじゃない。ゴーレムの残骸だ。
意識を持つゴーレムたち……それが我が国の民であった。
彼らは確かに生きていた。私は今も、子らを愛している。

双璧の召喚

我ら錬金術師が創り出す壁は、己の意志を持つ。それが大工と我らの違う所だ。

アルケミックロア

虎の威を借りる必要は無い。竜の威を生み出せば良い。

連続実験

質より量!なーんてね!

魔法剣

喰らえ!魔法剣!

精神の締め出し

痛いの痛いの飛んでいけ。
――ほら、もう痛くないだろ。

真実の掟

本能のままに生きよ、命よ。
其れは悲哀か、歓喜か、涎で濡れる牙か。
然らば、真理を始めよう。

天外の片鱗

他者を置き去りにする才。だが少女は、孤独でなかった。
確かな愛。それが孤立へ伸びる茎を、地に繋ぎ留めた根。
……故に。根が切れし時、華は独り、天外の領域に咲く。
――イズニアの軌跡・3

想像の具現化

想像を創造できるのは魔術師だけ。

 

正に研究の成果と言えるだろうね!

ノノの秘密研究室

あれ!?これってもしかして大発見じゃない!?

魔道具専門店

微かに響く囁き声に、導かれれば店の前。
人気の絶えた店の中、無数の視線を感じたならば。
貴方は気づく。品定めするのは、彼らの方であることに。

アークサモナーエラスムス

こんな老いぼれまで戦に駆り出すとは…世も末じゃのう。まぁ、呼ばれたものは仕方ない…肩慣らしにちょっとした攻撃魔法でも決めるかのう!さぁ!こいつはちぃっと痛いぞい!

ほう!あの魔術にも耐えるとのう!ワシもさすがに衰えたか…。それとも、お主こそがワシを滅ぼす者なのじゃろうか?…ほほ!面白い!では久しぶりに…ちぃっと本気を出すかのう!

プリンセスマナリア・アン

あなた、マナリア魔法学院の新入生?私はアン、この子はグレア!これからよろしくね!

私ね、この学院が大好きなの!だから、あなたにこの学院を気に入ってもらえたら…すっごく嬉しいな!

竜識の老魔導士

「魔術とは、人智を超えたもの。ならば君たち、竜もまた魔術なのだよ」
弟子たちを前にして、老魔導士は呟いた。
「竜を知ることには価値がある。人の姿を捨ててもいい程度の価値がな」

「大翼から空を翔ける術を学び、爪牙から大地を砕く術を学ぶ」
老魔導士がそう言うと、彼の師である者が吼えた。
「千の言葉より一つの咆哮。これぞ学びだ」

白銀剣のゴーレム

世界に罪が満ちる時、その紋章に魔力が奔る。
その魔鎧が創り出された理由はただ一つ。
那由多の罪に……那由多の罰を。

有象無象の区別なく、全ての罪に裁きが下る。
数多の断罪の果てに、世界は漂白され…
その輝ける姿を取り戻す。

暗黒の召喚士

私はねぇ、過程にこだわるタイプなの。
努力家っていうか、まぁ、そんな感じ?
貴方をブッ潰すのは決まってるけど……
いったいどの子でブッ潰そうかしら?

私はねぇ、結果より過程だと思うのよ。
結果って一瞬だけど、経過はずぅっと楽しめるでしょ?
貴方をブチ引き裂くのは決めてるんだけど……
いったいどうやってブチ引き裂こうかしら?

マジックソードガール

畏れよ!大いなる力、真なる赤!我が手に宿り、輝き……
……え?詠唱が長いって?バカね、これは作戦よ!
詠唱が完成したら、この魔法でぶっとばしちゃうし……
油断して近づいた敵は、普通に剣でやっつけるんだから!

……刃を媒介とする魔法の使い手として、
言いたいことが無いわけではないが……
魔術師に邪道を説いた所で、無意味というものだろう。
――刃の魔術師

双刃の魔剣士

正義を信じた剣士は見た、己が剣では滅せぬ魔を。
目には目を、魔には魔を。
魔を討つべく磨かれた魔術が、今や二振りの剣を操る。

魔術が操る二振りに、慈悲も容赦も介在しない。
その身は今や、魔を断つ魔。
信じた正義は消え去れど、消えぬ決意が彼を動かす。

鬼呼びの導師

――『陰陽道伝来書:陣』
ひとびと、やうやう思ひ疑ふ。陰陽道、あなあやしと。
道理なく、力あり。何故の力か、何人も応えられず。

――『陰陽道伝来書:烈』
陰陽師、数は少なし。言にてあらそふこと、能わず。
信うしなひし陰陽師ども、都を追い落とされり。

禁約の黒魔術師

因果とは、真理の等式。
零には零。百には百。その釣り合いは永劫不変――
――されど今、禁約が因果を嘲笑う。

傍らに無を。傍らに有を。
等式を書き換え、捻じ曲げる。天をも欺く禁忌の術式。
あらゆる道理の埒外にて、魔術師は泰然と笑む。

インフィニットウィッチ・ドロシー

天地、世界、因果、時間……。
あらゆる楔より解き放たれて、魔女は不敵に笑む。
「言っておくけど、楽勝よ?」

不可能を笑い飛ばし、無限をその手に掴み取る。
誰より自在に、誰より自由に、魔女は己を見せつける。
「さぁ、ちゃっちゃと終わらせましょう!」

ドワーフの工房長

錬金術に大事なのはチャレンジ精神と三つの『る』だ!
一つ目は『入れる』!二つ目は『混ぜる』!
最後の一つは、テメェらの目で確かめろ!

入れる、混ぜる、爆ぜるかぁ……。
――ある錬金術工房の黒焦げになった弟子

バイオレンスゴーレム

ただしゴーレムは、以下の規則を破ると暴走する為注意。
『労働は日中のみ』『毎週休暇を与える』『よく労わる』
『職務を逸脱した命令をしない』『残業はなし』……。
――『誰でもわかるゴーレム運用』、第三章

俺よりいい生活してる……。
――若き魔術師

セブンズフォースソーサラー

効率も計算も必要ありません!
今、ボクが求めているのは心の力!
それが起こす奇跡、ただ一つ!
――伊集院カイ

汝、七つの知恵にて全能に至る者!
出でよ!
セブンズフォースソーサラー
――伊集院カイ

炎の握撃

撫でれば焦げて、掴めば灰に。

炎の握撃

時に取り残されし者どもが、
慈愛を忘れた者どもが……
今こそまほろばの夢と共に
朽ちて消えゆけ……。

アイスストーム

その日、厚着すべきか否かは、魔術師のみぞ知る。

ミスリルゴーレム

狂気の魔術師が創りし巨像。主を失った今も、彼は命令を守り、己が内の魔力を荒れ狂わせる。

やがて巨像は白き壁に道を塞がれる。そこはかつての主が追放された城だった。何も知らぬ巨像はただ静かに腕を振り上げ壁を粉砕した。

次元の魔女・ドロシー

天地を超え、世界を置き去りにする彼女は、ことわりの外に生きる魔女。その手が放つ魔法は、万物を塗り替える。

結界と境界を、距離と次元を、呟き一つで超越する。焔が如き緋色の瞳が見据えしは、何者も知らぬ未来の果て。

キマイラ

軽い気持ちで創ってみたら、凶暴さも餌代も三倍だ。困ったもんだなぁ。―若き錬金術

軽い気持ちで育ててみたら、凶暴さも餌代も四倍だ。一体どこまで大きくなるのかねぇ。―若き錬金術

言霊遣い・ジンジャー

言葉一つで人を呪い、街を呪い、心をも呪い尽くした言霊遣い。彼女の唇が開かれたとき、災いが幕を開ける。

彼女が紡ぐ言葉は、空に溶け込み災厄と変わる。彼女は願う。ささやかな不幸を、密やかな死を、そして、大いなる破滅を―。

ギガントキマイラ

完全なる魔導書。十全に整えた実験。
だが、偶然という名の神によって、
全ては脆くも崩れ去った。
――『必然の終点』、第三章

神が用いる偶然の前では、
人が用意した必然など無価値。
故に我らは神にそうするように、偶然の前にひれ伏した。
――『必然の終点』、第十二章

無貌の魔女

頭蓋の中身を揺さぶるような声。呻き。あるいは歌?
彼女によって、私の悉くが修正される。
そして私は理解した。そうか、魔術の真理とは――。
――薄汚れた紙片

声、呻き、歌の意味が段々と沁み込んでいく。
彼女は私を正しく造り変えてくれた。
嗚呼、私は終わったが、素晴らしい私が始まる――。
――薄汚れた紙片

マナリアの魔導姫・アン

私はこの力を使う――
――皆のために、学院のために。
もう、手加減はしないよ。
本気の私を見せてあげる!

敵なんて怖くない。
怖いのは、皆が傷付いてしまうことだけ。
――だから私は決めたんだ。
私の力で、皆を守る!

真実の狂信者

我が手に真実、汝に虚偽。
排除せよ、真実以外の全てを。
この世界は真実だけで埋まればいい。

理の裏、虚偽を喰らえ。
世界に真実を望むのなら、虚偽を排除すべし。
残ったものこそ、真実と知るべし。

呪いの言霊・ジンジャー

災厄を齎す言霊遣い。恐怖を齎す容姿の魔人。
二人は出会い、言葉を交わし、愛が生まれた。
ここはヴィル・アモール。愛の奇跡に溢れた街。
――『ヴィル・アモールの伝説』、前編、出会いの章

愛を信じられぬ言霊遣い。想いを込めて魔人に告げる。
「あなたの愛が呪いによるものなら、私の前から去って」
魔人はすぐ彼女の元を去り……災厄は囁かれる。
――『ヴィル・アモールの伝説』、前編、別れの章

エレメントシャーマン・ライリー

水の元素――流動。流転。柔和な変転、保全を司る物よ。
ウンディーネの名の下。方角は西。汝、冷たく湿るもの。
安心して、大丈夫。私と……この子が、来たから。

水の元素――流動。流転。柔和な変転、保全を司る物よ。
ウンディーネの名の下。方角は西。汝、冷たく湿るもの。
力づくなの、本当は嫌だけど……この子、怒ってるから。

エーテルゴーレム

「素体に魔素、媒介に鉄を使用。能力は並程度。
だが特筆すべき特徴として、他のゴーレムを使役する。
……そんな能力は与えていないはずだが。失敗作か?」
――ある研究所のメモ

「あれからゴーレムを観察し、気づいた事がある。
彼らは魔素を通じ、言わば……友情を築いているのだ。
……実験しか能のない私より、遥かに人間らしい」
――ある研究所のメモ

グリモアソーサラー

右から襲おうが無駄無意味。私の魔導書舐めるなよ?
左から来ようがコチラが速い。自動術式、抜かりなし。
背面不意打ち?甘い甘い!備え完璧、私は無敵!

まさかそんな愚直な手段で、この私に戦いを挑むとはな。
正面突破……フッ、その発想はなかった。よし、タンマ!
今思い出すから。えー、魔導書なしの魔法は、あー……。

プレデターゴーレム

ショーは終わりだ。
この意味が君に分かるかな?
分からないなら、潰れるだけさ。
――牙倉セイヤ

もう喝采はいらない。勝利だけでいい。
あらゆるものを喰らい尽くせ――
プレデターゴーレム!
――牙倉セイヤ

絶尽の真実・ライオ

偽りの陽で照る者よ、ひた走れ。
意思、希望を、嘯くがいい。繕い、覆え。
塗り潰せ、深奥を。虚栄、虚妄が、底を突くまで。
──では、次なる試練を与えるとしよう。

真実は語った。邁進せよ、騙り続けよと。
人の願い、人の意思など、初めから欺瞞。
故に止めぬ。背中を押す。謀りを強いる。
偽りが尽きた時にこそ、真実は暴かれる。

願望の実現

いつかはいま、訪れた。

ブレードレイン

卓抜した剣の使い手が、剣を手に持つ必要はない。

フレイムデストロイヤー

また一つ、退魔の鎖が弾け飛ぶ。それは、破滅の封印が解ける合図だ。

封印から解き放たれし魔物は、真なる姿を露わにする。その迸る怒りに任せて撒き散らされる炎は、世界の全てを焼き払った。

未知の求道者・クラーク

未知とは、既知の中にも存在する。
この地に足を踏み入れるのは、何時ぶりだろうか。
故きを温め、新しきを知る……今ならば、出来る筈だ。

既知を洗練し、新たな未知を見つけ出す……。
やはり知の探求は、どこまでも奥が深いな。
雫も、やがて石を穿つ……一歩ずつ、進んでみせるさ。

氷塊のゴーレム

弟子が、ゴーレムの練成素材で頭を悩ませていた。
私は奴に『水』を掛け、頬に『一』滴の水を飛ばした。
――師匠の手記

ゴーレムの素材で悩んでいたら、師匠が水を掛けてきた。
『水』と、『一』滴の水……どういう意味だろう?
――師匠の弟子

マナリアの詠唱者・クレイグ

口を大きく開き、腹式呼吸で……魔術は発音が肝心だ。
発声が不明瞭だと、呪文が変わっちまうからな。
だから歌で特訓中なんだ。二度と暴走なんてさせないぜ!

魔法の学舎の片隅で、魔力の淀みが形を成しつつあった。
しかし怪物が産声を上げる直前、恐るべき声が響き渡る。
明瞭な発音に、暗澹たる音階……精神を砕く恐怖の異音。
怪物は滅び去り、学院は人知れず救われた。

クロノウィッチ

勉強だって、クイズだって、
頭を使うものは何だって一番でした。
だけどシャドバは違った。違ったんです。
――伊集院カイ

何度だって挑戦する。何があっても諦めない。
打ちのめされても進むこと!それがボクのシャドバです!
時間よ、巻き戻れ!クロノウィッチ!
――伊集院カイ

陰陽の開祖・クオン

寄りて姦し、忙しなく過ちを侵し、延々と損なう。
露、煙、扇で薙げば消えるを知恵、知識と呼ぶなど。
『クダラネーから、ここで終われば?』。
――我こそ五行。『ザコは消えろ』。

『群れてることがオベンキョーだと?』。
『お前たちが学んだことなんて、何もかもムダなんだ』。
『クダラネーから、ここで終われば?』。
――我こそ五行。『ザコは消えろ』。

鋼鉄の魔獣・レガロア

地を揺らし、雨を降らせ、火を熾し、風を吹かせる。
森羅万象の完全掌握――機械魔術師の目的は達成された。
魔術の基礎たる四属性を、膨大な魔力を以て捻じ曲げる。
魔術と技術の間に生まれた魔獣が、新たなる一歩を刻む。

土精の王冠、水精の腕、炎精の尾、風精の角……
我らは共に在る定め。御すなど蒙昧、無知と知れ。
歪めるか、愚かなる者――我が敵よ。
――元素の大魔術師・アーレイン

開闢の予言者

一番星の下、神は無二たる啓示を与えた。
再三再四と繰り返す人の業に、裁きでなく赦しを与えよ。
彼女は頷き、天に己が五識を捧ぐと誓った。

この世は神が創りたもうた大きな双六。
彼女は七光背負いし小さな駒。
訪れる八災、試練、しかし瞬く導きの九曜星。
全てを越えた旅の果て、彼女は十全なる権能を得る。

次元の超越

天も、地も、世界でさえも…誰一人、何一つ、彼女を縛ることは敵わない。

【シャドウバース】フレーバーテキスト【ウィッチ】其の参

デモンフレイムメイジ

破壊神の胎動が、魔なる者に着火する。

弾ける魔炎が、愚かなる物共の身を焼いた。

結界魔術師

結界さえ構築できれば、何人たりとも私を傷付けることは出来ません。皆さん…少々お待ちを!

お待たせ致しました!今こそ、反撃の時です!立ち上がり、心に勇気を持って進みましょう!

上級アルケミスト

ふぅん…傷が痛むのかい?だったら、この薬を飲めばいいよ。すぐに気分が良くなるさ。

ふふ…感謝なんていらないよ。むしろ、こっちがお礼を言いたいくらいだ。そろそろ誰かに試そうと思っていたところだったからね。

クイーン・メイヴ

クーフーリン…今に見ているがいいわ。アタシを踏みつけた罪、死を持って償わせてやる。さぁ、我が呪術を見るが良いわ!

この呪術は…貴方を捕えて離さない!クーフーリン…私が定めた禁忌を破ったその時に、あなたは命を落とすのよ…うふふふ!

ルーンブレードサモナー

やれやれ、ようやく私の出番だな?ふふ…魔力は十分に蓄えた。無数の剣を操る我が秘術、しかとその目に焼き付けるが良い。

魔法で剣をあやつるなど邪道…か。ふっ…正道であろうと邪道であろうと戦場では勝者こそが正義だ!我が力は全て、勝利の為に!

マーリン

人と魔の血脈を受け継ぐ、呪われた魔術師。偉大なる竜の名を継ぐ賢王に仕え、王の苦難を数々の助言で退け、その運命を導いた。

魔術師は、英雄たちが集う円卓において数多くの預言を告げた。襲い来る苦難と災厄、騎士たちの綾なす未来。白き国に起こる嵐。…そして自らの最期。されど魔術師は立ち向かう。そう、運命に。

水晶の魔撃手

未知に挑みし者にのみ、その水晶は力を与える。

貪欲に学び、貪欲に求めよ。さすれば水晶は輝くだろう。

デュアルウィッチ・レミラミ

私の中にはもう一人の私がいるの。すっごく怖い私が。…だから、酷いことしないでね?

アタシとレミを傷付けるヤツは、神様だって許しゃしない!アタシの可愛いオモチャたち…この旋律で踊りなさい!

タイムレスウィッチ

永遠ってのは退屈なんだろうな。俺が彼女に会った時は、涙が出るくらい欠伸してたぜ。―とある村人

あなたも永遠を生きてみる?って聞かれたから、丁重に断っておいたよ。…欠伸で涙まみれになるのは嫌だからな。―とある村人

天輪のゴーレム

白き魔術師は清らかなる力を用い、祝福されし巨兵を創り出した。主の純粋なる願いを受けて、巨兵は敵を叩き潰し、肉塊へ変えた。

悪しき力を使おうと、聖なる力を使おうと、人形に求めるところは変わらない。命じられるがままに、壊せ、砕け。

見習い魔法剣士

師より授かりし、秘伝の技!食らえ!魔法剣っ!

師より賜りし、秘伝の奥義!お前如きに見切れるものか!

ライトニングランサー

待ちきれぬとばかりに、弾ける紫電
彼女は魔力を研ぎ澄まし、その一瞬を待つ。

疾る紫電、唸る槍先。
閃けば最後、全てを貫く。
その姿、天に閃く雷光が如し。

太陽の踊り手・ロレア

お姉ちゃんほど上手じゃないけど……
私の舞で、あなたをお助けします!

どんな敵でも、私とあなたなら!
……って、お姉ちゃん!
さすがに「ぼっこぼこ」は言いすぎだよ!

笑顔の奇術師・サミー

よってらっしゃい見てらっしゃい!
あのサミーが新たなマジックを覚えて帰ってきたよ!
またまた夢のひと時をプレゼントでぇす!

過酷な世界でも、マジックがあれば笑顔になれる!
私はそう信じてるんだ!
さぁさぁ行くよ、一、二の、三!

月影の魔法使い

月の輝きよ!麗しき闇よ!
我に力を与えたまえ!
月の出る限り、敗北はナイッ!

月光の持つ魔力は無限!
そこから力を受け取る私が無敵!
お前に勝ち目は一つもナイッ!

宿命の語り部・ルーニィ

明日の天気とか、お魚が釣れるかどうかとか。
わたしが気になるのはそれくらいで……。
でも、必要なんですよね。
だったらわたし、占います。この世界の運命を――。

わたしに出来ることは、ただ、視ることだけ。
世界の声を、聞くことだけです。
だから、決めるのはあなたです。
あなたに世界の運命を託します――。

開闢の錬金術師・カリオストロ

カリオストロ、疲れちゃったな……
ねぇねぇ……団長さん、
カリオストロのことおんぶしてほしいなっ☆
ねっ、いいでしょ?お・ね・が・いっ☆

くくく……特別講義の時間だ。
お前に一つ、この世の真理ってやつを教えてやる。
世界で一番カワイイのは……
この天才美少女錬金術師、カリオストロ様だ!

殺戮の魔女・ヴェスパー

己が術を研磨して正法、己が道を究めて正道。
ならば彼女は、外法にて外道。
己以外の全てを殺す、唯一無双、殺戮の魔女。

外法に勝てずして、何が正法か。
外道を阻めずして、何が正道か。
魔術の真髄は過程に非ず、結果にこそ有り。
血で染まった彼女の体躯は、偉大なる魔術師の証。

マナリアの見習い教師・パスカル

聖魔術の教育実習生として参りました、パスカルです。
その、よろしくお願いします。
……え?怒ってるのかって?
いえ、そんな……ごめんなさい。私、表情が硬くて……。

まだ未熟で、愛想もない教師見習いですが……
未来を拓くお手伝いをできたらと思います。
……よ、よろしくね~☆きゃるるん☆
………………あの、笑ってくださっても、いいですよ。

ラブリー★モニカ

ラブリー!キュアリー!ブレイブリー!
マジカルレベル・インフィニット!
魔法提督ラブリー★モニカ!空に代わって指揮を執る!
……ふぅっ!魔法少女も楽ではないな!

人を救うのに、姿や立場など関係ない!
ヴァーレリア空挺団の提督だろうと、魔法少女だろうと、
私が為すべきことはたった一つだ!
さぁ、行くぞ!悪の野望を打ち砕く!

カニカルソーサラー

核による変質の発端は、魔道具開発への活用だった。
現役を退いた老魔術師が、機械杖の補助によって
全盛期の力を取り戻したのだ。
――魔導集会の研究報告書・1

あの機械杖はすごいよ!じいさん、大喜びだった。
魔力が少なくても、機械の動力があれば補える。
もっと大きいものを動かすことも出来るだろうさ。
――機械魔導に関する聞き取り・1

蒼の反逆者・テトラ

私は鋼。ですが、この身に心がある。
この心を奪うと言うのなら……
踏み躙ると言うのなら……
私は世界に、反逆します。

心が無ければ、悲しみもない。
仲間が終わったことを……悼む必要さえない。
だけど、心があるから……
私は、未来のために抗えるのです。

叡智の魔術師・レヴィ

「俺の名を知っているか?」
大魔術師の問いかけに、首を横に振ってはいけない。
「知らないならば教えてやる!」
彼の名前と引き換えに、魔術をその身に受ける事になる。

「俺の名を知っているか?」
大魔術師の問いかけに、首を縦に振ってもいけない。
「ならば、偉大なる研究を手伝うがいい!」
魔術の知識と引き換えに、長い自慢話を聞く事になる。

ポーションウィザード

……人気どころはこの辺になるな。
深緑のポーション。効果は促進。味は激辛。
紫電ポーション。効果は麻痺。味は激辛。

……新作も見ていくか?
群青のポーション。効果は沈静。味は激辛。
夏橙のポーション。効果は強化。味は激辛。

魔導の君臨者

――其は《皇帝》、示すは《権威》。
臣下は土塊。忠実なる使い魔。威厳を以て統率す。
指先一つで動き出し、魔導の王国が築かれる。

――其は支配者、魔力を以て君臨せし者。
魔道具、詠唱、全ては下僕。容易く振るい、修める。
あらゆる魔導は身に宿りて、覇を唱える礎である。

ミラーウィッチ

鏡を用いた魔法にかけて、私の右に出る者はないわ。
もしもいたって、私が左右逆にしてあげるんだから。

実は鏡って左右じゃなくて、奥行きを逆にしてるのよ。
奥の物を手前に出す。私が奥の手を出すようにね?

欲望の観察者・ファウスト

過去。それは欲望の墓標。
求め、渇き、欲した……繰り返しの果てに今がある!
さぁ、求めよ、渇けよ、欲せよ!その欲望が未来を作る!

求めたとて、叶わぬ事もあるだろう。
それがどうした!叶って満ちた欲望など、過去に過ぎん!
求め続けろ、欲し続けろ!それこそが、お前の可能性だ!

ピースキーパー・ヴィンセント

治安を司る《巨人》にして、平穏保つ秩序の支配者。
罪人満ちたるレヴィールに、治安の檻を敷きし者。
深謀遠慮、座して動かず。されど、その名は荒野に轟く。
レヴィールにおける、紛う事なき正義の象徴である。

「治安、正義、ねぇ。ふん、アレがそう見えるか?
まぁ、ある意味ではそうだろうさ。奴は正義の奴隷だ。
治安さえ保てれば――くるみが幾つ砕けようが構うまい」
――カオスルーラー・アイシィレンドリング

サークルウィザード

魔法陣は自由なものです。当てにすべきは己の手のみ。
心が真っすぐなら直線は引ける。定規なんて叩き折ろう!

魔法陣は芸術なのです。型にはまらず、しなやかでこそ。
心が柔軟なら曲線も引ける。コンパスなぞ引き千切ろう!

キマイラマイスター

命の裡には、らせんが二つ。それが、存在の設計図。
本来別個の構造を、ボクの杖で混ぜ繋ぐんだ。
……さて。次は、どの子とどの子を改造《あい》そうか?

命は不完全で未完成。わざとそうされているに違いない。
一と一を掛け合わせ、ボクは未知なるXを創る。
生命の完成こそ、魔術師に与えられた使命なのさ。

禁書庫の番人

古代の魔術書は、魔物や魔獣の類を呼び寄せる。
その為、古より禁書庫は、魔の巣窟と同列視されてきた。

禁書庫の番人を大募集!
低級な魔物を駆除するだけの、簡単なお仕事です☆
日当15000ルピ/若い魔法使いが活躍中です!
――魔法図書館にあった求人広告

マジカルキャット

凡才では生き残れない。
天才では勝ちきれない。
超天才だけが――このシャドバの勝者になれる!
――伊集院カイ

この自信、おごり高ぶりではありません。
これは単なる事実なのです。
超天才の戦略、お見せしますよ。
――伊集院カイ

スクロールウィザード

巻物を広げれば、僕には辿りつけない地平が広がる。
舌を巻け。僕が使う魔術は……僕より凄いぞ。

え、僕のような魔術師になりたいだって?……馬鹿野郎!
それなら長いものに巻かれとけ。僕なんかより巻物だ!

真理の大文豪・ユキシマ

本当に宿の本全部、支配人さんが書いたんだ……。
お眼鏡適ったお客さんに取材してネタ集めて……すごい。
ぼくの本もいつか並ぶのかな?ふふ、今夜も楽しみだな。
――宿泊客・肆千萬弐百拾玖番ノ記憶

対話し、取材し、書き綴り。然し其れでは未だ足りない。
段落、文字、行間に。魂が宿り、やうやく至れるのだ。
書きあがつた時、術は動く。魂を吸ひ、文學に届く。
――真理の大文豪・ユキシマ

工房の錬金術師・ノノ

完璧な魔法薬くらい、私にだって出来るんだから!
確かに私は凡人だけど……でも、だって……!
見てなさいよ!誰の力も借りないで、やりきってみせる!

……完成はしたけど、結局私の知識だけじゃダメだった。
やっぱり天才ってスゴイんだな……。悔しいけど!
でも私だって!いつかスゴイって驚かせてやるんだから!

二重練成

左手で一つ。右手で一つ。命を生み出すのはかくも容易なことだ。

地裂弾

大地が弾け、全てが消し飛ぶ。

ファイアーチェイン

その炎は連鎖する。一度、二度、時には無限に。

ルーンの貫き

将も馬も同時に討ってこそ、一流の魔術師というものよ。

ノヴァフレア

彼女は千の言葉を持つが、その意味は一つだ。

才能の開花

「ルゥの才能がめざめれば、テストなんて余裕ですぅ!」
「……テストまでに目覚めなかったらどうするんですの」
「そしたら補習でめざめるですぅ!」
――ルゥとハンナ

大地の活用

大地とは、壁と屋根のない実験室。

錬金工房

私の錬金術で、お守りしますです!

サモンサークル

「これだけしっかり準備したんだから、
めちゃくちゃすんげぇの出てきてくれよっ!?」
――初級魔術師の男

ライトニングシューター

空に溢れる雷雲が、私に力を与えてくれる!紫電よ、我が指に宿りなさい!

雷光よ!風を裂き、雲を割り、敵を貫け!私が放つ迅雷の矢、見切れなければ黒焦げになるわよ!

旋風の魔術師

その程度の実力でボクに挑むなんてね!ボクの風は全てを切り裂き、吹き上げ、風が風を呼び、どんどん強くなる!果たして君は耐えられるかな!

いつまで地べたに這いつくばっているんだい?そうだ…ボクの風で空に吹っ飛ばしてあげよう!ボクの風の中で、生の終わりを楽しむがいい!大丈夫!痛いのは地面に落ちる一瞬だけさ!

フレイムウィッチ

師匠は最初に、炎の魔法を教えてくれたわ。火力を目で見ながら、自分の魔法をコントロールできるようにするのよ!こんな風に…ねっ!

炎の魔法を操れるようになったら今度は応用よ。その時に風の魔法も学ぶの。炎を風の力で煽り、強力な猛火を生み出すのよ。…ここまで出来たら、ようやく師匠の弟子を名乗る事ができるわ!

エンシェントアルケミスト

錬金術の基礎を築いた才媛。貪欲なまでの知的好奇心が、彼女に偉業を達成させた。

人は彼女を、至高の錬金術師と呼ぶ。彼女の後を追いかける者は数多とあれど、その域に到達する者はまだ現れていない。

グランドガーゴイル

魔術教会に鎮座する、有翼の獣像。その体の一片に到るまで、強い魔力で満ちている。

魔術教会に鎮座する、有翼の獣像。外敵が現れた時、秘められし魔力が解放される。

太陽の巫女・パメラ

アタシの舞でアンタの背中を押してあげる!だからバッチリ勝ちなさいよねっ!

しょーもない敵なんかボッコボコにしてやんなさい!…え?口が悪い?…ごめんなさーい。

ゲイザー

俺はカッコイイ召喚獣が欲しかったんだ。だってのに、なんでこんなコトになったんだよ!―マナリア魔法学院の生徒

仕方なく一緒に過ごしてたら、なんか慣れてきちまったよ。なぁ、知ってるか?こいつって二重なんだぜ!―マナリア魔法学院の生徒

マジカルガール・メルヴィ

プリンセスって、どうやったらなれるのかな?……わからないけど、とりあえず色々ベンキョーしてみちゃおっと!ねぇねぇ、あなたも一緒にどうかなぁ?

いつかプリンセスになったら、素敵な王子様に出逢って、一緒になって、それでそれで……。ふふっ!あー楽しみ!早くなれるといいなぁ!プリンセスにっ♪

幻影使い

「よく出来た幻は、時に本物をも凌駕する。そのことを教えてくれたのは、一人の少女だった」―『幻の魔術』、第二章

「幻にも命があるの、と彼女は言った。指を弾き、終わりを命じるその時まで、幻もまた命を持つのだと」―『幻の魔術』、第四章

ルナルの魔術師・プリス

孤独だって構わない。好きになじって呼んだらいい。……アタシは勝たなきゃならないんだ。それだけのために生きるんだ!

幸せに笑う奴らになんか、絶対負けたりしない!アタシは勝つ。勝ってアタシの優秀さを示すんだ!

オズの大魔女

『魁偉の頭』、『息衝く麗人』、『牙の獣』、『紅蓮』。
呼びたいように呼ぶが良いわ。
私は絶無、わたしは虚構、ワタシは何者でもあって、何者でもない。

揺蕩う虚無を信じるならば、あなたに脳をあげる、心をあげる、勇気をあげる。私は遍く真実に跪き、遍く虚偽を総べるのよ。

暴威のゴーレム

「ゴーレムを捨ててはいけません」
――マナリア魔法学院の立て看板

「ゴーレムを拾ってはいけません」
――マナリア魔法学院の立て看板

マナリアの生徒会長・ハンナ

皆の手本となり、見本となるのがワタクシの役目!
生徒会長として、今日もはりきって参りますわよ!

勉学に励み、体を育めば、きっと未来が広がりますわ!
さぁ皆さん!今日も一日、頑張りましょう!

魔術の始祖・マナリア

人に眼を授けましょう。魔力の流れを視る眼を。
人に耳を授けましょう。魔力の囀りを聞きとる耳を。
そして心を授けましょう。魔力を魔術とする心を――。

我が名に集う者たちよ。
励みなさい、進みなさい。
いつまでも魔術は共にある――。

真実の究明者・ファウスト

物怖じするな、言ってみろ。
お前の内で激しく渦巻く欲望を!
遠慮はいらんさ、愛してやろう!

欲望とは即ち可能性!
人間よ、自己であれ。動物よ、渇望せよ。
さすれば俺が道を示してやろう!

ピースフルサモナー

平和、平穏、平安こそ肝要。
争いなど無益も無益じゃ。
血気盛んな若者よ、この老人の言葉を聞いてはくれんか?

太平の世は未だ遠く、されど目指す価値は有り。
争いのない世界を夢想して何が悪いと言うのじゃ?
聞く耳持たぬ者共よ、ならばその眼に平和を映そう!

オリハルコンゴーレム

必然は常に美しい。
だが、美しさと真理は極めて別だ。
偶然生まれた者が、必然の成果を齎すこともある。
――『ゴーレム学』、第四章

偶然に頼るのは三流。
偶然を排除して二流。
偶然を制御してこそ、魔術は一流の魔術足り得るのだ。
――『ゴーレム学』、第五章

ケンタウロスシャーマン

魔術師の多くは、非常に旺盛な探究心を持つ。
その中には、人間が持つ肉体の脆弱性を問題視し――
――「実践的」な方法で、解決に至る者もいる。

自身が呼び出した魔物と融合し、正気を失う者。
魔物の肉体を完全に制御し、正常な理性を保つ者。
その差は僅かに紙一重の――探究心の差であるという。

マナリアリーダー・ハンナ

生徒会長に再選しました私が、公約いたします!
このマナリアの、素晴らしき学びの環境を……
我々全員の力で、更に磨き上げてみせましょう!
さぁ、皆さん……参りますわよ!

時には教室が吹き飛んだり、
生徒が宙を舞ったりもしますけれど……
それもまた、マナリア魔法学院の良さ。
生徒会長として、次代へ繋ぐべき魅力なのです!

マシンブックソーサラー

核による変質の影響は、新たな最適化を生み出していた。
魔術師も、実践派と理論派に分かれている。
機械生命体は実践の産物だが、理論も完成しつつある。
――魔法結社の研究記録・2

新たな魔法生命。プロダクトは評価に値しますが……
結果に至るロジックもまた、重視されるべきです。
私が、よりロジカルなソリューションを提供しますよ。
――マシンブックソーサラーから機械生命体へ

カオスウィザード

流儀がないのが、私の流儀。
禁術、秘術、なんでもござれさ。
知識に貴賤はないからねぇ。

らしさがないのが、私らしさだ。
禁忌、真理、よりどりみどりさ。
知識に善悪もないからねぇ。

秘蹟の魔女・メディア

無知。
金羊の毛を渡しました。アルゴーの船へ乗り込みました。
愚かな愚かな恋する私、船に揺られてゆらゆらり――。
――それこそが、無知なのでした。

運命。
グラウケ―を焼きましょう。イオルコスを捨てましょう。
哀れな哀れな愛した貴方、私に抱かれてくらくらり――。
――それこそが、運命なのでした。

カースエンチャンタ

――『陰陽道伝来書:在』
まさに廃れし陰陽道へ、担い手なるもの、いでにける。
陰陽のあまねくを知り、やむごとなき式神、招来せり。

――『陰陽道伝来書:前』
あてなるも、いやしきも、式神の前に平伏せん。
陰陽道、ふたたび名を為せり。世に伝わること、ひろし。

氷雪の魔術師

水の元素――流動。流転。柔和な変転、保全を司る物。
保全の性質をより強めれば、氷の元素になる。
……でも、冷やし過ぎには注意。
――エレメントシャーマン・ライリー

世界に満ちる地水火風を、精霊を介して活用する。
最古の魔術である元素魔術は、今や脅かされていた。
鋼の力で現象を捻じ曲げる――機械の者らの手によって。
――元素の術理・1

スウィートマジシャン

甘い物なんて好きじゃないよ。寧ろ嫌いさ、こんなもの。
でもこれが大好きで、寄ってくるあの子やこの子。
それがとっても可愛いくて。さぁ、甘いのはどうだい?

出せば出すほど、寄ってくる。あぁ、楽しい。
たくさん食べて、まん丸太って、まぁ可愛い。
けど魔法のお菓子をそんなに食べて……いいのかな?

アーティストメイジ

彼女は独創的なアーティストだ。いい作品を描く。
ただ性格はよくない。僕が最初に言われた台詞はこうだ。
「あなたの顔、爬虫類みたい」そんなことある?
――魔法絵画の画商

星、城、空飛ぶ魚。幻想的で少女趣味な作風は評判上々。
なのに時々、爬虫類も描く。売れないから止めて欲しい。
どうもその筋の愛好家らしく、要は誉め言葉だった模様。
――魔法絵画の画商

石英の魔女

シトリン、スノー、アメシスト。水晶って多彩なのです。
触媒時の効果もとりどりで、お高いけど奥深なのです。

アメトリンにローズクォーツ。精彩、美麗……うへへぇ。
買っても全部研究費申請。魔法使いサイコーなのですッ!

銀灰の星・アレイスター

杖に触媒、呪文に術式。工程こそが魔術の対価。
……僻目だねぇ。捨てなよ、全部。
等価交換?価って何?砂漠の水は金より重いよ。

価値などなべて移ろうモノ。無から有くらい幾らも出る。
だから何にも要らないよ。意思する事の全ては叶う。
奇蹟?そうだよ。これが『魔術』さ。

猫使いの魔女

撫でて最高吸って至高、これが私の使い魔ちゃんたち!
命令無視して寝てばっかだけど……でもそこが可愛いの!

撫ではそこそこブラシは及第、これが私らの召使いみゃ。
トロくて魔法も下手だけど……まあそこが可愛いのみゃ。
――使い魔の猫たち

プリズムブライト・ジオース

行き端示すは三稜鏡。さ、明日の軌セキは見えたろう?
外れればトウ汰?大丈夫大丈夫。波長や光路は皆違う。
君には君の道があるんだ。オウ歌しなさい、君の人生を。

見えない圧リョクに怖気るかい?君の道は見えてるのに。
セイ常なんて無意味な言葉だ。人生は誰もが屈折する。
苦悩、悩ラン、結構結構。でも曲がり方は皆異なるのさ。
シあわせは曲道の果てに。楽しみなさい、君である事を。

モンスターブック

よく言うじゃろ。真に重要なのは、生きた知識とな。
儂の教えもとっておきの、生きた知識にしておいたぞい!
――老齢の魔術師

知識は時として驕りを生み、己をも喰らう魔物である。
……なーるほど!それくらい口で説明しろやクソ師匠ッ!
――噛み傷だらけの若い魔術師

真実の隠者

我が手に真実、汝に虚偽。
偽りを知れ。偽りを捨てろ。
真実に至れ。虚偽を喰らえ。
理のままに、真実を為せ。

世界が授かり戴いたのは、青き石板。その左方。
記されしは真実なるもの。多くの者が魅入られる。
だが災いが砕けた時、石板もまた砕けて散った。
協会の徒は理を抱いて、積み重ねた書を虚しく焚く。

氷結の魔獣

束の間の夢に似た、瞬く命。
いつか解け行くその時まで、主を護り抜くはずだった。

束の間の夢に似た、瞬く命。
我を失い暴れる姿は、喪った主への慟哭に似ている。

ウーシンマスター・クオン

知の雨などよしなし。我は五行、何処にもあり。
偽り、装ふがえ許さずや?いとおかしや。
『本質?本当?誰が見せるか、クダラネー』。
――真実の試練、『終わらせてやるよ』。

嘘を欠片も持たぬ者など、人とは言えぬ。
しかし其れは在らざる五行。誰彼も知らぬ深奥そのもの。
――真実の試練を越え、ここに福音は齎された。
『バカジャネーの。嘘とは情けだ、もうオセーけど』。

チャクラムウィザード

炎?雷?センスね~。イマの流行りはフリーダムな水!
俺はこの魔法で、魔術師業界の渦中になってやる!

風?土?マジダセ~。イマのトレンドはクールな氷!
……水魔法?もう古くね?天下は回り持ちって言うだろ。

雷雲のアルケミスト

二流三流の諸君と来たら、本質がまるでわかってないね。
雷光、姿から錬るは三流。雷鳴、音から錬れどまだ二流。
一流は一から錬る。つまり雷雲、これこそが魔法!

……ほう、なかなかの魔法だ。一流の一歩手前だね。
褒められて嬉しいかい?残念ながら知らないようだ。
天に座す雷雲は、一番高いものに雷を落とすのさあ!

エレガントウィッチ

何のために魔法を学んだの?ゆったり座ってればいいの。
杖も魔法陣も野暮で面倒。習熟すれば、思うだけよ。

振ったり描いたり卒業なさい。野暮で面倒でしょ。
魔法は楽で最高よ。座ってるだけで生きてけるんだから!

マナリアの双姫・アン&グレア

大切な人たちがいて、想い出が沢山ある場所。
大事な学院を壊させぬため、魔導姫は竜姫へ振り返る。
隣に彼女がいるだけで、負ける気など一つもしないから。
「行こう、グレア!二人でなら、きっと出来る!」

ずっと嫌いだった自分自身を、初めて認められた場所。
大事な学院を壊させぬため、竜姫は魔導姫に続く。
彼女という光の隣で、挫けてなどいられないから。
「勿論だよ、アン。精一杯、一緒にがんばろう!」